2019年9月14日(土) 関西支部定例会(テーマ3)関西支部

開催日

2019年9月14日(土) 13:00~17:00

会場

 西宮市民会館

ワークタイトル(テーマ3)

「学校が変われば、社会が変わる? 社会が変われば、学校が変わる?」
~ファシリテーションで、学校、社会を変える一歩を踏み出そう~

テーマレベル

Pテーマ

MF or チーム代表

上井靖

企画メンバー

カルロス・ゆこ・あり

対象者

誰でもOK これからの教育に興味がある方

プログラム概要

プログラム概要 15名参加 (うち教育関係者6名) 
<アイスブレイク> 
・ペン回し:ペンを両手から離さず持ち変えられるか?全員が出来るようになるがゴール
 ゆっくり30分 10分ごとに心のつぶやき/気持ちの変化をグループでシェア 
教えられ方、学び方の好みは人それぞれ。教育現場では"教える事"に注力するあまり、子供の心のつぶやきに耳を傾けられない、見過ごす教師が多い。
画一的な教え方では限界がある。

<チェックイン>
・名前、何処から/私は誰/なぜ参加を/ペン回しを終えて今の心境

<主体性と自主性について> グループワーク 5名×3テーブル
画一的な授業 ⇔ アクティヴラーニング
①2020年から教育現場に導入される主体的な学び、アクティブラーニングとは何か?
ラーニングピラミットを見ながら、主体的な学びとは何か、今までの授業との違いを知る

②自主性と主体性の違いについてグループワーク 
・それぞれの考えをシェア→ネットで意味を調べシェア
・3.11時のディスニーランドでの出来事(スタッフがショップの商品をお客様へ配布)は、自主的な行動か主体的な行動かを議論
・各グループで自主性と主体性の違いを再議論
主体性とは:答えのない問いに向かって、リスクを背負い、考え行動する姿勢。
      マニュアルにある事を自ら進んで行うのが自主性、マニュアル自体を作るのが主体性

<トランプゲーム>グループワーク 
・ジジ抜き
・神経衰弱(ジェスチャー禁止、めくった後は裏返す、以外のルールはなし。どうやったら1番早く終わるかチーム対抗戦)
 ※チームビルィング
・カードゲーム(強いカード、もしくは同マークのカードを順においていくカードゲーム、おしゃべり禁止)
練習含め全3回。途中、チームメンバーを各チームから1名づつ入れ替え、再プレイ。
今までと違うメンバーが入る事で起こる、場の変化、心のつぶやき、変化、同調圧力についてシェア

<テーマまとめ>
同調圧力をかけられる側、かける側の気持ちを知る。
知らないうちに同調圧力をかける側になっていることを体感。
多数者の意見が正解ではない。今の正解、ルールを疑い、全員にとっての新しい正解を探り作っていく事が大切。
ものを言わない労働者ではなく、ものいう市民へ。

参加者それぞれが、このワークから何を体感し、どう活かすかを宣言して終了。

参加者数

参加者コメント

「今日のワークから何を体感したか(感想)、今日のワークやファシリテーションを今後にどう活かすか」の宣言より

・私の固定観念(特に切羽詰まった時)を変える。いろんな意見を受け入れながら、自分の意見も言う。
 考えてもいいよ。自由でよいよという雰囲気をつくる。
・自分に合わせてもらうのではなく、他人の意見も取り込み新しいルールを作る
・空気を感じ取る感性をしなやかに! 
 どう使うよりファシリテーションの本質をつかむ → それで地域へ
・正しいとされている事を疑う。
 「まちづくりでやらなければならないこと」が本当にそうなのか?
・意見を言えない人、腑に落ちないまま進んでいる人に目を配る、考えを聞く。
 違和感を大切にする。
・体験を活かすために場に働きかける ショートコメント
 自分に当てはめ、思い起こさせる 気付きワード
 共通イメージづくりを促す。
・私が好きなチームのために、何が出来るのかを考える。
 場を単純に引き継ぐのではなく、常に最適解を求め続ける(協調)
・仕事のあり方、正解に対する捉え方が変わる。初心に戻る。

担当者振り返り

非常によく組まれたワーク、「ああ、そういうことか!」という体験に基づいた目からウロコの気付きがある。
ファシリテーションを知り、実践している人であっても、
気がつかない間に同調圧力かけている側かけられる側両方になる可能性を誰もが秘めている。
この事に本当の意味で気がつかないと、今の社会、学校の問題の本質がわからない。
ファシリテーションをなぜ使うのかという腹落ちがあり、
ファシリテーションを持って、我々がどう社会へ携わっていくべきかを突きつけられる、深いワークだった。