2019年10月度 定例会合宿報告 北海道支部のファシリテーション基礎力を高める北海道支部

日   時: 2019年10月26日(土)13:30 ~ 2019年10月27日(日)16:00
場   所: JAカレッジ(社団)北海道農業協同組合学校研修館
       江別市文教大東町43-1 (JR大麻駅より徒歩12分)
参 加 者:  11名(会員6名、運営4名、非会員1名) ※コーディネーター1名含む
コーディネーター : コム、たっちい
テ ー マ: 北海道支部のファシリテーション基礎力を高める
話題提供者: 合宿実行委員会(たっちい、みさき、Tsume、とこ、コム)

FAJ会員のみなさま こんにちは。11月定例会コーディネーター兼、合宿実行委員のコムです。 10/26(土)~27(日)に
予定していた2019年度FAJ北海道支部の合宿を無事終えることができました。7月25日の第1回実行委員会から3ヶ月に
わたり、広い北海道の北・南・札幌市をZOOMで結び、合宿初参加者3名、熟練者2名の計5名の合宿実行委員で今回の
合宿を企画・運営してきました。 合宿参加者は会員10名、非会員1名の11名になりました。以下、合宿のようすを
報告します。


■合宿テーマ: 「北海道支部のファシリテーション基礎力を高める」
 ★アウトプット  : 「ワークショップづくりを通して、ファシリテーション基礎力を高める」
 ★アウトカム  : 「定例会で話題提供したくなる」


■会場: JAカレッジ(社団)北海道農業協同組合学校研修館
     江別市文教大東町43-1 (JR大麻駅より徒歩12分)


【1日目 10/26土 】 *計画段階のスケジュール
 13:30 ~  オープニング
 14:10 ~  【調査研究Ⅰ】: 「北海道支部のファシリテーション基礎力の現状分析」
 15:20 ~   (休憩)
 15:30 ~  【ミニ講座】  : 『青学WSDワークショップデザインについて』  
 16:20 ~  【調査研究Ⅱ】: 「高めたいファシリテーション基礎力は何?」
 17:40 ~  (休憩・夕食)   ★夕食17:40~18:30
 19:15 ~  【調査研究Ⅲ】: 「高めたい基礎力のワークショップを企画する」
 20:30 ~  【進捗報告・泡の会】   :「各グループのワークショップ企画の共有」
 23:00 ~  泡の会終了、就寝、門限施錠

【2日目 10/27日 】 9:00 ~
 7:30~   朝食(7:30~8:15)
 9:00~   【調査研究Ⅳ】:「各グループのワークショップ企画の続き」
 12:00 ~  (休憩・昼食12:00~13:00)
 13:00 ~  「各グループの成果発表&フィードバック」&「12月定例会話題候補の選出」
 14:30 ~  振り返り 16:00 ~  終了 、会場復帰、 解散



【合宿1日目のようす】
紅葉に囲まれた施設で1日目がスタートしました。広い会場にはホワイトボードが7~8枚もあり、参加者からは喜びの
歓声が上がっていました。ファシリテーターにとってはうれしい環境でした。

【オープニング】:定例会のグランドルール『3つの約束』を確認した後はアイスブレイク3連発!初めて顔を合わせる
参加者や合宿初参加者が多くアイスブレイクもちょっと緊張気味にスタートしました。

【調査研究Ⅰ】:「FAJ北海道支部のファシリテーション基礎力の現状分析」と題して、
 Q1.そもそもファシリテーションって何? 
 Q2.自分が高めたいファシリテーション力は何? 
 Q3.高まったファシリテーション力を使ってどんなことをしたい? 
 Q4.北海道支部で今後取り組んでほしいことは何?
等について参加者みなで考え交流し合いました。

【ミニ講座】:青学WSD修了生の実行委員から、「ワークショップとは何か?」「ワークショップづくりの基礎基本」
等の話題が提供されました。

【調査研究Ⅱ】:OSTの手法により「自分が高めたいファシリテーション基礎力」を考え、他の会員と交流し、高めたい
基礎力が似ている人がチームを作り、高めたい基礎力について深めていきました。

【調査研究Ⅲ】:夕食後には、実際にワークショップを開催している実行委員からワークショップを企画する際の具体的
手順を豊富な資料を元に話題提供してもらいました。

【進捗報告・泡の会】:調査研究Ⅲで考えたホヤホヤの企画書を手に泡会場へ。報告もそこそこに乾杯となりました。
「頭が疲れた~」という声が多数あがっていました。

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【合宿2日目のようす】

【調査研究Ⅳ】2日目は、ワークショップ企画を考える時間をより多く確保するため、開始時間を早めて8時40分から
スタートすることを朝食を取りながら参加者皆で合意形成!午後にはチームで企画したワークショップを発表するため、
"それまでには何とか形にしたい!"という意気込みの表れです。美味しいお米と飲み放題のおいしい牛乳を飲み干し、
2日目の朝がスタートしました。 2日目午前は、1日目に考えた「高めたい基礎力」をテーマとするワークショップ企画を
チームで考える時間です。1日目に学んだ手順を参考に、3つのチームに分かれてワークショップを形づくりました。

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【調査研究Ⅴ】
2日目午後は、午前に考えたワークショップを発表する「成果発表会」。各チームの発表にテーマ決定への思いやワーク内容
への工夫が見られました。チームの発表後は12月定例会で話題提供する企画を選出します。参加者1人2枚のシールを持って
投票しました。結果は・・・12月定例会に来て確認してね! その後は2日間の合宿を振り返り、各々の収穫物を胸に夕方5時前に
解散となりました。

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【参加者の感想から】 Q.本日の成果について、ご自由にお書きください。
・会場がすばらしかった。
・完全ではないが、何となくでも型が作れた。
・定例会の話題が3テーマできたことは、すごいと思う。
・ワークショップのつくり方を体系的に学べた。(フレームワークなど)
・モヤモヤ感は残ったものの、フレームワークを使って思考整理しやすくなった。
・ワークショップの作り方の具体的手順を知ることができたことが一番の成果です。
・2日目からでしたが皆さんのアットホームな雰囲気が伝わり、ワークに入りやすかった。
・じっくり時間をかけて学びたいことを学べる合宿は、今後も実施できたら良いと思いました。
・いつか話題提供してみたくなりました。また合宿に参加して参加者の人たちと学びたいです。
・実際にWS計画をつくってみて、フィードバックをもらえたことで達成感を味わうことができた。
・経験豊富な先輩にいろいろと引き出してもらったり、整理してもらったりすることで考え方を学べた。
・新しい知識を得ることができました。ワークショップの作り方など参考になることがたくさんありま した。
・実際にWS計画をつくっていく段階では学びが多く有意義な合宿になりました。
 実行委員のみなさま、ご準備・運営ありがとうございました。
・WSDのふりかえりと起承転結モデルの組み合わせによって、定例会を含むWSのつくり方をトレーニング
 することができた。人数が多過ぎなかったことで参加意識が高まった。
・ZOOMだけの実行委員会で実施できたことは、一つの実験としておもしろかった。



【合宿実行委員の感想から】

<たっちい>
青学WSDやFAJ東京支部などのテンプレートをもとに,参考資料を引っ張り出しながらWSDを再考することができ,
しかも合宿の成果物として次回定例会のコンテンツづくりにチームで関わることができてたいへん充実していたと
思います.慣れていない部分もあってバタバタしたり,タイムマネジメントがおろそかになった面もあったかと
思いますが,機会があれば今後とも続けていければと思います.

<みさき>
一度も会わずにZoomでの会議でした。板書がなくどこまで何が決まったのかを見える化しながら進める方法が
あればよかったと思います。アジェンダを作ることで話し合いが脱線しづらく時間管理もしやすいです。前回の
会議でどこまで決まったかのおさらいがあると前回欠席者もわかりやすく話に入りやすいと思います。Zoomの
会議でもファシリテーションを意識してやるとfajらしく、実践にもつながるのかなと思います。みんなの時間の
ない中、ここまで作れたのはよかったと思います。参加者も持ち帰れるものがあって満足感があったのかなと
思います。ワークショップを実際に作ってみる体験はよかったと思います。当日の時間管理と体調管理が甘かった
のが反省点です。体調の悪さが出てしまいみなさんにご心配をおかけしてしまいました。最後まで参加できず
申し訳ありません。参加人数は少なかったと感じていますが、要因は広報のスケジュール管理の甘さにあったと
思います。締め切りまでに何回出すかを決めたり、ターゲットを考えたりすることで会員の参加意欲につなげ
られたかもしれないと思いました。 当日、担当したのはアイスブレイクと調査研究Ⅲ(19:30~20:30)で、
アイスブレイクは体を動かし温められ、かつ協力性を考えられるワークにできたと思います。調査研究Ⅲは
体調不良Maxでしたが、自分が実際に使用しているものを紹介したので使用方法なども伝えることができました。
ワークを考えるうえで使用してくれてもいたので、簡単で使いやすいものを紹介できたと思います。

<Tsume>
当日は参加できず、残念かつ申し訳ありませんでした。私にできることは、ミーティングの流れがスムースに
なるように留意すること、いくつかのアイデアを提供すること、参加者の立場ならどう感じそうか、をお伝え
することと、考えていました。それが、多少なりとも有効であったなら、嬉しい限りですけど、「実際はどう
だったかなぁ~」と想像すると、やや恐ろしくもあります。でも、それなりに(きっと)イイ話ができたどろうと、
思っています。

<とこ>
体系付けられたWSDが知りたい。自分自身の基礎力の棚卸しがしたい。のが合宿参加の動機でした。
実行委員会はzoomでの通信だけ。強いリーダーをあえて設定せず、しかも求めず。危惧はあったものの、
長い時間の定例会ならではの成果物(定例会のネタ)多数、少人数ながら知識経験を持ち寄り参加者がそれぞれの
強みを活かし補い合って完成した合宿だったと自画自賛しています。新しい発想と体験ができ感謝しています。

<コム>
"合宿をやりたい!"と手を挙げたものの、合宿実行委員への応募も最初は少なく本当に合宿ができるのか心配
でした。それでも初参加3名・熟練者2名の実行委員会が立ち上がり、熟練した方々のサポートを受けながら
合宿を企画・実施することができて本当に良かったです。zoomで会議をすること11回、他にメール連絡を加えて
当日を迎えました。途中は行きつ戻りつしながらでしたが、各々の思いや考えを出し合いながら最後まで進める
ことができたように思います。合宿実行委員会の立ち上げから当日を迎えるまでの企画の段階が私にはとても
おもしろく学びも大きかったです。一緒に企画を考えてくださった実行委員の皆さんがいてくれたおかげです。
また開催できたら良いですね。