2010年度7月度 定例会報告「元気になる会議の作り方」北海道支部

FAJ 北海道支部2010 年7 月度定例会報告

●日時2010 年7 月3日(土) 13:00〜17:00
●場所北翔大学北方圏学術情報センター「ポルト」8階大会議室
札幌市中央区南1条西22丁目1番1 号
●参加40名(内非会員5名)
●話題提供者ちょんせいこさん
●コーディネーター窪田克彦(サブ丸山宏昌)※当日は丸山が担当。
●テーマ「元気になる会議の作り方」


もっと現場でファシリテーションを実践していきたい。
定例会での学びをもっと現場に繋げたい。
会員の皆さんのそんな思いに応えるため
参加したみなさんが現場のリアルな課題を解決できる
実践的なファシリテーション術を学ぶ。
目玉は、「ホワイトボード・ミーティング」

★ホワイトボード・ミーティングとは、話題提供者のちょんせいこさんが提唱するファシリテーションスキル。
参加者のつぶやきをひろい、可視化しながら、意見がサクサク出る現場を作るためのスキルを身につけましょう。


【開会】13:00〜
◆支部長挨拶(さくら)
〜本日の案内・説明・話題提供者の紹介
◆ちょんさん自己紹介、ファシリテーション基礎理解
1.自分らしく生きる〜「心の体力」を温めて本来の力を発揮して生きる
2.集団の中で自分らしく生きるためには〜一方の利益はもう一方の不利益
3.ファシリテーションは集団運営スキル
〜良好なコミュニケーションを起こしながらファシリテートする


【アイスブレイク】
◆モチベーションチェック
今の気持ちをポーズで表す。左手は腰に、右手は親指を立ててこぶしをつくる。親指の
向きは真上?真横?下向き?下向きの気持ちままったくOK!そこからスタート。

◆じゃんけん大会
ちょんさんが出した手に勝ったり負けたりしながら体験での学びに気づく。
体験で学んだ事は体験で学び直すことで自分を変えていく。
気づきを持って自分を変える。
◆ペア・コミュニケーション
隣の列の方とペアになり、出されたテーマについてペアで聴き合う。
上手に話すことよりも、上手に聴き合うことにシフトしたコミュニケーションの
トレーニング。テーマ:「朝ご飯のメニュー」etc。
◆私のファシリテーター度チェック
①時間を守る(始)→(終)
②目的を文字で共有
③会場デザイン
④記録の共有


【説明】
◆ホワイトボードミーティング
「問いの立て方」「引き出し方」
・オープンクエスチョンでイメージを共有する。
「〜と言うと?」「〜具体的には?」「〜イメージは?」「〜他には?」
・情報を共有してから課題を見つけ出す。
・経験値、暗黙知を標準化していく。
【ワーク】
◆ホワイトボードミーティング練習?
【プレゼント企画を考える】
〜オージー(当日コーディネーター)の幸せ度を「+1」アップするための
企画を考える〜
・収束:予算を決めて、「+1アップ」する実現可能な規格への落とし込み
・活用:「プレゼントに添えるメッセージ」を出して、目的や意義を共有
◆ホワイトボードミーティング練習?
【互いの情報共有を進める】
〜参加メンバーでお互いの仕事の情報を共有〜
・発散:ファシリテーター役が好意的な関心の態度で、仕事の状況を聴く
・収束:今、困ってることは何?
・活用:どうしたら良いか、アイデアを募集する
◆ホワイトボードミーティング練習?


【経験値と暗黙値の共有】
〜夏祭り企画に必要な作業、物品、人員等を出し、1 つのチームとして

業務に取り組む具体的なマニュアルを作る〜
・収束:右側に時系列の軸を置き、発散した意見を振り分けていく。
・活用:番号をチェックボックスをつけて、進捗状況を可視化して共有。


【全体の振り返り】
本日のワークの振り返りと質疑・応答


【閉会】16:50〜 (さくら)
本日の定例会のアンケートの記載依頼。各部の報告・連絡


【話題提供者のコメント】
ちょんせいこさん
『深い緑と広い道』
北海道支部、定例会に参加して。
昨年の関西支部イベント終了後の泡の会で、白方さんにお声がけいただき、今回、初めて北海道支部の定例会におじゃましました。「超」大阪弁の私を、温かく迎えてくださったみなさまに、感謝いたします。
現場のリアルな課題を解決する会議の進行方法として、「ホワイトボード・ミーティング」をみなさまに体験していただきました。参加者はビジネス系の方が多いと伺っていましたが、一言でビジネス系とはくくれないほど、多様な領域からご参加いただき、一番、最初のアクティビティでは、全員のお仕事と課題が、会場全体にグルっと可視化されました。
心の体力をしっかりと温めながら、意見を可視化しつつ切り分けて、課題改善を進める。
今回の経験を少しでも、みなさまの現場で活かしていただけたら嬉しいです。まずは、超スモールステップから。また、お会いできることを楽しみにしています!


【参加者アンケート(抜粋)】
・ホワイトボードを使って、工程計画まで持っていける技術には新しい気づきがあった。
非常に参考になった。会社に持ち帰って実践したい。
・ホワイトボードを家に備えておこうと思う。WB の存在、もつ力の大きさを実感できた。
・ちょっとしたことなのに、効果絶大なヒントがいくつもありました。活用させて頂きま
す。遠くからありがとうございました。
・『心の体力』という考え方がとても印象に残りました。