2009年度11月度 定例会報告 定例会報告「困ったチャンを考える」北海道支部

FAJ北海道支部 2009年11月度 定例会(第24回)報告

●日  時
平成21年11月7日  13:00〜17:00

●会  場
ちえりあ(札幌市生涯学習センター) 大研修室
札幌市西区宮の沢1条1丁目1番10号(地下鉄宮の沢駅直結)

●参  加
40名(内 非会員5名)

●話題提供者
高田豊さん、庄野二郎さん、白方通隆さん

●コーディネータ
岡山洋一

●テーマ
「ファシリテーション」という概念の認知と一緒に、「困ったチャン」という単語も
世の中に認知され始めている様な気がします。

会議に遅刻する、自分の意見ばかりいう、発言しない、総論賛成・各論反対・・・。

皆さんの近くにもこんな人は少なからず存在するのではないでしょうか?

今回は「困ったチャン」の特徴や行動を徹底的に解剖することにより、現状の問題を解決するヒントを得ると共に、「困ったチャン」の発生するメカニズムにも踏み込んで考えてみたいと思います。

ひょっとすると...あなたも「困ったチャン」かもしれませんよ?

●内  容
【受 付】12:40〜
◆運営委員受付。
【開 会】13:00〜
◆支部長あいさつ(白方)
・本日のご案内・説明、話題提供者紹介など。
◆アイスブレイク&チーム分け(庄野)
犬派/猫派、インドア派/アウトドア派で2分割、最後に血液型で4分割しグループ分け

【ワーク1】13:30〜(庄野)
・困ったチャンってどんな人?
会議(家庭)、職場(近所)、社会どれでもOK、発散モードで沢山挙げる
・困ったチャンのタイプ分け
タイプ別に分類して、名前をつけ、チーム毎のベスト3を決め、チーム毎の発表
「ベスト・オブ・困ったチャン」の決定
・困ったチャンの分類を解説

【ワーク2】14:40〜(高田)
・ベスト・オブ・困ったチャンへの対処方法を考える
ファシリテーターを決め、・ファシリテーター以外に指令書を渡す。
★指令書は、人には見せないこと!
・対処方法検討
グループごとに発表

<休憩>
※泡の会、人数確認

【ワーク3】15:40〜(高田)
・困ったチャン探し
1人ずつにフィードバック
「もし私が困ったチャンだったとしたら、どんな行動でしたか?」と聞いていく
フィードバックには、反論・言い訳せずに「ありがとう」と返す
・振り返り
指令書をオープンにし、どんな気付きがあったかを自由に振り返ってもらう
・発表
話したいグループ、人がいたら挙手してシェア

【事例紹介】16:20〜(高田)
・困ったチャンの事例を紹介
・対処ツールを紹介
ノーミング、コミュニケーションマトリックス

【全体振り返り】16:40〜(高田)

【最後に】16:45〜(高田)
・話題提供者への指令書を公開
「困ったチャンファシリテーター」として、?「放置プレイ」をせよ?無口(口癖
は「困りましたねぇ〜」)?質問には、出来る限り答えない、でも笑顔を絶やさずに

【閉 会】16:50〜(白方)
◆連絡事項・アンケートお願い・分科会(ファシグラボ・アイスブレイク部・クラブ丹頂)の紹介など

【参加者アンケート】(抜粋)
1.定例会に参加して「実践」に結び付けられるような気づきがありましたか?感じたこと、学んだことなどをお書きください。

・「いつも通り」のミッションでした。自分の意外な「裏キャラ」を指摘されてちょっとショック・・・。気をつけたいと思います。人っていろんな面があって、その時々に出るんですねぇ・・・。
・困ったチャンはどこにでもいるので排せずに共に創る考えるをやっていこうと思います。
・人から見てどのように自分が見られているのかをストレートにフィードバックを受けられるすばらしいワークでした。
・今回のプログラムは久々にうなりました。流れそのものにうなってしまいました「うまいっ」。会社に戻っての「会議改善」に気づきを与える大きなヒントになりました。
・実は自分が社内で「困ったチャン」だったことに気付いた。みんなの意見って聞くもんだなぁ。

2.今日の学びをあなたの「実践」にどう活かしますか?ご自由にご意見をお書きください。

・「困ったチャン」はいない。困った行動をする人はいることを意識して会議を行い参加する。
・「普段どおり」の自分を改めて見つめる機会となりました。
・職場で実践したいです。会議で何もしゃべらない人はどうかなと思っていましたが、それを変える努力もしてなかったかな?と感じました。
・職場における会議メンバーは「困ったチャン」だらけなのですが、最後のPPの中にあった「困ったチャンはいない」「人は困った行動をすることがある」という言葉を信じてやっていこうと、また気持が引き締まりました。
・自分の困ったチャン的なところに気付いたので、それを持って帰って直すべきところは直して行きたい。

3.本日の定例会、今後の定例会に向け、ご意見、ご希望等をご自由にお書きください。また、実施してみたいワーク等がありましたらお書きください。

・初参加です。専業主婦にとっては刺激的内容でした。
・意外な展開で、大変楽しめました。ありがとうございました。
・本日はじめて参加させて頂きました。こういう場に居る自分が、今でも信じられません。考えるという事の、相手の状況を観察する等、ファシリテーションのほんの一部を知ったのかなという感じです。
・次回も参加して、この一ヶ月の成果を確認したいと思います。
・タローさんジローさん本当にありがとうございました。

【話題提供者コメント】

◆「困ったチャン」という、やや重たいテーマを楽しく(もちろん、真剣に!)考える良い機会になったと思います。話題提供者も大きな気付きがありました。(高田)
◆今回の定例会実施までの企画・準備はたろーちゃんが主体となり進めました。準備・検討会の場にいて、「この定例会は、たろーちゃんがFAJ北海道支部への置き土産と考えているのかな。」と何度も感じました。それほど、彼は熱心で迫力もありました。さて、定例会を終了しての感想ですが・・・、今回のテーマについて『誰の中にも、もちろん自分の中にも困ったチャンが存在する。』と自覚できれば、コミュニケーションの幅がもっと広がるという気づきを得ました。(庄野)
◆今回の話題提供者の合言葉は「困りましたねぇ」でした。質問を受けても「困りましたねぇ」でお互い顔を見合わせ、受け流す。困ったチャンの話題提供者を演じました。みなさんのロープレを見てとてもたくさんの氣付きがありました。(白方)