2010年度6月度 定例会報告「輪っ!和っ!わっ!群読DEチームビルディング!!」北海道支部

FAJ 北海道支部2010 年6月度定例会報告


●日時2010 年6月5日(土) 13:00〜17:00
●場所北翔大学北方圏学術情報センター「ポルト」8階大会議室
札幌市中央区南1条西22丁目1番1 号
●参加40名(内非会員6名)
●話題提供者『かときょんとソーダ合唱団(すぎちゃん、うどん、オージー、岡山)』
〜 加藤恭子、岡山深雪、畠山直久、丸山宏昌、岡山洋一(FAJ北海道支部会員)
●コーディネーター津村則安
●テーマ「輪っ!和っ!わっ!群読DEチームビルディング!!」


さて、「群読(ぐんどく)」聞き慣れない言葉ですよね。一般的なイメージとしては、卒業式の呼びかけでしょうか。しかし!今回、話題提供させていただく「群読」は一味、二味、違います。それを、手短に説明することは大変難しい・・・そうですね、合唱のような、演劇のような・・・。そして、体験し終わったあとに何かが生まれます。声を出し、仲間と合わせ、重ねることの心地よさ、そして、表現することを存分に楽しみましょう。
「輪っ!(みんなで)、和っ!(楽しく)、わっ!(感動体験)」


【受付開始】12:40〜

【開会】13:00〜
◆開会挨拶(篠原事務局長)
〜本日の案内・説明・話題提供者の紹介
【オープニング】13:10〜13:50
◆かときょんとソーダ合唱団による群読の実践
・前方に映し出されたそうだ村の村長さんの歌詞をもとに、かときょんさんのリードでソーダ合唱団が試行錯誤を繰り返しながら参加者に"群読"を披露。
◆郡読の解説
・かときょんさんより"群読"の意義、実際の活用事例等の解説が行われる。
・また、「声のものさし」の解説を行う。
0頭の中で
1自分にだけ
2グループで
3教室で
4体育館で
5グラウンドで
◆参加者による群読体験
・参加者による群読体験を実施。最初はとまどい、恥ずかしさがありながらもみんなでそうだ村の村長さんの歌詞を役割を分担して一緒に読み上げる。

【チームによる群読チーム練習】14:10〜15:20
・8つのお題(物語、詩など)が示され、その中から各自興味のあるお題に集合し、自由にチームを編成。全部で5つのチームにわかれて、"群読"発表を行うための練習を行う。「寿限無」「シェイミー」「あひるの物語」「むかしむかしのおかしな話」

【各チーム発表会】15:30〜15:50
・各チームによる群読大発表会が行われる。各チームの発表終了ごとに他チームからのフィードバックを受ける。

【全員による群読】15:50〜16:10
・会場全体が一体感に溢れた中、最後に「祭りだわっしょい」の歌詞を全員で群読。

【全体の振り返り】16:10〜16:40
・本日のワークの振り返りと質疑・応答

【閉会】16:50〜 (コーディネーターより)
・本日の定例会のアンケートの記載依頼。各部からの報告・連絡

【話題提供者のコメント】

(かときょんさん)
話題提供のお話をいただいたときに、ふわっと浮かんだ「輪っ!和っ!わっ!」というテーマ。教師である私にとって、群読は子どもたちに表現することのおもしろさ、人とつながる心地よさ、一人一人の持ち味が生かされるチームというものを教えるワークです。それにしても、参加者のみなさんの役者ぶり、チームワークぶりにびっくり。どの発表もすばらしかったですね。
感動しました。また、みんなで「群読」しましょう!

(オージー)
群読は工夫して声を合わせる。工夫すると個人個人が活躍する。
個人個人の活躍が尊重されると、ある時からグループがチームに変わる。
そんなダイナミックな空気感を感じる事が出来るのが群読だと思いました。

(岡山さん)
北海道支部での初めての群読でした。始まるまでは、何が行われるのか不安そうだった参加者の皆さまも、すぐにワークに入ると打ち解け、群読を通してチームになっていくのが分かりました。最後の振り返りでも、チームとは何か、チームワークに必要なことは何か、いろいろな意見を出していただきました。参加者の皆さんにも群読の楽しさが伝ったのではないかと思います。
ありがとうございました。

(すぎさん)
ソーダ合唱団の紅一点(かときょんは先生だから)として、華を添えることができたと自負しております(笑)
すこしばかり、練習不足気味ではありましたが、そこは愛嬌で。
2 回目の群読でしたが、大人数での迫力は感動的でした。
みなさんの芸達者ぶり。まだまだ負けられないなあと奮起しております。
第2 弾ぜひやりたいです。

【参加者アンケート(抜粋)】
・とにかくスッキリしました。声を出すのはいいですね。皆で「合わせる」のも楽しい。
・チームのことを改めて考えることができました。人と人とのつながり(相手の声をきく)の中で、自分を意識し、何かをつくりあげていくこと。深いです。
・いつもとは違った切り口のチームビルディング、楽しかったです。リズムに乗り繰り返す、ソロ⇒グループ⇒全体へと和が広がり、人と人の和(チーム)が出来あがっていく様を経験できました。
・チームになる時が見えました。楽しかったです。
・共通目的、役割、全体把握⇒チームoneforAll. Allforone.
・チームには共通点がある事、チームの中央に火が灯る事・・・多くの学びがありました。
・素直に「チーム」って面白いと思いました。役割を果たす、目標に向かうetc・・・
沢山のエッセンスを見つけました。初めて、群読をしてみて「チームの中の自分の存在」を強く感じました。
・群読を職場で活かしたいと思います。作り上げていくグループの進行がとてもよかった。
・チーム医療、チーム援助、身近なところで良く聞く言葉で、必要とされている「チーム」を群読を通して考えることができました。