2024年6月度 定例会報告:物語構造分析~あなたと私のストーリー 共有と共感と論理北海道支部

テーマ:物語構造分析~あなたと私のストーリー 共有と共感と論理

日 時:2024 年 6月1日(土) 13:00~16:30(12:30 受付開始)

会 場:札幌市生涯学習総合センター ちえりあ 研修室5・6 3F 

参加者:18名 初回参加者(無料お試し)3名 運営委員7名 

コーディネーター:ばん(板東忍)、二朗(出口寿久)

話題提供者:のとぽさん(長澤元子)

■話題提供者からのメッセージ

こんにちは。のとぽと申します。普段は公立高校で国語の教員をしております。
さて、みなさん、物語構造分析をご存知でしょうか?物語を構造的に、少し客観的に見ることです。
バルトがはじめた構造分析は、現在、日本ではラノベや漫画のプロットづくりなどに生かされています
なんと、原ゆたかさんの『かいけつゾロリ』でもその手法が用いられているそうです。
しかし、一方で課題もあります。社会においては「あなた」と「わたし」のストーリーは随分と違うようなのです。
私自身は「共感にも論理がある」と考えている立場です。
今回はそんな構造分析を活用して、場のストーリーを考えられるようになりたい!というあなたのための4ステップのワークショップをします。
1)インストール(教科書教材)  
2)習得(青空文庫の童話) 
3)自分の過去 
4)自分の未来や困難さ
4段階に分けて参加者で一緒に考えます。その上で、場におけるナラティブなストーリー生成について考えたいと思っています。
よろしくお願いいたします

■ワーク概要

(1)開会、北海道支部の3つの約束の紹介
(2)インストール(教科書教材) 
(3)習得(青空文庫の童話)
(4)コンセプトのフレームワーク(まだないサービスを探す)
(5)閉会


■話題提供者からのメッセージ(のとぽさん)

本日は、3時間にモリモリ盛り込ませていただきました!途中でみなさんのニーズに合わせて、コンセプトのフレームワークも入れてみました。構造分析のいいところは、場面やメンバー等で作り替えることができるところです。
今回は多様な皆さまのご参加をいただけていたことから、物語構造分析だけでなく、アイデアを出すためのワークをしましたが、進化思考のワークを入れてみても良いのかも知れなかったなぁと反省しました。
また、素敵なリフレクションをたくさんいただき、ありがとうございました。やはり話すスピードが早いんだなぁと思いました。
どうしてもいっぱい盛り込みたくなってしまいますが、これは課題ですね...。
とにかく、機会をいただきありがとうございました!

■コーディネーターのメッセージ(二朗)
はじめて「物語構造分析」というものを体験しました。論理的に物事を考えるにはとっても有効な手段だと感じました。物事を考えるときに、一人ではどうしても一方的になってしまいますが、見方を変えて客観的にとらえることで見解が広がるのですね。貴重な体験をさせていいただきました。ありがとうございました。


■コーディネーターのメッセージ(ばん)
C=I+Bのフレームワークは私たちが会社でやっていることにも通用するフレームワークで、今時の子供はこんなこと習ってくるんだ!!と衝撃の3時間でした。日本はユニコーンが育たない土壌と言われていますが、子供たちがこんなことを習っているなら、そのうちユニコーンだらけになるかもしれないなと思うような楽しい定例でした。ありがとうございました

■アンケート抜粋
・ とても楽しく内容がまだ消化しきれていません。これからじっくりゆっくり振り返ります。
・ とても興味深い内容で非常にタメになりました。ありがとうございました



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