2019年5月度 定例会報告 『場に適切なOARRは何か? ~ 学びながら「学び」と「成長」について深める~』北海道支部

日   時: 2019年5月11日(土)13:00〜17:00(12:40受付開始)
場   所: ちえりあ(札幌市生涯学習センター)2階「中研修室2」
       札幌市西区宮の沢1条1丁目1番10号
参 加 者:  36名(会員18名、運営12名、非会員6名) ※話題提供者1名、コーディネーター2名含む
コーディネーター : おやぶん(白方通隆)、 とら(藤嶺和隆)
テ ー マ: 場に適切なOARRは何か? ~ 学びながら「学び」と「成長」について深める~
話題提供者: ISA(中野功) FAJ東京支部

■タイムテーブル(概要)

 13:00  オリエンテーション
 13:10 チェックイン、ラインナップ(Fを知ってからどのくらい?)でグループ分けののち簡単な自己紹介
 13:25 話し合いでの困りごと・悩みをA4用紙に記入しグループ内共有。
 13:40 OARRとは 
     OARRの説明
      「OARRを使いたい場面は?」を1人→2,3人→グループ共有→壁に貼る
      「OARRを作ってみる」 1人→2,3人→グループ共有し一つ決める→壁に貼る
 14:05 ---休憩---
 14:15 「OARRを作ってよかったこと・難しかったこと」 1人→グループ共有→壁に貼る
 15:30 全体シェア 
    壁に貼ったものを見て進行役が読みながら共有
    ---小休憩---
 15:50 ふりかえり 
     「あなたにとって今日の学びは何か?」「あなたにとって学びとは何か?」 の問いをA4用紙へ記入
     「学びとは何か?~探求人になるために~」今井むつみ氏著の紹介
     「クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育」井庭崇氏著の創造社会におけるジェネレーター
     としての役割について紹介
     質疑応答
 16:30  終了 


■話題提供書のコメント

・ISA(中野 功)
 ひとつの目的として、私自身がこの企画のファシリテーター役というより、このOARRを普段使っているものとして、
参加者のみなさんがOARRについてどのように捉え、考え、作っているかを見たかったという思いがありました。また
各々のケースで悩みながら作った参加者のみなさんも「つくる」ことを通して、気づいたことがあったようで何よりでした。
 実際私自身も現場でOARRを作る際に悩むケースが多くあり、いくつかヒントをもらえたような気がしています。
(言語化がうまくできていないので申し訳ありません)
 そして、このワークでは、OARRを「つくる」ことを通して、参加者が「学ぶとは何か?」についても考える機会を
作ってみました。
 しかし、その問いに対するシェアをしませんでした。中には悶々とした方もいらっしゃったかもしれませんが、各々が
「学ぶ」ことをどのように考えるか、定例会の場だけでなく、そのまま日々の生活の中に持ち帰ってもらいたかった
という思いがあったからです。
 ぜひ悶々としてもらい、今後も「学ぶ」とは何かを考えていけるといいなと思ってます。
 最後に「学びとは?」や、つくることを通して学ぶ「クリエイティブラーニング」という観点で2つの書籍を紹介
させていただきました。プロセスを見ながらもコンテンツに切り込んでいくというジェネレータの役割はこれからの
未来の創造的な存在になり得ると思っています。
 本ワークのためにケアしていただいたコーディネーター役のおやぶん、とらさん、準備の段階から色々と手配いただき、
また、紅鮭弁当の(^^;お気遣いいただき本当にありがとうございました。
 そして、北海道支部の皆さん、泡の中でプロアクティブな話ができたのは楽しかったです。



■コーディネーターのコメント

・おやぶん(白方通隆)
ISA、話題提供ありがとうございました。
改めてOARRは何かを考える良い機会になりました。
参加のみなさんも話題提供者の意図とした「学ぶ」とは何かを考える機会になったと思います。
ありがとうございました。また、機会があればよろしくお願いします。

・とら(藤嶺和隆)
ISAさん、話題提供ありがとうございました。
コーディネーターをしながら、OARRを学ばせていただきました。
グループの共有と振り返りが常にあったことが、楽しい時間でした。特に後半のふりかえりで「今日は何があなたに
とっての学びでしたか?」の問には、OARRを深く考えさせられ学びを深めることができました。
ありがとうございました。 また次回、楽しい話題提供をお願いします!




■アンケート抜粋

(1)定例会に参加して「実践」に結び付けられるような気付きがありましたか?
・OARRの具体的な意味がわかった。
・場に適切なOARRは何か?ということを今の時間だけでは、充分に理解できませんでしたか、もう少し自身の中で
 考えてみたいとは思っています。
・「OARR」を活用できれば、会議の質が上がると感じた。  一方、上司を巻き込んで毎日の会議を設定することは
 ハードルが高そう。
・今までOARRを意識していなかったので、事前の準備として、OARRも大切だと気付きがあってよかったです。
・OARRの「O」でしっかり悩むべし。「O」を決まればスムーズになる。
・盛りだくさんありました。教育改革において教育現場における課題に直結する内容でした。
・「学ぶこと」について、改めて考える機会となった。
・会議、話し合いをより良いものにするための方法を知ることができた。
・業務上の問題に対し、OARRを通じて何を行えば良いかを見ることができた。
・OARRというファシテーションの基本の部分を意見交換をしながら考えたことで、改めて問い直すことができた。

(2)今日の学びをあなたの「実践」にどう活かしますか?
・身近な事例で実践できるかどうか考えてみたいと思います。
・ワークの打ち合わせでます使用してみます。
・小さなMTGなどできるところからOARRのフレームワークを活用してみたい。
・ますは現場に落とし込んでいくことをOAから始めたいと思います。あとR(ルール)、R(ロール)は参加者 に
 よるので、ケースバイケースで取り組みたいと思います。
・会社のMTGで再度意識してみる。
・ますは学んだ内容を整理したいです。
・今後の会議や研修会の企画に活かします。
・職場での会議、打ち合わせに当てはめて、問題解決を行っていきたい。

(3)本日の定例会、また今後の定例会に向け、ご意見・ご要望等をご自由にお書きください。
・ISAさん ありがとうございました。
・ファシリテータに徹することが難しいこともあるので、今回のような取り組みは良かったと思います。
・教育の現場へのサポート等何かお力うぃお貸しいただける場面を将来的に検討させていただきたいと思います。
・おもしろく、楽しく学びました。ありがとうございました。
・様々な枠組について、引き続き学んでいきたい。多様な話題提供を望みます。

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