2015年8月度 定例会報告 『基本に立ち返り深掘りする何か・・・・・』北海道支部

2015年8月度(第88回) 定例会報告 『基本に立ち返り深掘りする何か・・・・・・・・』

【日時】 2015年8月1日(土)13:00〜16:30
【場所】 ちえりあ(札幌市生涯学習センター)2階、中研修室2
【話題提供者】北海道支部 三神英彦、および、
ACUまなびシェア キッズワークショップチーム有志メンバー
【コーディネーター】たにしん(谷口慎司)、おやぶん(白方 通隆)
【参加者】25名(うち非会員2名、途中退出1名)


【目的】
■提供者のアウトカム
・メインファシリテータは、定例会プログラムデザインがメンバー間で納得してもらい
協力してもらえる。
・テーブルファシリテータは、自由度の高い話し合いのFやGをやってみて自分のF力を
トライ&チェックできる。
■参加者のアウトカム
・コミュニケーションについて改めて考える機会になった。
・コミュニケーションを改めて考えてみたらこんな気づきがあった。
・漠然とした話し合いの中でのファシリテーションを学んだ。


【内容】
■13:10 コミュニケーションについての説明
①ファシリテーションの4つのスキルからコミュニケーションスキルの必要性
②広い議題でファシリテーションスキルを話し合っていくことの説明。
③ACUのイベントきっかけで、「コミュニケ―ション考察」という視点で話題提供する
ことになったことの説明。

■13:20 各テーブルごとにコミュニケーションに関する話し合いを開始
①各テーブルで自己紹介 ?コミュニケーションについて話合いを行うために、どこに
フォーカスを充てるか、どんな進め方をするかなどを決定。

■13:30 話し合いを開始
5つのテーブルに分かれ、それぞれ設定したテーマとグランドルールで話し合いを行った。

■15:05 テーブル発表の準備
話し合った内容を発表するための準備を実施。主に模造紙に発表内容をまとめる作業を
実施。

■15:30 発表
テーブルごとに話し合いの内容について発表。以下、各テーブルでフォーカスしたテーマ。
①その話題に興味がない人とのコミュニケーションをどうとるか。
②どうしたらうまく伝わるのだろう!
③コミュニケーションをとろうとしない人とコミュニケーションをとるためには。
④FaceTo Face以外でのコミュニケーションについて。
⑤よいコミュニケーションが取れている場では何が起きているか?

■15:45 全員からの一言感想
全員から今回のテーマ、話し合いについての感想を発表し、定例会を終了した。

■16:15 定例会振り返り
本日の定例会について、良い点、もやもや感があった点、もっとこうしたらよい点の3つの
視点で、紙に書いてもらい、数名の方に発表して頂いた。以下、その一部を記述します。
◇良い点
自由度が高かったが、何をどこまでなど自分たちで決めて話合いができた。
◇もやもやした点
ファシリテータのスキルとしてコミュニケーションの重要なポイントはどこか、という点を
もう少し深堀したかった。
◇もっとこうしたらよかった点
・定例会のタイトルや、告知文では何をやるのか、伝わる文章にしてほしい。
・テーブルファシリテータとしてどうだったか、という点での振り返りがプログラムに
あるとよかった。

■16:30 定例会振り返り終了

【話題提供者 メインファシリテータ 三神英彦さん(みかみん)】
ばかでかいお題について議論する機会は人によって多かったり少なかったりするの
でしょうが「本気で話し合ったら時間がどれだけあっても足りない」ものを、一定の
時間内できちんと向き合うためには今回のような「切り取る」「フォーカスする」
という準備段階がとても大事になる気がします。「コミュニケーションのどの部分を、
どんなふうに」ということを決めながら、いろんな方向へ話し合いを始めました。
各テーブルのファシリテータからは、スキルにせよ心持ちにせよ、学び取れてすぐ自分の
実践に繋げられそうなものがいろいろとあったのではないでしょうか?
コミュニケーション:話し合った内容とファシリテーション:話し合った手段とに分けて
振り返ることができたのもよかったと思います。みなさんもさまざまな気づきを得られた
ようでした。私の方にも様々な意見や指摘をいただきました。自分の準備不足や迷いや
スキルの足りなさなど、多々、反省することができました。 一緒に参加いただいて、
本当にありがとうございました。また別の機会に、また実験的な定例会を企んじゃおう
かなと思います。そのときはまたよろしくお願いします。


【参加者アンケート抜粋】
・コミュニケーションの取り方について、普段の自分を振り返ることができ、明日から
どうしていけばよいか気づけました。
・電話でのコミュニケーションはFaceTo Faceよりも聴く話すことの精度が求められる。
・実践ではない場で、ファシリテーションについて対話をしながら考えることは、実践に
向けての学びになりました。
・コミュニケーションについての具体的な心がけについて聞けて、参考になりました。