2013年4月度 定例会報告「ドラムサークル」から「つながる」「ひろがる」を体感しよう! 〜五感で感じるファシリテーション体験〜北海道支部

北海道支部 2013年4月度 定例会報告

「ドラムサークル」から「つながる」「ひろがる」を体感しよう!
〜五感で感じるファシリテーション体験〜

【日時】2013年4月6日(土)13:00〜17:00(12:40受付開始)
【場所】ちえりあ(札幌市生涯学習センター)1F 演劇スタジオ
【参加者】33名(会員・非会員・ファシリテーター全て含む)
【話題提供者】米澤倫子さん(札幌ドラムサークル代表)、高田豊(たろー、FAJ会員)
【コーディネーター】本宮(もっくん)、橋詰(Tsume)
【内 容】(告知文より)
みんなが輪(サークル)になって自由にドラム(太鼓や打楽器)をたたく、パーカッション即興アンサンブル「ドラムサークル」。
言葉を使わないノンバーバルなコミュニケーションの中で、ファシリテーターがどのようにサークルへ介在し、支援を行うことで参加者同士のコミュニケーションが触発され、自分一人では実現できないリズムが生まれる体験・体感します。
<ドラムサークルとは>
アメリカで数多くの優良企業が「コミュニケーション」「モチベーション」「チームビルディング」「ダイバーシティ」のトレーニングプログラムとして取り入れられて成功しています。また、福祉や教育、医療、メンタルヘルスなどの様々な分野でも活用されています。
日本でも各種イベントの他、企業研修、教育機関、地域活動、介護施設などでも幅広く行われています。
【プログラム】
13:00 ドラムコール
自由に着席し、話題提供者から「楽器を叩いて、感触を確かめてみましょう」とのドラムを叩き始める。
なんとなく楽器の使い方が分かってきたところで、米澤さんが中央に出てきて、ドラムサークルファシリテーションを始まる。
 目の前に置かれたドラムと楽器
13:10 もっくんより今日の概要説明など。
・定例会についてのインストラクション(3つのお約束)
・新支部長紹介
・話題提供者紹介
13:20 たろーさんから今日の趣旨とゴールの提示
<今日のゴール>
ドラムサークルファシリテーターの動きと、会議のファシリテーターとの動きとの共通点や違いを見つけ、ファシリテーターとしての活動に役立ちそうなものを見つける。
米澤さんよりドラムサークルの進め方などについて説明があった後、ドラムコール
 ドラムサークルの様子
 躍動感のあるキューを送る米澤さん
14:15 たろーさん進行で、6チームに分かれて振り返り
<話題提供者からの問い>
・印象に残った瞬間は?
・その時の気持ち
・その時ファシリテーターは何をしていましたか?
 感想を述べ合いながら、問いに沿って意見をまとめる。
14:35(25分)
各グループ発表と、米澤さんからの意図開き
・発表の内容を受けて、米澤さんがその時考えていたことを教えてもらう。
その後、質疑。
【質問内容】
・ドラムファシリーテートのプロセスについて
・プランニングについて
・どんな場であっても、ジェスチャーは共通?
・参加者との関わり方について
15:00 10分休憩
15:10 たろーさん進行で作戦タイム
・先ほどのチームごとに5分ずつドラムサークルのファシリテートをするにあたっての作戦を考える。
15:30 各チームファシリテーター体験
 順番に出ながら、ファシリテート
 みんなでファシリテート
16:15 米澤さんへの質問タイム
【質問内容】
・気持ちが乗っていない参加者へのかかわり方
・米澤さんがドラムサークルを始めたきっかけ
・今の気持ちと気付きを話す一言チェックアウト
16:35 諸連絡の後、終了
【話題提供者よりコメント】
(米澤さんより)
初めはたくさんの楽器を前に「いったい何をするんだろう」「これから何がはじまっていくんだろう」という、皆さんの真剣なまなざしが突き刺さるように感じました。時間とともに緊張がほぐれ、皆さんの積極的なかかわり方や、「どう感じたか」「どう思ったか」等のディスカッションの様子を見て、色々な視点から見られているなと思うと同時に私自身も大変勉強になりました。ドラムサークルの体験を通して、会員の方のお役に立てたならば幸いです。
(たろーさんより)
ドラムサークルのファシリテーション体験を通じて、皆さんの現場でのファシリテーションへの気づきがあれば良いなと思って企画しました。作戦会議の結果、様々なアイデアが溢れ出たドラムサークルとなり、私自身も学びの大きい定例会になりました。ありがとうございました。
【アンケートから】
・ファシリテーターは、会議の場だけでなく、いろんなところ・場面でも必要であることが感じられた。
・笑顔、的確な指示、アイコンタクトが大事であることが分かった。実践に活かしたい。
・体で楽しめた。
・ファシリテーターの姿勢・立ち振舞に目からうろこ。
・目的を見失うと、自分の行動が全く意味のないものになる。
・余裕を持って行動することで笑顔が生まれる、
・プログラムの作り方や参加者への配慮に気づいた。
・単純だけど、奥が深かった。