2012年1月度 定例会報告『今年「やってみたいこと」を語り合うFAJ新年会』北海道支部

北海道支部1月定例会 

テーマ:『今年「やってみたいこと」を語り合うFAJ新年会』
日 時:2012年1月7日(土)13:00〜17:00
場 所:ちえりあ(札幌市生涯学習センター) 中研修室1
参加者:24名(非会員3名)

今回の定例会の内容に入る前に、山田支部長から「ファシリテーションを実践していくには、身につけることが大切です。定例会は、そのマインドやスキルを身につける場です。定例会を通して学び合って、それぞれのキャラクターを活かしたファシリテーターになっていきましょう」との新年の挨拶がありました。

 今回はオープンスペーステクノロジー(OST)の枠組みを参考にして、参加した皆さんが語り合い、自分の現場で「ファシリテーションを通して、やってみたいこと」から、「行うにあたって、相談したいこと」を出し合って、1年のスタートにふさわしく、新年の抱負とキーワードを見つけることを試みました。

     

         《グランドルールの表示》                 《分類している様子》

まずは「ファシリテーションを通して今年やってみたいこと」を個々人に出しあって、3人くらいでバズセッションを行いました。
そして、「やってみたいことを実行に移していくにあたって、相談したいことや話し合ってみたいこと」をA4紙に書いて出し合い、ホワイトボードに貼り出して、参加者みんなで分類していきました。
その結果、門松、鏡もち、みかん、お年玉という4つの場に「ファシリテーションを生かして、ファシリテーションを普及していくには」「話し合いの対人関係、場の作り方」「ホワイトボードの使い方、現場での導入方法」「実のある会議の作り方」というテーマが設定され、第1ラウンドが開始されました。話し合いの後には各グループから内容について発表がありました。
休憩を挟んだ後に「ファシリテーションを活かして、ファシリテーションを普及していくには」「話し合いの対人関係、場の作り方」は引き続き行われ、新しく「困っている人の見つけ方」「10年後、後悔しないために」というテーマで第2ラウンドが行われました。

      

         《話し合いの様子》                   《発表の様子》

各グループから発表の後に、車座になって、参加した皆さんそれぞれから今年の抱負を述べ合いました。最後に、今回の定例会のプログラムを作り上げていく上で考え方や、参考にした書籍「オープン・スペース・テクノロジー(ハリソン=オーエンら著)」「ホールシステム・アプローチ(香取一昭,大川恒 著)」の紹介がありました。
                      

アンケートから、「まず、自分から動くことが大切であると感じました」「安心して話し合える場を作りたい」「話を"聞く"ことの大切さを痛感しました」「自分の中にInputしていき、Outputできるときを待ちます」などの声が寄せられました。

<話題提供者から一言>
(Tsume)
いきなり初「話題提供者」の付け焼刃ファシリテーター、右往左往・あたふたしながらの定例会でした。
当日は体調も崩したまま泡会も欠席、自己管理の甘さを反省しております。
それでも、話し合うことの「大切さ」「素晴らしさ」を改めて体験することができ、とても勉強になりました。思わず、「世の中が話し合いで、もっといっぱいになればいいのに」と感じました。おまけに「自分には何ができるだんだろう?」だなんて・・・。
他の話題提供者やまりさんたちに、助けていただきながら、何とか乗り切ることができました、感謝!感謝!!です。

(とら)
 お正月らしい飾り付けのなか、「新年の抱負」をテーマにOSTを使って自由に話し合い、新年の抱負が出来上がったみなさんの顔が印象的に画像としてInputしています。  
 時間管理などたくさんの気づきがありました。私にとって収穫の多い定例会となったことに感謝しております。

(せいご)
初めて話題提供者として微力ながら参加させていただきました。右も左も分からない状況でしたが、多くの方にアドバイスを頂き、何とかこなす事が出来ました。こうやって進行を考えてるんだ!等の新たな発見もあり、非常に有意義な体験でした。

(かず)
 新年のスタートにみなさんで抱負を語り合い、また、課題などを聞くことで共感し、思いを新たにしました。

(もっくん)
初めてのOSTで、なかなかうまく行かない部分もありましたが、皆さんの新年の抱負を紡ぎ出す支援をすることができて、充実感を得ることができました。反省するところがたくさんありますが、これから一つ一つ向き合って、仲間と話し合って解決に導いていきたいと思っています。