日 時:2023 年 5 月 13 日(土) 13:00~16:30(12:30 受付開始)
会 場:札幌市生涯学習総合:センター ちえりあ 中研修室2
参加者:14名(内、非会員0名)
コーディネーター:すえちゃん(木下紀子)、ぎょうちゃん(行天フキ子)
話題提供者:ぴ〜ちゃん(竹本 記子)
■話題提供者かのメッセージ
人生100年時代と呼ばれるようになり、学び直しを意識した取り組みも耳にするようになりました。ただ、学ぶと言った時、私たちは新しいことをインプットすることに必死になりがちではないでしょうか。
そもそも前提の土台がしっかりしていないと新しい知識も活かされないかもしれませんね。
そこでアンラーンunlearn(学びほぐし)が注目されています。
ファシリテーションについて私たちは学び、体験を積み重ねてきました。
これまでに学んだ知識や身につけた技術を振り返り、さらなる学びや成長につながる形に整理し直すために、一度「常識」に支配されている状態を保留して、最初に直感された不確かな意味を、誰もが納得するような本質へと練り直すことを、フッサール哲学、現象学の本質観取を参考にしたワークでやってみようというチャレンジです。
自分の思い込み、枠組みに気づき学びほぐしにチャレンジしてみませんか。
今回は初めて行うワークですので一緒にワークをつくりあげるような気持ちでお付き合いいただけると嬉しいです。
ちなみに、ちょっとハードルが高く感じるかもしれませんが、ファシリテーションを参加者として体験したことがあるという方なら参加していただけるようにします。
わたしたちがあたりまえのように使う言葉を学びほぐししてみませんか。
*フッサール哲学現象学の本質観取を参考にしますが、現象学・本質観取そのものの正しい知識やり方を学ぶ内容ではありません。
■話題提供者からのコメント(ぴ〜ちゃん)
今回は初チャレンジのワークで、以前から関心を持って学んでいた、フッサール哲学現象学の本質観取を参考にして、当たり前や知識として認識していることを経験を出し合いながら本質を探りました。
難しさが先立つ哲学をわかりやすく興味を持ってもらうように工夫をして考え方を理解した上で、個人のストーリーを出していただけるようにステップを踏んでみましたが、自分のストーリーをその場で経験を純粋に探るためにはファシリテーションというテーマをもう少し噛み砕いた方が良かったかもしれません。
ふりかえりお互いの経験から出てきたものはありましたが知識的な内容も多かったので、もう少し経験を言語化する手順やテーマは工夫ができそうな気がします。今回のみなさんの経験の宝箱から飛び出すファシリテーションへの思いがとてもいい表情をして話されていて深い振り返りはよかったです。経験が浅い方もいらっしゃる方が素直に質問が出ていて深まっている部分も感じました。今後もファシリテーションの本質をさらに探究するヒントになりました。
さらにこのテーマは取り組んでいきたいと思いす。コーデのすえちゃんやぎょうちゃんのおかげで安心して当日を迎えられ、運営のみなさんと一緒に場ができたこと本当にありがたいです。
みなさんありがとうございました。
■コーディネーターのコメント(すえちゃん)
新作ワークショップとのことでしたが、日々情報に追われる中、久しぶりにゆったりと、「そもそも(本質)」を考えるプレミアムな時間になりました。ワークを通して、自分のファシリテーターとしての振る舞い、思考に気付き、それは決して会議の進行だけではなく、人との繋がりを深める意味で必要なプロセスにも思いを馳せることができました。知らぬ間に傾聴のトレーニングにもなっていた気がします(聴き出すことが本質を捉える第一歩!?)。ぴ〜ちゃん、ご参加の皆さん、豊かな時間をありがとうございました!
■コーディネーターのコメント(すえ)(ぎょうちゃん)
年度が変わって、新しい体制が動き出す1年のスタートにぴったりなテーマでした。
日々の生活や業務の中で、つい忘れがちな働きかけの「意義」や「喜び」について考え、対話でそれぞれの想いに触れながらお互いを励ますことができたような気がします。
新しくプログラムを作っていただいたぴ~ちゃんには、改めて感謝です。
ありがとうございました!
■アンケート抜粋
1.定例会に参加して、実践につなげられる気づきがありましたか?(感じたこと、学んだこと)
2.今回の定例会の学びを、実践にどのように活用しますか?
3.少し違う視点で、実践してみたい。今回の定例会や今後の定例会にご意見やご要望がありましたら自由に記述ください。