2015年9月度 定例会報告 『みんなで創る実践のレシピ 〜あなたの現場に合うスパイスは?〜』北海道支部

北海道支部 2015年9月度 定例会合宿報告

『みんなで創る実践のレシピ 〜あなたの現場に合うスパイスは?〜 』

日   時:2015年9月5日(土)13:00〜18:00
2015年9月6日(日) 9:00〜15:00
場   所:NTT北海道セミナーセンター 51研修室
札幌市中央区南22条西7丁目
話題提供者・コーディネーター:
合宿実行委員会(ちづ(上野千鶴子)、カズケン(糸数健吾)、
もっくん(本宮大輔)、タカオ(佐藤貴啓))
参 加 者:20名(うち非会員0名)
※どちらか1日のみ参加の方を含む
※実行委員会含む


1.概要
自分の実践をじっくり見つめ直し
仲間の実践をたっぷり吸収し、
そこからたくさんの気付き、ヒント、勇気を得て、
明日からの新たな実践のための頭と心の状態を整える2日間


2.ワーク内容
<<1日目>>
13:00   【開会】
・支部長(もっくん)より、定例会グランドルール説明。
・コーディネーターより、合宿実行委員会の紹介。
・コーディネーターより、合宿の目的・ゴール、日程概要の説明。

13:10〜13:50 【アイスブレイク】
・一言チェックイン「あなたにとってのおふくろの味とは?」
餃子、ポテトサラダ、みそ汁、お湯漬け、○○みよこ風・・・など、過去の思い出と
ともに、様々な料理の話しが出されました。
・カタルタを使った名刺交換風自己紹介
7月度定例会で学んだカタルタを早速使っての自己紹介ワークを行いました。
お題「この合宿に参加した動機は、○○です。」の後に、カタルタの言葉を挟み、
参加者同士でどんどんと自己紹介を行いました。

13:50〜15:20 【マシュマロチャレンジ!】
・アイスブレイクで使ったカタルタのスートで3チームにチーム分け。
・基本ルールのおさらいの後、マシュマロチャレンジを行いました。
タワーが立ったり立たなかったりと様々な結果となりました。
優勝チームのタワーは60.5cmと、なかなかの高さでした!
・以下の2軸の観点で、振り返りの個人ワークを行いました。
縦軸:結果(=タワーの高さ、堅牢さ、美しさ、etc)の○×
横軸:プロセスの満足度(=参加度・合意度の高さ、チームワーク、etc)の○×
・個人の振り返り結果を、チーム毎にシェアし、チームとしては2軸のどこに
プロットされるか、結果・プロセスを改善させるとしたら、何ができるかを
話し合いました。

15:20〜15:50 【それぞれの現場実践の振り返り】
・マシュマロチャレンジの振り返りの際に使った2軸の観点を、以下のように
読替えて、マシュマロチャレンジで起きたこと、自分の現場で起きていること、
を重ね合わせながら、自分の現場を振り返る個人ワークを行いました。
縦軸:結果(=タワーの高さ、堅牢さ、美しさ、etc)の○×
⇒結果(=自身の現場で成果が上がっているか?)の○×
横軸:プロセスの満足度(=参加度・合意度の高さ、チームワーク、etc)の○×
⇒プロセスの充実度(=自分自身の現場はプロセスが充実しているか?)の○×
・個人の振り返り結果を、チーム毎にシェアし、現場でより成果を上げるため、
現場でよりプロセスを充実させるために、ファシリテーションをどのように
活用できるかを、話し合いました。

15:50〜16:00 【休憩】

16:00〜17:50 【ワールドカフェ】
・「ファシリテーションを現場でより実践するために、今何をしていますか?
これから何がしたいですか?」という問いのもと、ワールドカフェを行いました。
・参加者同士、自分の現場では何が起きているか?ファシリテーションを活用する
ためにどんな工夫をしているか?について共有したり、お互いの悩みに対して、
こんなことができるんじゃない?とアドバイスをし合ったり、お互いの実践を知り、
自分の実践のヒントが得られる時間となりました。

17:50〜18:00 【事務連絡】

18:00〜  【夕食・泡の会】
・食堂にて部屋割りについて合意形成をしつつの夕食。参加者の中に、
当日お誕生日の方がいらっしゃったので、リアルお誕生席に座って頂いて、
ハッピーバースデーを歌いました。
・夕食後、宿泊室にて泡の会。バースデーケーキも用意され、改めての
ハッピーバースデー。お誕生日が近い方々へと次々にハッピーバースデーが
連鎖していく、楽しい泡の会でした。


<<2日目>>  1日目で描かれた模造紙が壁1面に貼り出された状態でスタート。
なかなか壮観。これを見るだけでも、たくさんの気付きや学びがありました。


9:00〜9:30 【チェックイン】
・一言チェックイン「今ここに来るまでを振り返る」の後、軽い体操(四十肩
予防の肩グルグル体操?)でウォーミングアップ。

9:30〜11:45 【レシピ創りTimeTime!】
・1日目の「自らの現場の振り返り」、「参加者同士の現場の共有」を材料にして、
これから自分の現場でどうファシリテーションを活用していくのか?を纏めた
レシピ(=手順書)創りの個人ワークからスタート。各人半分模造紙にレシピを
描いていきました。
・個人ワークの後、各グループ毎でMM法を用いて、お互いのレシピを題材に
ダイアローグを行いました。様々な業界、職場など、視点の違う参加者同士の
ダイアローグで、自分では見えなかった視点を得たり、業界の常識に囚われない
アドバイスが出たり、それぞれのレシピがブラッシュアップされる時間と
なりました。
・最後に、レシピの総仕上げとして改めての個人ワークを行いました。

11:45〜12:45 【昼食】
・泡の会のダメージによる脱落者もなく、皆揃って昼食をとりました。

14:00〜15:00 【振り返り】
・各人が創り出したレシピを発表する形で全体シェア。
・もう一味深めたい方のために、その方のレシピを題材にOSTを行い、
最後の一味を加えました。
・最後に二日間の感想を一言ずつ話す形でチェックアウト。
二日間の締めくくりとしました。

15:00 【解散】


<実行委員のコメント>
【ちづ】
・準備不足の中、体当たりで挑んだ合宿で、ご参加頂いた皆様の温かい手に支えられ、
合宿を終えることが出来ました。企画・運営する大変さや緻密にならないといけない
点を学ばせてくれた実行委員メンバーに感謝の気持ちでいっぱいです。何と言っても、
ご参加頂いた皆様の「さりげないサポート」「一緒に学ぼう」という姿勢を体験し
学ばせてもらえたのは、私にとって、とても実り大きな合宿でした。ご参加頂いた
皆様、一緒に実行委員してくれた皆様、本当にありがとうございました!!

【カズケン】
・参加して頂いた皆さん、そしてサポートして頂いた皆さん本当にありがとう
ございました。少人数の実行委員ではありましたが無事に終了することができた
のも、皆様のご協力あってのことでした。感謝いたします。(実行委員のメンバー
お疲れ様でした。)私は「合宿を通して」一つ北海道支部のメンバーにより
近づけた感じがありました。ぎこちないワークを最後の最後でやってしまい
ましたが、恥ずかしながら今の自分自身の実力なんだと気づきを頂きました。
成功させよう(何に対してなのか分かりませんが)気持ちが働くのもサロンとは
少し違う、プレッシャーを自分にかけているんだなと。又の機会に実行委員を
させて頂けたらと思います。ありがとうございました。

【もっくん】
・今回は、完全に見守り役になってしまいました。
問題意識を共有し、そこから何を実現したいかを作り上げる営みは、目をみはる
ものがありました。当日も、ファシリテーターとしての在り方だけでなく、
ファシリテーションを実現させていくプロセスやオーナーシップを語り合ったことは
FAJとしても、参加者のみなさんの学びとしても大きなものになったと実感しています。

【タカオ】
・事前準備、当日含めて、学びの多い合宿でした。準備不足のまま、当日に臨んで
しまいましたが、参加者の皆さんに助けて頂きながらなんとか進めることができ、
話題提供者の立場に初めて立ってみて、FAJの定例会が「学び合いの場」である
ということを、実感することができました。この経験で得たことを、どこかで
還元していければと思います。ご参加頂いた皆さん、一緒に企画・運営で苦楽を
共にした実行委員の皆さん、ありがとうございました!!
※自分もワークに入って、自分の現場をもっと掘り下げたかったなぁという気持ちも
ありつつ・・・

<アンケート抜粋>
・ファシリテーターだけではなくオーナーシップを含めて実践の場について考える
ことができてよかった。
・時間をたっぷり使って自分の現場のネタを考えることができたのは良かった。
・マシュマロ、WC、MM法など、プログラムの再確認、再認識ができました。
・2日間たくさん話をすることができました。現場で実践します。
・1つ1つの小さなスパイスをその場にあわせながらかけあわせて、くり出せるように
していけるようにしたいと思いました。
・学び→実践→"学んだ場に報告"をしたいです。そしたらまた活かし合えると思う♪
・MM法を使っての意見交換や、ワールドカフェでよその会社さんではそんな工夫を
しているのねというのがわかって面白かったです。具体的な話にすると具体的な
アドバイスがもらえて良いなと思いました。
・良き伴走者となれるよう心掛けたいと思います。

<ワーク風景写真>