2011年2月度 定例会報告「ニーズから始まるプロセスデザイン〜〜あなたの悩みをコミュネーレ!」北海道支部

FAJ北海道支部 2011年2月 定例会報告

●日  時  2011年2月5日(土)  13:00〜17:00
●場  所  ぽると(北方圏学術情報センター) 6F会議室B
札幌市中央区南1条西22丁目1番1号
●参  加  28名 (内 非会員2名)
●話題提供者 加留部貴行さん(FAJフェロー)
●お題(お悩み)提供者 もっくん(FAJ北海道支部)
●コーディネーター  とこ(田中敏彦)
●テーマ 「ニーズから始まるプロセスデザイン〜アナタの悩みをコミュネーレ!」
『アナタ、悩んでいませんか?』を問いとして、今回は、自分自身の現場のお悩みに、参加者全員で相談に乗るコンセプトで実施しました。お悩み解決に至るプロセスの検証と、次の一手となるプロセスをデザインしてみようというワークをしました。

<事前>
☆ 定例会告知MLにて、「お悩み」を募集。
☆ 応募のなかから北海道支部もっくんのお題「組織内の消防体制を構築する手法の開発」を取り上げ、お悩みを皆で解決することにしました。

【開会】13:00〜
◆支部長挨拶(さくら)
〜本日の案内・説明・話題提供者の紹介

【ワーク①】13:10〜14:20
6名4島
◆加留部さん自己紹介、「プロセスデザイン」基礎解説
「コミュネーレ」について説明
◆もっくんのお悩み告白
<資料>をもとに、現在の状況と悩みを説明
◆質疑(Q&A)
・解決のアイディアそのものを出すのではなくアイディアを出すプロセスを考えること。
・[自分たち]のプロセスを出すこと。
を、前提に、お題提供者に対し質疑を実施。(実際の活動・組織の内容、実態など)
参加者全員でお悩み情報の共有と、本日のゴールを確認した。

【休憩】
【ワーク?】14:30〜15:30
◆各グループで議論し「実際のプロセス」を考える。
成果物、発表の為のグラフィックは特に求めず「グループワークで行き着いたところ」を共有し振り返り、到ったプロセスを考えた。
【休憩】
【各グループ振返り】15:40〜16:00
【振返りつつ 意図開き】16:00〜16:25
(他人事)==========⇒自分事
当事者の悩み
現実←――――――――――――――→理想
支えるプロセス

【全体振返り】16:25〜16:35
【閉会】16:35〜 
本日の定例会のアンケートの記載依頼。次回の連絡。フォーラム案内

《話題提供者のコメント》
加留部さん
すっきりしないワークショップを楽しんでいただけましたか。
「悩む」ことは「考え始める」ことなのです。

《参加者アンケート(抜粋)》
○ プロセスとは何かを改めて考えさせられました。プロセスの難しさを知りました。
○ プロセスとは何かというモヤモヤ感が残りました。
○ 基本に立ち返ること。成果を急がないことを感じました。
○ 解決策だけを急ぐのではなく、プロセスを皆で考えて行こうと思います。
○ ニーズを明確にすることから始まることが参考になりました。
○ 自分の職場の人たちが「自分事」として考えられるプロセスデザインをして活用していきたい。
○ 敢えてモヤモヤ感の残るワークショップを実践したい。
○ プロセスは単なる段取りではなく、当事者を巻き込む過程でもあることが判った。普段は一人プロセスデザインだったなあと思った。

以上