2015年3月14日(土) 関西支部イベントレポート関西支部

ご参加ありがとうございました。

日本ファシリテーション協会関西支部では、会員以外の方も広くご参加できる関西支部イベントを下記のとおり開催しました。 当日の模様をレポートいたします。

開催概要

【日時】 2015年3月14日(土) 10:00〜18:00 (受付開始 9:30)
【場所】 アネックス パル法円坂 《会場地図はこちら》
〒540-0006 大阪府大阪市中央区法円坂1-1-35
【主催】 特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会(FAJ)
【参加費】 4,000円 (FAJ会員は 3,000円)
【定員】 200名

チラシのダウンロード(PDF:約2MB)

参加者アンケートの集計結果

ご協力ありがとうございました。いただきましたフリーコメントも全て掲載させていただきましたので、ぜひ下記より集計結果をご覧ください。



アンケート結果のダウンロード(PDF:約1MB)

全体会&分科会レポート

《全体会》

開場&オープニング
其之壱 / ファシグラ大喜利
其之壱 / レイチェル×平山対談 & アイコンミニレクチャー
分科会
縁日タイム〜全体会其之弐

《分科会一覧》

#1 / The Power of Visual Meetings
#2 / 『図解deファシリテーション』 〜会議を効率化するために、1分で描ける記号◯△+⇒を活用〜
#3 / グラフィッカーの立ち居振る舞い
#4 / 「実行につながる会議」〜グループ・グラフィックス・キーボードの極意〜
#5 / 質問の技と黒・赤・青の3色マーカーで「元気になる会議」を始めよう!ホワイトボード・ミーティング® ベーシック編
#6 / ファシグラを観る
#7 / 加藤のファシグラをリアルタイムに観察する!
#8 / 実践!仕事の現場で本当に使えるファシグラ

開場&オープニング / 10:00〜10:15 (15分)

開始時間前を利用し、ポストイットログイン(今日持ち帰りたいこと)を会場の後方の壁面に参加者お一人ずつに貼り出していただきました。そして、オープニングでは、アナライザー練習やファシリテーションとファシグラの定義の確認などを行いました。

ファシグラ大喜利 / 10:15〜11:30 (75分)

ちょんさんの進行により、志賀さん、堀さん、多部田さん、加藤さん、西さんの5名のパネリストとのパネルディスカッションを大喜利形式にて行いました。お題は「アイコンで活動紹介」、「ファシグラ川柳」(ファシグラをする際に大切にしていることなど)の他、「ファシグラお悩み相談」として、事前に寄せられたお悩みのうち、以下の9つについて、登壇者であるプロフェッショナルファシリテーター陣が、解決方法やコツのアドバイスをしました。

お悩み#1 - 同じ話を何度もする人がいる
お悩み#2 - オンラインMTGでファシグラができない
お悩み#3 - 書くことに集中して聞き洩らしてしまう
お悩み#4 - イラストが描けない
お悩み#5 - 漢字が書けない
お悩み#6 - うまく要約ができない
お悩み#7 - 受け入れられるか不安で書くことに踏み出せない
お悩み#8 - 図解が描けない
お悩み#9 - グラフィッカーとしての所作に自信が持てない

レイチェル×平山対談 & アイコンミニレクチャー / 11:45〜12:30 (45分)

前半は、平山さんによるインタビュー形式の対談を行いました。レイチェルさんの普段の活動内容や、グラフィック・ファシリテーションの認知度や未来について、お話いただきました。

後半は、ファシグラに便利なさまざまなアイコンをレイチェルさんが描き方を説明され、参加者は手元のA4用紙にマーカーで描く練習を行いました。「普段全く絵を描けない自分がこんなにも簡単にいくつものアイコンを描けるようになってビックリ、嬉しい」などの声が聞かれました。

縁日タイム / 16:00〜16:40 (40分)

分科会終了後、各部屋を自由に巡って成果物を眺めたり、他の参加者との交流を深めました。

全体会其之弐 / 17:00〜18:00 (60分)

再び全員が一堂に会し、一日の学びや気づきをペアや全体で共有しました。お互いの顔が見えるよう、全体で大きなバースデーサークルを作り、ファシグラの書籍のプレゼント抽選会を行いました。また、参加者各自が描いた「3か月後の自分へのメッセージハガキ」を、お神輿型のポストに投函。神降ろしのごとく、最後はそのお神輿にレイチェルさんが赤いマーカーを差し込み、一本締めにてファシグラ祭りはお開きとなりました。

分科会 #1 / The Power of Visual Meetings

 レイチェル スミス / Rachel Smith

人物やモノなどのアイコンが描かれたファシグラは、魅力的なだけでなく、機能的!でも、絵なんて描けないし......。そんなあなたもこのワークに出れば、使えるアイコンが描けるようになること間違いなし!会議の導入、議論中、まとめの各パートに便利なファシグラのフォーマットもご紹介します。
※通訳はありません。英語でのコミュニケーションに問題のない方々が対象の分科会です。

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分科会 #2 / 『図解deファシリテーション』 〜会議を効率化するために、1分で描ける記号◯△+⇒を活用〜

 多部田 憲彦 / Norihiko Tabeta

図解を片付けに例えるならば、自分と相手の考えを収納する箱である。関係者の考えを、(1)書き出す(服を床に出す)(2)整理する(服を仕分けする)(3)図解する(服を収納して選ぶ)。当日はこのプロセスを体験して頂きます。

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分科会 #3 / グラフィッカーの立ち居振る舞い

 志賀 壮史 / Soshi Shiga

書いて残ったグラフィック自体よりも、進行中の立ち居振る舞いに注目します。短い会議実習とフィードバックを全員で体験し、ホワイトボードや模造紙の前に立つグラフィッカーの在り方について、一緒に考えていきましょう。

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分科会 #4 / 「実行につながる会議」〜グループ・グラフィックス・キーボードの極意〜

 平山 猛 / Takeshi Hirayama

会議で結論が出ても、いざ実行となると、誰も本気で動かない・・・そんな経験はありませんか?意見をホワイトボードに書いて整理し結論を導いても、肝心の実行につながらなければ成果は出ません。どうしたらメンバーが動き出すのか?そんなヒントが詰まっているグループ・グラフィックス・キーボードをご紹介します。

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分科会 #5 / 質問の技と黒・赤・青の3色マーカーで「元気になる会議」を始めよう!ホワイトボード・ミーティング® ベーシック編

 ちょん せいこ / Seiko Chon

ホワイトボード・ミーティングはビジネスからボランティアまで多様な領域で、だれもがファシリテーターになれる話し合いの技術です。練習や実践を続けていると、豊かなコミュニケーションやチームワークが育まれます。黒・赤・青のマーカーで作り出す話し合いのプロセスと結果を、ファシグラの視点から体験していただきます。

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分科会 #6 / ファシグラを観る

 西 修 / Osamu Nishi

ファシグラはライブ感に溢れた個性の光る「技」です。同じ話し合いを記録してもレコーダーによってその姿は大きく違います。「なぜその言葉を選んだのか」「なぜそこに書いたのか」小さな手がかりから、あなたを進化させる思いもよらぬ気づきが得られるかもしれません。そんな手がかりを探す観察のプログラムにトライします。

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分科会 #7 / 加藤のファシグラをリアルタイムに観察する!

 加藤 彰 / Akira Kato

ファシグラは完成作品だけを眺めても見えてこないコツが色々あります。実際の模擬会議で加藤がホワイトボードを使ってファシリテーションするところを観ていただき(実はなかなか無い機会)、そこから皆さんがさらに腕前を上げるヒントを掴んでいただきたいと思います。

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分科会 #8 / 実践!仕事の現場で本当に使えるファシグラ

 堀 公俊 / Kimitoshi Hori

ファシグラを上手に描くことが目的になっていませんか?仕事の現場では、描きながら論点を明確にしたり、質問を繰り出したり、合意点を見極めていくことが求められます。描かない方が議論の構図がつかみやすくなる場合もあります。この分科会では、真のファシリテーターとしてのスキルを極めていこうと思います。

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特別協力者紹介

グラフィック・レコーディング

玉有 朋子

【所属&役割】
フリーランスのwebデザイナー&ファシリテーショングラフィッカー

【経歴&活動分野】
山形出身、徳島在住。東北芸術工科大卒、徳島大学大学院修了 (修士(工学))都内web制作会社勤務から徳島に嫁ターンし、徳島大学 助教を経てフリーランスに転向。在任中の中山間地域での活動を通して、高齢者にもわかりやすく、親しみやすい伝え方を模索しているうちにファシグラに辿り着く。現在は県内を中心に、まちづくりや女性支援など様々な講演会やワークショップ等でのファシリテーショングラフィッカーとして活動を行っている。

【ホームページ】
◆四国でファシリテーショングラフィック
http://facigra.envision.main.jp/

【得意なこと】
たのしく絵を描くこと

【苦手なこと】
地道な運動(マラソンなど...)

ロゴデザイン&毛筆記録

安江 孝氏

【所属&役割】
無所属 ◯◯の自然化

【経歴&活動分野】
1977年東大阪市生まれ、東大阪市育ち。

【得意なこと】
けなされること。独りで愉しむこと。自発的な行動。観察、妄想。

【苦手なこと】
褒められること。大勢の中で楽しむこと。受け身。

当日のプログラム

受付開始
(9:30〜)
全体会 其の壱 (10:00〜12:30) ようこそ、ファシリテーション・グラフィックの世界へ!
参加者全員が一同に会す場で、分科会のファシリテーターの紹介やデモンストーレション等を通じて、ファシグラに関する理解を深めます。
昼食休憩
(12:30〜13:30)
昼食は、各自でご用意ください。
分科会
(13:30〜16:00)

それぞれの分科会テーマでファシグラに関する実践的なスキルの向上を図ります。下記の8つの分科会テーマより1つを選択できます。

縁日タイム
(16:00〜16:40)
祭りの屋台を巡るごとく他の分科会会場を自由に巡り、各会場の成果物を眺め、他の参加者との交流や情報交換を行います。
分科会会場撤収&移動
(16:40〜17:00)
全体会 其の弐 (17:00〜18:00) 再び参加者全員が一同に会し、振り返りと分かち合いを行います。

お問い合わせ先

FAJ関西支部イベント実行委員会 <kansai-event@faj.or.jp>
※回答までに多少のお時間をいただく場合がございます。ご了承ください。