2019年4月13日(土) 13:00~17:00
西宮市民会館
『傾聴できなければ、ファシリテーターじゃない!』 ~どこにある?じぶんの「おしゃべりスイッチ」を探せ~
Pテーマ
ぎわ
イチロー、たーじん
初心者&中級
◆ワーク目的
ファシリテーターとして、日常のコミュニケーションのスキルとして重要な「傾聴能力」
基本的な考え方やスキルは学んでも、なかなか実践ではうまくいかないことが多いのでは、という想定のもと、スキルだけでなく、マインドの部分で工夫できるやり方を参加者同士で探求する。
◆ワークのゴール
①傾聴スキルに関する知見が共有
されている。
②自分が聞けなくなる(話をして
しまう)ポイントが見つかっている。
③日常で活かせる、ヒントが見つかっている。
◆プログラムの流れ
1.参加者同士で「傾聴スキル」を確認
傾聴するうえで大切なことを付箋に書き出し、実践できているかペアワークで確認
2.自分が傾聴できなくなるシチュエーションを見つける
人の話が聴けなくなるシチュエーションをグループで話し合い
3.苦手な状況をロープレ実践で体感してヒントを見つける
聴けなくなるシチュエーションシナリオを各個人が作成し、
シナリオを演じる人、シナリオ作成者(聴く人)、観察者のトリオワーク
4.「明日からできる何か」を考える
3.の体感を通して、明日からできること、心がけることをグループで話し合い
5.本ワークへのフィードバック
ファシリテーター(チーム) [2] 名 +担当運営委員[1] 名+参加者 [11] 名
※担当運営委員記入:参加者内の会員 [11] 名+非会員 [0] 名
本ワークへのフィードバックタイムを設けたことで、ワークの感想のみならず、新たな視点の提起や、「傾聴」をテーマに今後こんなワークをやってみたらどうか、など、さらなる探求につながるご提案・ご意見を複数いただいた。
◆ワークの感想
・自分が聴けなくなるポイントを認識できた
・傾聴スキルは理解できていても、実践は難しいことを改めて実感できた
・カウンセラーなど第三者の立場に立てば聴けるが、当事者の立場では感情や関係性に引きずられてしまうと感じた
・シチュエーションシートを演じるにあたり、状況を理解しどう演じるか考える時間が足りなかった
・グループ対話を通し、本ワークがめざすゴール以上のものを得ることができた
◆新たな視点の提起
・傾聴ができるための要素として、話し手の話し方も大切。対話はお互いにつくりあげていくものだと感じた
◆さらなる探求に向けてのご意見・ご提案
・本日は1対1の対話であったが、ファシリテーターとしてどう傾聴し、かつその後のアクションをどうとるか、を考えるワークもやってみてはどうか。カウンセラーモードとファシリテーターモードを対比させるのもよいのでは。
・自らがファシリテーター役として、参加者同士に傾聴を促すにはどうすれば、というワークもよいのでは。
◆ワークのねらいは達成できた
◆苦手なシチュエーションのワークは、さらなる工夫、改善が必要
・考えてほしいシチュエーションイメージが一部参加者にはうまく伝わっていなかった
・例示したシチュエーションが極端すぎて誤解された部分もあったように思う
・シチュエーションを演じる方の役作り準備時間が十分でなかった
・経験や年齢等の差によって、ペアの方のシチュエーション理解が難しい場面があった。さまざまな参加者がいることを想定した工夫が必要
◆参加者が場づくりに主体的・積極的に関わってくださって、質の高いワークにすることができた
・集客の出足は芳しくなかったが、参加のハードルをあげて(傾聴分かっている方が前提で、教えないワーク)参加者を絞ったことが結果として奏功した
・適宜疑問点を投げかけてくれる方がいたので、参加者の理解度などを踏まえてのプログラム微調整がやりやすかった
◆参加者数は適切であった
・4名ずつの3グループで実施。全体でのシェアもやりやすかった
・本ワークは最大でも16名(4×4)が適切
◆「参加者コメント」欄に記載のとおり、新たな視点や次への提案をいただいたので、発展プログラムを考えてみたい