2014年8月度 定例会報告『「4つの現場、4つの実践」  〜経験を語り、実践を知る〜北海道支部

北海道支部 2014年8月度 定例会報告
 『4つの現場、4つの実践』  〜経験を語り、実践を知る〜

【 日    時 】:2014年8月2日(土)  13:00〜17:00
【場    所 】:ちえりあ(札幌市生涯学習センター)2階中研修室1
【話題提供者】:tsume(橋詰敦樹:FAJ北海道支部)
ひろみ(山口博美:FAJ北海道支部)
まり(酒井麻里:FAJ北海道支部)
もっくん(本宮大輔:FAJ北海道支部)
【コーディネーター】:スギタ!(杉田恵子)、えむ(梅原泰祐)
【 参 加 者 】:27名(うち非会員3名)※コーディネーター除く

1.概要
ファシリテーションを使って、自分たちの現場を、ちょっぴり変えた4人の話を起点に「様々な現場」での経験を語り合うことで、「様々な形」でファシリテーションが実践されていることを知り合います。
みんなの思いや悩みに耳を傾けて、 問題を乗り越えたノウハウや、別の視点に気づき、 「個人の悩み」を「私たちの課題」「みんなの問題」に変えていくことで、 「これなら、自分でもできるかも」を見つけます。

2.ワーク内容
【開会】
13:00 支部長(もっくん)より、定例会グランドルール説明。
コーディネーターより、話題提供者の紹介。
【ワーク】
13:05 話題提供者チームができたきっかけを紹介
FAJシンポジウムin広島の紹介

 13:25 話題提供者より、4人それぞれの現場での実践事例を、その思いとともに発表

 13:55 質問タイム

 14:05 感想を共有し、実践について語るワールドカフェ 

 14:55 OSTにむけて問いの出し方を紹介する。
→休憩後に話し合いたいことを問いにする

 15:00 休憩

 15:10 OST方式の進め方を紹介・問いの発表

 15:25 実践に向けての「問い」についてOST形式で話し合い。

 16:15 サークルでの、一言チェックアウト

【連絡事項他】
16:35 連絡事項、アンケートなど

<コーディネーターのコメント>
【えむ】
話題提供者の方々の実践に触れる事ができ、
私自身が何にチャレンジをしていかなければならないのか、
継続をしていかなければいけないのかを改めて感じる事ができる内容でした。

 参加している皆さんの姿を外から見ていると、
ワールドカフェ・OSTにおいて、活発なディスカッションをされ
今後どのように、ご自身の実践に生かしていくかのヒントをつかめたのではないかと感じました。

<話題提供者のコメント>
【Tsume】
6月広島のシンポジウムで発表した内容を、ぎゅっと圧縮して、
私の関心事である「対話を創りだすための挑戦」を、皆さんに聞いていただきました。
広島での発表は、残念ながら見事にスベッた記憶がありますが、
その反省も含め、チャレンジしたことはとても良かったと感じています。
来年の東京、そのうち来る札幌でのシンポジウム、
どんどんチャレンジしていくきっかけになれば嬉しいです。

【ひろみ】
「自分の現場や実践のことを話す」ということは、組織の恥部をさらすようで勇気のいることでした。
しかし、この準備をする中で、組織運営の中でファシリテーションを活かそうとしてきた
自分をふりか えることができました。4人が役割を分担するという難しさもありましたが、
ワークの中で、皆さんがお互いの経験や悩みを聞きあっている姿は、とても生き生きとした場でした。

FAJシンポジウムは、全国各地の仲間から多くの学びと気づきが得られるプライスレスな場です。
来年は是非皆さんも参加してみませんか。

【まり】
自分のここ数年の実践を、改めてふりかえることができました。
身近な現場での経験でしたが、ふりかえりはキチンと実践できれば必ず改善の出発点になります。
それぞれの現場でファシリテーションを実践するヒントになれば嬉しいです。

【もっくん】
今回の定例会では、
私たちの等身大の実践をお伝えすることで、
受け取った皆さんが「自分の現場はこんな感じで」とか「自分だったら、どうする?」とかを
分かち合う時間を設けることを考えました。

 皆さんには事例紹介をしっかりと受け止めてもらったおかげで、
深い対話の時間となりました。

 話題提供者としての課題が、まだまだたくさんありましたが、
またみなさんと、自分たちを省みたり、未来を描いたりするときを
より多く持ちたいと思います。

<アンケート抜粋>
○話題提供者のプレゼンはどの方もとても興味深かった。
各人の課題・問題点・解決方法を解りやすく伝えていただいたことに感動した。
○ いきなりファシリテーションを前面に出しての手法実践は難しく反発を生むので、
少しずつさりげなく「こんな感じですか?」と書いて見せたり、確認を取るふりをして徐々に取り入れてみる。
○チーム力とは何か意識することができた。
○ 自分が普段考えていたことを他の人が考えていることを、
改めて文字にすることで整理もできてよい機会となりました。