2010年度10月度 定例会報告「ボランティア、NPO、ファシリテーション」北海道支部

FAJ 北海度支部2010 年10 月度定例会報告

●日時2010 年10 月2 日(土) 13:00〜17:00
●場所ちえりあ(札幌市生涯学習センター)
札幌市西区宮の沢1 条1 丁目1 番10 号
●参加25 名(内非会員3 名)
●話題提供者徳田太郎さん、遠藤智栄さん
●コーディネーター加瀬史代、酒井麻里
●テーマ「ボランティア、NPO、ファシリテーション」
〜<わたし>のちからを<わたしたち>のちからへ〜
●告知内容北海道支部をはじめとする各地の運営委員・専門委員は、ボランティアで「日本ファシリテーション協会」の活動をしています。


では、ボランティアとは何でしょうか?
言うまでもありませんが、「日本ファシリテーション協会」はNPO 法人です。
では、NPO とは何でしょうか?
そして、私たちは、ファシリテーションというキーワードを通じて「日本ファシリテーション協会」という場に集っています。
では、ファシリテーションには、どんな可能性があるのでしょうか?
ボランティア、NPO、ファシリテーション。
これらの結節点にいる私たちには、何ができるのでしょうか?
「茨城NPO センター・コモンズ」でNPO 支援にも携わる本会の現会長徳田太郎さんと、理事(仙台サロン)の遠藤智栄さんがタッグを組んだ<おもい>を<かたち>にするためのアイディアが満載のワークショップが、皆さんをファシリテーションの新しい地平に誘います!
新しい知見を得る場として「日本ファシリテーション協会」の将来を占う場として、ご期待ください。


【受付時間】12:40〜


【開会】13:00〜

◆支部長挨拶(さくらさん)
・本日の案内・説明・話題提供者の紹介

◆ワーク① 遠藤智栄さん担当(配布資料と紙ポイントを使用)
1. ボランティアの語源について解説
① 「voluntas(ウォルンタース)」・・・「自発的にする」
② 「自発的」とは
③英語の助詞では
④ ボランティアは「個人」を指している。
2. ボランティアが社会において果たす役割について解説とグループ内で意見交換
① 「公」と「私」
② 「ひらく」ということ〜わたしの思いはみんなの願いかもしれない
③ 開かれたものが共感で「つながる」ことによって変わる社会
④ ボランティアは地域課題の第一発見者、定点測定者〜社会における火災報知器
⑤ ボランティアは「自発的( ヤル気)」、「社会性( 世直し)」、「無償性( 手弁当)」

◆ワーク? 徳田太郎さん担当(配布資料と紙ポイントを使用)
1.NPO の性格について解説とグループ内で意見交換
①「民間非営利組織」とは
②民間非営利組織の中での「NPO」の位置づけとは
③ 「ボランティア団体」と「NPO 法人」の違いとは
2.NPO が社会において果たす役割について解説とグループ内で意見交換
①「官」とは異なったやりかたで
②「公益」を担うことで
③「市民社会」をつくろう
3. 事例紹介
① 特定非営利活動法人自殺対策支援センター・ライフリンク
② 特定非営利活動帆人アザサ基金
③ 特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会

◆ワーク③ 未来新聞つくり(グループワーク)
・ファシリテーション協会の活動が未来新聞の1 面に出たことを想定して、新聞つくりを行なう。
・作成後、他のグループの新聞を全員で見てまわる。

◆全体振り返り
・本日のワークの振り返りと徳田太郎さん・遠藤智栄さんに質疑・応答


【閉会】16;50〜
・本日の定例会の振り返りとアンケートの記載依頼、報告・連絡
【徳田太郎さん・遠藤智栄さんからのコメント】
北海道支部のみなさんとFAJ 活動の基本を楽しく考えることができました。
ありがとうございました。後半の新聞づくりは今後に活用できそうなものもあり、可能性を感じこれからがますます楽しみです。これからも積み重ねを大事にしたいです♪
【参加者アンケート(抜粋)】
・いつもの定例会と違う形で新鮮味がありました。会員ではありますが、ボランティアやNPOのこと良くわかっておらず、勉強になりました。こういうレクチャーベースも面白かったです。家族にNPO の内容を説明できます。
・NPO とは何かが良くわかった。もっとファシリテーションには広がりも可能性おあることがわかった。いろいろな現場で"開く"ことを実践したい。
・新聞作成において作成プロセスの重要性を学びました。積極的な意見交換が印象に残っているので、その部分をできるようになりたいです。