2024年度5月定例会レポート【「ファシリテーション」ってなぁに ~ファシリテーターの観察力を高めるには~】中国支部

事業内容 中国支部 2024年5月度定例会
テーマ 「ファシリテーション」ってなぁに ~ファシリテーターの観察力を高めるには~
開催日 2024年5月18日(土)
会 場 合人社ウェンディひと・まちプラザ  広島市まちづくり市民交流プラザ 研修室B
話題提供者 やましん@山田真司 1名
運営担当 めぐりん、ごう 2名
参加者数(会員) 13名
一般・見学者数 2名
概要 (告知文) 「ファシリテーション」ってなんだろう?

「場をつくり・引き出し・深め・まとめる」ファシリテーション??
"つい最近知ったばかりで、まだぜんぜんわからない"
"いろいろ勉強して経験もしたけれど、もうひとつ腑に落ちない"
そんなあなた。2つのキーワードでヒントをつかめるかもしれません。

【キーワード1】『観察』
話し合いに巻き込まれると「場」は見えなくなってしまいます。
ファシリテーターに欠くことのできない'観察者の視点'
少し話し合いの中心から離れて、「場」を見守ってみましょう。
「場」のエッジからあるいは外から何が見えるのか?
そこから多くのものが見えてくるはず。

【キーワード2】『ふりかえり』
流れていく話し合いの中では、一体何が「起こって」いるのかを見抜くのは大変です。ひとりひとりの気づきは断片的なものでも、それをつなぎ合わせることで大きな真実が見えてくるはず。

実際にワークショップを行い、そこで何が「起こった」のか、しっかりと「観察」し「振り返る」ことで、ファシリテーションとは何かを考えます。
2005年の関西フォーラム分科会で初登場して以来、再演を重ねてブラッシュアップしてきた定番プログラム。初心者から上級者まで、それぞれに深い気づきを得られるワークです。
プログラム概要 (1)オープニング
・アイスブレイク:チェックイン(最近の失敗談、今日このワークに来た理由)人間マトリックス

(2)セッション1<テーマ設定>
・話し合いの参加者と観察者を決定
・話し合い実施(テーマ「日頃の会議などコミュニケーションで感じる「悩み」「困ったこと」」)
・各グループに観察者(3名or4名)を置き、話し合いの過程を観察する。

(3)セッション1<振り返り>
・話し合いの参加者->観察者A->観察者B->グループ全体の順で下記の報告し、話し合いを振り返る

(4)振り返りの共有
・振り返りの中でどのような気づきが生まれたかをシェアする。

(5)セッション2<解決策を考える>
・話し合い参加者と観察者交代
・話し合い実施(テーマ「セッション1で出されたテーマについて解決策(Best3)を検討」

(6)セッション2<振り返り>
・セッション1と同様に振り返る

(7)クロージング
・まとめと振り返り( 「振り返りシート」にまとめてもらう)
・グループ振り返り(「振り返りシート」をもとにグループで振り返り)
参加者コメント
(アンケート結果)
・観察すると違う世界が見えますね
・話し合いの進め方についての自分なりのポイントが整理できた気がする
・会議に参加した自分を、他者からフィードバックしてもらうことで、姿勢や態度の振り返りができた
・学びの多い内容でした。
・観察者として外から会議を見ることが出来た事で、「変化点」などの会議の「流れ」があることが理解出来た。
・いろんな方の意見を聞いて、みなさんの意見、考え方が違うので、自分とは違う目線で意見が 聞けたので、良かった。
・議論を観察するのに、相当の距離を取ることにも意味があることがわかったです
運営担当振り返り <担当振り返り>
・短時間で合意形成のワークをすることで、事前準備の重要性を改めて認識することができた。また、観察者として会議の場を離れて盛り上がりを見ましたが、笑いなどがあることが必ずしも盛り上がりではなく、一人ひとりが考えながら会議を進めることも思考を深めるという意味で盛り上がりであると感じました。気づきの多い、定例会でした。
報告作成者 ごう
報告日 2024/7/25
その他特記事項