第1回2007年11月24日 「対立の中に学びあり!」 〜対立解消のファシリテーション〜北海道支部

■日時 :2007年11月24日(土) 13:00〜17:00
■場所 :札幌市生涯学習総合センター ちえりあ2階 中研修室2
■参加者:会員28名、非会員(見学)13名
■担当 :関西支部 堀
■テーマ:
  「対立の中に学びあり!」 〜対立解消のファシリテーション〜

■内容
 1.オープニング
  1)北海道支部設立挨拶(白方支部長)
  2)FAJの概要説明
   ・FAJの活動、定例会の楽しみ方、定例会のテーマなどを紹介
   ・本日のテーマの説明(合意形成のスキル+まちづくりのテーマ)
  3)アイスブレイク
   ・会員は定例会出席回数と酒の強さで、非会員はお誕生日順でライン
    ナップでグループ分け
   ・グループ毎にgood&newでチェックイン。グループ名(北海道と言え
ば?)
    をつけた後、ワークのファシリテーター2名を選ぶ。

 2.ワーク① コンセンサスゲーム
   ・「公園での困った行為」7つを個人でランキングした後で、グループで
    ランキングをするゲーム(40分)。
   ・ビジネスの話し合いは、記述(正誤)問題、功利的(損得)問題が
    主だが、まちづくりは規範的(善悪)問題が主で、その大変さを体験。

 3.ワーク② ロールプレイディベートゲーム
   ・ペット禁止のマンションで犬を飼っている人がいる。でもそれは長年
    黙認されてきた。その苦情を受けたマンションの自治会はどうする?
   ・ペット賛成派/反対派に別れ、論拠のメモをもとにディベートをする。
    ファシリテーターがそれを円満な合意に導く(40分)。
   ・個人(I)の利害がぶつかり合う中から、コミュニティ(We)としての
    コンセンサスをつくる難しさを体験。

 4.クロージング
   1)対立解消のファシリテーションの「極意3ヶ条」をつくる
    ・グランドルールを全員で決める ・会議の目的を全員に理解させる
    ・「強引形成」ではなく「合意形成」を  ・「相場感」を持つ
    ・収束への強い熱意  ・プロセスを確実におさえる
    ・全員の言いたいことを吐き出させる ・たっぷりと話をしてもらう
    ・発言ボリュームを均等に ・共有/発散(吐き出す)が大事
    ・全員が思いを出し切れるステージを用意する ・全体を観て聴く
    ・ホンネを引き出す     ・ゴールへの方向をはずさない
    ・違った視点を作り出すきっかけを与える  ・キーワードを逃さない
    ・感情と事実をわける ・話がずれている時に元に戻す
    ・ポイントをおさえ書き留める ・対立の構図を見える化する
    ・価値観をもとに基準を合意する ・合意と対立を論理的にまとめる
    ・合意できることとできないことを明確に 
  2)全体振り返り(自由討議)
    ・場が最初が硬かったが、だんだんムードがよくなった
    ・家庭内の対立解消でも使えるのか? 等々