『協調的対立解消法による合意形成に取り組もう!』〜基礎からもう一歩進んでみよう!〜
【 日 時 】2014年5月10日(土) 13:00〜17:00 (12:40受付開始)
【場 所 】ちえりあ(札幌市生涯学習センター)2階中研修室1
【話題提供者】久保 隆さん(FAJ理事)
【コーディネーター】とこ(田中敏彦)、たえ(吉江妙子)
【 参 加 者 】37名(うち非会員2名)
13:10【オープニング】 本日の目的・目標・ルール・スケジュールの確認。
13:20【ワーク①アイスブレイク・チエックイン】
アイスブレイク:グループで名前と「実は、私は・・・。」 今回の期待事項を順に話す
13:40【ファシリテーションとは?】
本日の定義:チームの成果の最大化を実現するための意思決定の質と 実行度を向上させるプロセスへの働きかけ
1. 合意形成とは何か
2. 対立の要因
3. 合意形成のステップ
4. 4種類のステップと協調的な対立解消
14:10【ワーク② ある夫婦の対立】
「ある夫婦の対立」に関する文章を読み、合意形成のフレームワークを用いて 模造紙を使ってグループで話し合う。
14:20【全体発表】
14:55【グループを変える】ファシリテーションの経験年数でグループ分け (6名×5グループと5名×1グループ)
14:58【休 憩】 10分
15:08【ワーク③ 尊厳死について】
① 役割を決める ファシリテーター2名 賛成派2名 反対派2名 ? グループでの話し合い(模造紙)
16:43【発表】ファシリテーターからの振り返りを全体で共有する。
16:53【全体確認】グループで、どのステップまで到達したかを確認する。
①本質的欲求 ②統合的目的・目標を設定する③代替案を拡大する ④満足度最大の案を採る
16:55【連絡事項・アンケート】
釧路・函館の勉強会について・広島シンポジウムについて・総会について
17:05【総会資料に関する意見交換】
18:20【撤収・終了】
【久保さん】
みなさん お疲れ様でした。本当に楽しい一日でした。
話題提供者としは、①基礎講座の切り口をもう一歩深めて現場で活用にしていきたい ②書籍等で紹介されているステップがどこまで使えるかを確かめてみたい という視点で進めさせていただきました。ただ、参加者が必ずしも基礎講座を受けておられるとは限らないので、前半に少し説明の補足し、後半はファシリテーションの経験別にグループ分けをし、②の検証をベテランチームに期待をしてみました。前半の説明が冗長になったのが反省点でした。ここはもう少し思い切って、いくつかの視点を場に振っても良かったのかもしれないと考えています。後半の経験ごとのグループの話し合いでは、経験の浅いチームは、とこさんのサポートも受けながらも手順に沿ってやっていただけので、それなりのステップまで進められおり、さすが意欲のある皆さんの集まりだと感じました。ベテランチームは、わたくしの狙いの検証にはなりませんでしたが、独特の味で「ルールの活用(?)」により良い雰囲気づくりをしていただけました(笑)。
とこさん、たえさんのサポートのもと何とかすすめられた一日でした。本当にありがとうございました。また、北海道に呼んでやってください!
<アンケート抜粋>
・対立の根底は根深い。だからこそ,表面的な話し合いではモヤモヤが残る。それぞれの意見を拾 い上げ,真の欲求を見 つけることが大事だと思った。
・目的設定の内容により収束の結果に差が出ることを実感しました。
・4つのフェーズ共有,発散,収束の重要性が実践により理解できました。実践的なテーマはとても 勉強になっています。今 日はとても勉強になりました。
・落ち着いて,背景,文脈を考えてから,ファシリテーターとして場に臨むとスムーズな議事進行が可能になった。
・自分の会議の場で,対立点を明確にするだけでなく,統合的目的の設定という考え方を明確に意識して進めていきたい。