2011年8月度 定例会報告「ビギナーズ・マインド再発見!」北海道支部

FAJ北海道支部 2011年8月度 定例会報告

●日  時     2011年8月6日(土)
●場  所     大通公園ビル 9F 会議室
●参加者     35名(うち 非会員 4名)
●話題提供者   池田隆年(FAJフェロー)
●コーディネーター  ひろみ(山口博美)
●テーマ       ビギナーズ・マインド再発見!
●開催趣旨
(案内文より)
「ファシリテーション」というものを知って勉強し始めた頃の気持ちって、みなさんは覚えていますか? 私はつい昨日のように思い出せます。
実は、その頃から進歩していないということもありますが、いつでもビギナーでいたいという気持ちも捨てがたいと思うからです。ところが、ビギナーでい続けるということも大変かもしれない、と思い始めました。今回は、みなさんと一緒に「いつでもどこでも新鮮な気持ちでファシる姿勢」を考えてみたいと思います。

【開会】13:00〜
◆副支部長挨拶(まり)
〜本日の案内・グランドルール説明・話題提供者の紹介
【ワーク】13:05〜
◆池田さん 自己紹介
・2011北海道フォーラムでの気づき
・FAJ設立の過程
・「なんとなく社会系」での活動の様子
・ビギナーとしての体験、ファシリテーションとの出会い

◆ワークの概要説明
◆人形の使い方を説明
◆人形を使って、グループ内で自己紹介
・人形に、自分の本音(ビギナー)を語らせる

◆レクチャー「ビギナーとは」
・参加者として居心地が悪いと思うのはどんな時なのか?・・・できていない感、誘導された感
・自分がファシリテーターとして、「ビギナー」とはどういう状態なのか?
・いつでも新鮮な「問い」を持ち続けているか?
◆フォトランケージ

・写真の中から今の気持ちにぴったりの写真を選ぶ・・・「現状の自分」
・写真の中から自分のありたい姿の写真を選ぶ・・・「将来のファシリテーターとしての自分」
・各グループから1名ずつ発表、「将来のファシリテーター」ででたキーワードを共有する
◆休憩
◆ジョーンズワーク
・コーヒーのCMに登場する宇宙人ジョーンズが本国に報告するという場面設定で、自分はどういうファシリテーターを目指すのかをグループ内で話し合い、「この国の住民は○○○のファシリテーターになりたがっている」という文章にし、各グループから発表すると説明したが、参加者に浸透しなかったため、進行を変更した
・各グループの参加者に、5つのあらかじめ設定した役割を他の参加者にわからないように与え、
自分がどういうファシリテーターを目指したいのかのキーワードを付箋に書き出し、グループで話し合い、模造紙にまとめた
・グループの代表が「この国の住民は○○○のファシリテーターになりたがっている」というフレーズを使い発表した
◆ふりかえり
・本日のワークのふりかえりと質疑・応答
◆まとめ
・ファシリテーターは、いつも想像力を働かせること
・・・その場にでていない意見や、否定的な意見、違和感のあるメッセージなどにも注意を払う
・ビギナーとして、新鮮な「問い」を持ち続けること
◆閉会 16:45〜
・アンケートの記載依頼
・次回の連絡

【話題提供者からのコメント】
ふだん何もしていない『名ばかりフェロー』にとって、話題提供者の役割は大変厳しいものでした。札幌ドームに乗り込むソフトバンクホークスの気持ち。
しかし、メンバーの暖かさに乗せられて初体験のワークを試させていただきました。『いっこく堂』のようにぬいぐるみに託したビギナーのファシリテーションを、これからもよろしく。

【参加者アンケート(抜粋)】
・「場をこわす」、「反対意見」など否定的、あるいは初心者的なコメントの中にこそ新しい気づきやアイディアがある
・スケジュールを明確にする大切さを感じた
・役割分担があったことで苦手なメンバーの参加があり実践できてよかった
・ファシリテーターは視点や役割を柔軟に変化させなくてはいけないということがわかった
・ふりかえりの中であらためて慣れてしまうことによって「切ってしまうこと」「想像力」を自分の経験の中ではかっていたことに気づきました。ビギナーズ・マインドを忘れないようにしたい
・反対意見、否定意見の中にも面白い視点が入っている。柔軟に意見を引き出すことに活かしたい
・人の意見を聞く、傾聴することを意識し実践したい