2011年5月度 定例会報告『ファシリテーションってなに?』北海道支部

【開催概要】
・日時:平成23年5月7日(土)13:00〜17:00
・場所:ポルト(北方圏学術情報センター)8階大会議室
・テーマ:ファシリテーションってなに?
〜ファシリテーションについて、あらためて考えてみませんか?〜
・話題提供者:岡山洋一さん(FAJ会員・北海道支部)
・参加者:47名(内、会員35名)

【内容】
1.グループ分け
・Facilitation という言葉を知った時期を使ってチーム分け
−2003年という方から、今日(!)という方まで

2.自己紹介
・「Facilitationとわたし」というテーマで

3.語源と、それぞれの単語が生まれた年の紹介
・Facilitate:1611年、語源はフランス語(元はラテン語)らしい
・Facilitation:1619年
・Facilitator:1825年
・Facilitative:1864年

4.どこにファシリテーションがあるだろう?
・各チームでファシリテーションが存在するもの・ことなどについてポストイット
で整理
⇒「会議」「まちづくり」などに加えて「合コン」「お祭り」「お見合い」など多様な意見が

5.そこでファシリテーターは何をしているだろう?
・先ほど話した内容を基に、そこでファシリテーターは何をしているかを整理
⇒「場をつくる」「笑いを取る」「信頼する」「何もしない」...など意見多数

6.ファシリタティブなこと、ファシリタティブでないことってなんだろう?
・模造紙の真ん中に線を引き、各チームで整理
⇒「二つを分けるもの...皆さんの線はなんですか?」との岡山さんの問いかけに
一同「うーん...」とうなり、さらに議論が深まりました。

7.ファシリテーションについて話してみたいこと
・A4用紙に自分の話したいテーマを書き、気になる人達でチーム編成し、対話を深めました。


【話題提供者コメント】
ファシリテーションとは何かについて、参加者の皆様にいろいろと考えていただく定
例会でした。どのような場でファシリテーションが見られるのか、そこでファシリ
テーターは何をしているのか、ファシリテーションとそうではないものを分けるもの
は何かなど、視点を変えて考えました。

連休中の開催にもかかわらず、参加していただいた方には感謝です。
初めて参加される方も多くいらっしゃいましたが、グループの中で楽しんで
話し合いをしているのが印象的でした。発表を聞いていても、各グループが深く
ファシリテーションのついて考えられたのだなと思いました。私自身もいままで
気が付いていなかったことに気付きました。ファシリテーションの奥深さを
感じた定例会でした。

【アンケート内容(抜粋)】
・ファシリテーターとしての姿勢を考え直すきっかけになった
・改めて、「場」の大切さを感じた
・岡山さんの何気ない一言になごんだ
・ファシリテーションって、スキルとかマインドだけでなく「生き方」だと感じた

など