2010年度1月度 定例会報告「メンバーーひとりが輝くリーダーシップ」北海道支部

FAJ 北海道支部2010年1月度定例会報告


●日時2010年1月9日(土) 13:00〜17:00
●場所ちえりあ(札幌市生涯学習センター)
札幌市西区宮の沢1条1丁目1番10号
●参加43名(内非会員4名)
●話題提供者野呂瀬崇彦さん
●コーディネーター岩崎真寿美
●テーマ「メンバー⼀⼈ひとりが輝くリーダーシップ」


【受付開始】12:50〜
【開会】13:00〜


◆支部長挨拶(白方さん)
〜本日の案内・説明・話題提供者の紹介
◆自己紹介、アイスブレイク


「お正月はこんな風に過ごしました。」を加えて自己紹介した後は、「リーダーとは○○である。」をテーマにグループ内で5分間ブレストを行う。リーダーとは「ビジョンを示す人」「壁」「ムードメーカー」「孤独」「わがまま」「大胆かつ緻密」等々、各グループで16〜33 個の「リーダーとは○○。」の考えが出た。


◆グループワーク① 「バケツの水」

課題「10 ?の水を、30 分で用意してください。」
各自にこの課題に関連した情報を含んだカードが配布され、そのカードに書かれた情報は自分の頭の中にあると考え、カードは他のメンバーに見せたり手渡したりすることができない状況の中で、ファシリテーショングラフィックを使いながら情報を整理していった。「A とB の瓶があるらしい。」「化学反応する液体が入っているらしい。」
等々情報が錯綜し、刻一刻とタイムオーバーが近づいてくる中、正解を探り当てたグループも、迷宮にはまったグループもあり、大盛り上がりを見せた。
野呂瀬さんより解答が発表された後、振り返りシートに記入してグループごとにシェア。その後再度野呂瀬さんから、グループの力を機能させる「シェアードリーダシップ」についてレクチャーがあり、さらにグループ内で「チームとしてのリーダーシップを高めるためのファシリテーターの役割とは?」で10 分間意見交換した。


【休憩】15:05〜15:15

◆グループワーク② 「よろず商事の問題点」


2つのグループは観察者として、野呂瀬さんよりミッションペーパーを渡され、残り5グループがよろず商事の問題点の解決に向けた話合いをするのを、話し合いの輪に入らず、あたかも居ないようにふるまって観察する(フィッシュボール)。残り5グループのリーダーには課題シートが手渡され、そのグループのメンバーにはよろず商事の社員にインタビューした情報が記入されたカードが複数枚手渡されている。ワーク?と時と同様、カードは他のメンバーに見せたり手渡したりすることができない状況で問題点の整理に向けた話し合いがスタートした。
その後、振り返りシートに記入して、グループ内でシェア。次に観察者も入り「ファシリテーターの役割とリーダーシップの機能について気づいたこと。」を含め、拡大シェアを実施した。


◆全体の振り返り・質疑応答


【閉会16:50〜 (白方さん)】

本日の定例会の振り返りとアンケートの記載依頼。各部の報告・連絡


【話題提供者野呂瀬崇彦さんからのコメント】

参加者の皆さんたちは、既に場づくり、関係づくりができているためワークに入りやすかったです。
「シェアードリーダーシップ」に関しても新鮮さを感じて受け入れられたようで、参加した皆さんに価値を感じていただけたという印象を受けました。
また、今回は「フィッシュボール」という、メタな見方を体験してもらい、普段にも活かせる視点を提供できて、良かったと感じています。


【参加者アンケート(抜粋)】
・社内会議では「結論」ありきで考えているが、やっぱり話し合って分かりあうことの大切さを感じた。これからは「話し合う」ことを実践したい。
・内容もさることながら、野呂瀬さんの声のトーンや話し方、スピード等も参考になった。
・リーダーの機能を意識した行動をとるぞ! 久々に参加して「知的シャワー」を浴びました。
・グランドルールの大切さを再認識しました。
・今までは話し合いの内容は意識しても、話し合い方まで意識していなかったので、今日は新たな境地に立った気がします・
・普段自分がチームの中でどのような「リーダーシップ」をとっているのか、自分の傾向がわかりました。
・「チーム全体のリーダーシップ」の感覚が理解できたので、個人の特性を場に引っ張り出せるよう、すぐに会社の会議で使います。
・今日も楽しく学びました。満足、満足!
・4時間、あっという間だった〜!