テーマ:体験で学ぶ!ファシリテーターになる第一歩 ~成功する話し合いの秘訣~
日 時:2024年10月5日(土) 13:00~16:30 (12:30 受付開始)
会 場:札幌市生涯学習総合センター ちえりあ 3F 研修室5・6
参加者:13名 運営委員7名
コーディネーター:すえ(木下 紀子)、みさき(伊藤 幸咲)
話題提供者:協働促進、東京支部、中国支部 むーた(向山 聡)さん
■話題提供者からのメッセージ
難しい技法や理論は横に置いて、ファシリテーターとしての入り口を身に付けることが狙いです。ポイントは、「ファシリテーターとしての話し方」と「話し合いを促進する議論の描き方」。
会議やワークショップに参加される方が、テーマに集中して効果のある話し合いをできる支援者になることを目指します。座学ではなく体験型で取り組むことで、自らが取り組むべき点を発見してもらいます。
次のようなノウハウ入手ができるよう、設計をしました。
●話し合いの参加者を評論家でなく、自分ごとにする仕掛け
●参加者が何をすれば良いか、何を話せば良いかがわかる伝え方
●話し合いの中で参加者がテーマからずれないようにする工夫
参加をされた皆さんが、自分の関係する組織ですぐに使えるノウハウを取得していくことで、外部の組織などと協働したファシリテーション普及に寄与して頂くことを目指します。
■ワーク概要
■話題提供者からのメッセージ
支部運営委員の皆さんと「年間を通して参加者が期待するテーマ」を検討しました。今回は、前後月等のバランスを考えて「基本的なスキルの見直し」を中核に置いた設計をしています。
主題を「自分自身の状況を把握して、具体的な小目標の達成を目指すことで成長を図る」とし、多くのメンバーにファシリテーター(兼板書役)を担当して頂きました。
「グループメンバーからのフィードバックを得て、気づきを増やす」という仕組みはうまく進んだと思われます。
一方、「わかりやすい話し方としてPREP法を意識する」という点や「OARRのR(役割)に注目して安心安全な場を実現する」するといったエッセンスは十分に伝わったとは言い難い部分がありました。「少しインプットが過剰であったかもしれない」という
気がしています。
体験をして頂いた個別スキルや提供ノウハウは、いずれも幅広くどこでも使えるものですので、少しずつでも活用をして頂けると嬉しいです。
■コーディネーターのメッセージ(すえ)
最初にグーチョキパーでチーム分け。ファシリテーターの経験値が偏らないようメン
バー分けしたからか、活発な話し合いが行われたと思います。経験者への質問もしやす
かったようで、休憩時間も良いコミュニケーションが続いていました。クロスロードを元に、ファシリテーター役が話を引き出し、模造紙で見える化するまでの流れを体験、メンバーからフィードバック頂けたのが気づきと励みになりました。上級向けのプログラムが続いていたので、基本に立ち返るワークを、という要望に見事に対応いただきありがとうございました。泡の会への新規参加者が増えたのも、定例会の大きな成果だと思います。
■コーディネーターのメッセージ(みさき)
話し合いを進めるコツとして、何のための会議なのか、何ができたら会議は成功なのかをわかるようにしておくことは、参加者が共通の目標に向かって話合える場を作ることにつながりますが、現場の会議ではできていないことも多いと感じました。また、ファシリテーター役は出た意見を要約して書いていましたが、その際に確認することを意識しました。確認することで共通理解ができさらに意見が拡がることもあったので、今日の学びを今後に活かしていきたいと思います。むーたさんありがとうございました!
■アンケート抜粋