テーマ:心理的安全性の高い職場を実現する方法を考えよう
日 時2025 年 4 月 5 日(土) 13:00~16:30 (12:30受付開始)
会 場:札幌市生涯学習総合センター ちえりあ 3F 研修室5・6
参加者:30名 (うち、運営委員5名、非会員 1)
コーディネーター:あず(東憲治)、すえ(木下紀子)
話題提供者:日本ファシリテーション協会 ラティーノ(平井雅)日本ファシリテーション協会フェロー
■話題提供者からのメッセージ(企画内容)
地域や組織のメンバーに、もっと参加してもらえたら、より良い地域や組織になるのになぁと、考えることはありませんか?
今回の定例会は、沖縄から元FAJ会長のラティーノを話題提供者にお招きし、プロのファシリテーターがどうやって現場を巻き込み、自律的に変えていくのか、そのノウハウを紹介していただきます。
プロとして活躍しているいろいろな現場での経験を聞きながら何がファシリテーターとしての心がけとコツなのかを考えていくめったにない機会です!
皆さんの地域や組織をより良くするヒントを探しに来てください!
■ワーク概要
「地域産業全体の人材育成」「まちづくり」「企業のビジョンづくり」の3つの事例紹介をとおして、ファシリテーターのあり方とやり方を共に考える。
■話題提供者からのメッセージ(定例会を終えて)
道内外の遠方を含めていつもよりたくさんの方に集まっていただけたということで身の引き締まる思いで迎えた定例会でした。 「沖縄観光産業の人材育成を考えるワールドカフェ」「南城市ハートのまち宣言づくりワークショップ」「建設重機製造会社の長期ビジョンづくりプロジェクト」という3事例をご紹介しながら、多様な立場と価値観、アイディアを持つ人々が1つのプロジェクトに取り組む時、ファシリテーターとしてどのような働きかけや関わり方をすればいいのかを皆さんと一緒に紐解いた3.5時間になったかと思います。 事例の中にちりばめた、ファシリテーションの手法やスキル、フレームワークから、考え方、心がけ、あり方までモリモリの内容だったので、参加した皆さんは相当に疲れたのではないかと思います。「休憩のタイミングを少し早めます?」って訊ねたら何人かの方は「はい!」って即答でしたものね。 私自身、途中で「事例を1つ減らそうかな」とも考えましたが、2200キロも移動してわざわざ札幌まで来たのだし、こういう機会はなかなかないだろうし、この歳になったらとにかく自分の経験をシェアすることでコミュニティに貢献したいしとの思いもあるので初志貫徹して突っ走らせていただきました。
定例会終了後に何人かの方と立ち話しましたが、初めての方や会員になって間もない方が、「自分の現場に活かせそう」「いちいち腹落ちした」「ヒントをもらった」などとおっしゃっていたのが嬉しかったです。
参加された皆さんそれぞれが、ファシリテーターのやり方とその奥にあるあり方のつながりを意識していただけたのだとしたら私としては目標達成です。
■コーディネーターのメッセージ(あず)
普段の定例会と違い、如何にラティーノが出すファシリテーターの技を見つけ、自分の現場に活かそうとする方多く参加しました。今回は、北九州市、東京都、愛知県から、この定例会のために来札された方がいました。また、30名と満席になり皆がこの定例会を使い、ラティーノの技を多くの方が盗みに来ました。会場は、本当に熱気に溢れてました。
■コーディネーターのメッセージ(すえ)
三様の事例を詳らかにシェアいただき、参加者も自分ごととしてイメージし易かったと思います。控えめな北海道民が、次から次と熱量高めの質疑を繰り広げ...それこそがラティーノのファシリテーターとしての考え方、関わり方にあったように思います。事例を聞きながら、リアルに体感しているという二重構造のワークショップ。「メタ認知に徹する(内容に入り込まない)」「犯人探しではなく恋人探し(連携)」は肝に銘じたいと思います。ラティーノ、参加の皆さん、ありがとうございます!
■アンケート抜粋
・もやもや感を恐れない
・プロのファシリテーターとしての意図やマインドセットが出来たから。
・関わる人の主体性を持ってもらうことの必要性を感じた。
・豊富な体験談を踏まえてファシリテーションの基本を改めて学ぶことができた。
・参加者と目的を共有するところは、すぐにでも実施します。
・事例を通してコアコンピテンシーについて聞けたことを現場で活かしたいです。