2009年度3月度 定例会報告「あなたの想いと皆の想いがファシリタティブに響きあう!」北海道支部

FAJ北海道支部 2009年3月度 定例会(第16回) 報告

●日  時  2009年3月7日(土)  13:00〜17:00
●場  所  ちえりあ(札幌市生涯学習センター) 中研修室2
札幌市西区宮の沢1条1丁目1番10号(地下鉄宮の沢駅直結)
●参  加  40名 (内 非会員11名)
●話題提供者   吉江さん・津村さん・三神さん・白方さん
●コーディネータ 岩崎

●テーマ「あなたの想いと皆の想いがファシリタティブに響きあう!」
〜 ファシリテーションの道具で"発散"から"収束"のプロセスを体験しよう 

 昨年11月のリーダーズインテグレーションを振り返りつつ、「新年度定例会でやりたいこと」や「こんなことをしてみたい、この人を呼んでほしい」ということを、ファシリテーションのさまざまな道具を使って考えてみます。
「はじめの一歩」の方でもそうでない方でも参加できるように、基本のスキルと応用スキルとを盛り込み、皆で新年度の定例会の「ワクワクするようなアウトプット」を創り出すワークショップです。


●内  容
【受 付】12:40〜
◆運営委員受付。

【開 会】13:00〜
◆支部長 御挨拶  (白方)
・本日のご案内・説明、話題提供者紹介の後、5月東京フォーラムの説明。
・「定例会、イベント、フォーラムの違い」、「年会費の使い方」等について説明。

【アイスブレイク】13:20〜(吉江)
◆生年月日(年は問わない)の順に1列に並ぶ。ただし、声を出さずにノンバーバルでコミを図る。
(経験の度合いによって、2列に並ぶ。)
◆グループ分け 
◆チェックイン
グループ内で自己紹介を行う。

【ワーク1】13:40〜 (三神)
◆構造化ワーク(アイデア出し"発散"と絞り込み"収束" 第一段階)
「新年度の定例会でこれをやってみたい、この人を呼んでほしいetc.」のお題で
マトリックスを活用して発散から収束へのプロセスを体験する。
「軸決め」は、各グループにお任せ。(前月の堀さんの定例会で学んだ「切り口」の復習を兼ねて。)

<ここで気分転換>
各グループのワークの雰囲気がやや硬かったため、ここでアイスブレイク第2弾。
グループごとに全員が、「実は私××なのです。なぜなら△△だからです。」を発表。

 中華料理店の料理人がいたり、超早起きの人がいたり...、思わず「へぇ〜!」と
びっくりするような面が露になり、大盛り上がり! ここで一気に氷が溶けました〜!


場の雰囲気がばっちりになったところで、ワーク1を続行。どのグループもさまざまな意見がてんこ盛り。

<休憩>

【ワーク2】14:50〜 (津村)
◆合意形成のワーク(コンテクストの3つのPによる合意形成)
ワーク1で絞り込まれた複数のアイデアを合意形成により、最終的に1つに絞り込む。

「何が一番心に響いているか?」をキーワードにして、「議論」による最終絞込みで、最終段階の収束を図る。
最終的に絞り込まれた1つのアイデアについて、A3用紙に簡単にアクションプランを記載して発表する。


【全体振り返り】16:30〜 (白方)
グループごとに振り返りをした後、参加した皆さんの中から、何人かに本日の振り返りのコメントを発表してもらう。

【話題提供者コメント】
◆「場の空氣を読んで、よりファシリタティブに状況に介入する」
今回は実際の現場でも起きる状況で、いかにアイスブレイクが
威力を身をもっているかをとても良く体験出来ました。
場のエネルギーの変化が手に取るように感じられました。 (白方)


◆進行する役割として、リードが強いと参加者に「やらされ感」が出てしまう。
リードが弱いと全体の求心力がなくなってしまう。
「匙加減」を掴むには、場数を踏むしかありませんね。
他にもいろいろ、また勉強になりました。 (三神)

◆「失敗から学ぶ!!」、定例会は参加者のみならず話題提供者に
とっても大変貴重な場であるとつくづく思いました。場の状況を踏まえ、
臨機応変に対応することは実際の現場でも大変重要なことだと感じました。
ワークで出てきたアクションプランがぜひ実現できると良いですね。 (津村)

◆年度末定例会で、初参加の皆様も一緒になり、新年度案を出していだだき
ありがとうございました。場をつくりながら進行する醍醐味を味わうことができました。
毎回多人数の参加者になり、時間管理の点でなかなか難しくなりましたが、
参加者の皆様全員からのふりかえりを共有できたら、
最後に大きな「響き合い」と「響き愛」を感じて終了できたかと思います。

 (吉江)