2026年4月11日13:00~17:00
西宮市民会館
ラボラトリー方式体験学習によるファシリテーター勉強会 第2回: 場を見る力
Lテーマ
ひろ兄
体験学習Lab.(広瀬義浩 神瀬葉子 繁村早百合 加藤香里 世良和邦)
・ファシリテーションの基礎は学んだが、現場での応用に悩んでいる方 ・自分のコミュニケーションの癖や、他者に与える影響を知りたい方 ・本音で語り合い、互いに学び合える仲間と出会いたい方
主なプログラム内容: ワーク1: グループに必要な「役割」を1つだけ決める(制限時間10分、理由は考えるが担当者は決めない)。あえて「何のためのグループか」という目的を提示せずに実施。 ワーク2: A4用紙1枚をできるだけゆっくり落ちる形にする(制限時間10分、道具使用不可)。目的が明確な具体的なワークを実施。 振り返り: 各ワーク後およびプログラム最後に、「どんな体験をしたか」「学んだこと」「現場でどう活かすか」をグループ内で分かち合う。
ファシリテーター(チーム) [3] 名 +担当運営委員[1] 名+参加者 [17] 名 / 参加者内の会員 [12]名+非会員 [5] 名
1. ワークへの没頭と全体俯瞰の難しさ 「ついついワークに夢中になって入り込んでしまうと、場全体が全然見えなくなってしまうことに気づいた。ファシリテーターとして『場を作る』ことと『場を見る』ことを両立させるのは難しい」 2. 目的の曖昧さや焦りが与える影響 「(ワーク1で)あえて目的が分からない状態にされたことで『モヤモヤ』が残り、混乱や不安、時間への焦りがメンバーの言動にどう影響し、周りが見えなくなるのかを実感した。短い会議こそ段取りや事前の仕込みが必要だと学んだ」 3. 意図的な役割の「演技」と相互作用(倫理観) 「あるメンバー(またはファシリテーター)が明確に役割を決めて『演じる』仕掛けをしたことが印象的だった。事後の種明かしがなければ『人を操作した』という倫理的な問題になり得ると感じたが、演じる側とフォロワーの反応の相互作用で場が大きく変わることも深く学べた」
プロセスの観察(アウトカム)の難しさ: 参加者が「ワーク(コンテンツ)に入り込んでしまい、プロセスが見れていない」という状態に陥りがちで、振り返りが浅くなってしまう傾向が見られました。 しかし、「自分がいかに周りを見れていないかに気づけた」という点では、狙い通りの学び(アウトカム)は一定程度達成されています。 ワークの対比効果: 目的がないワーク(ワーク1)は関係性ができていない初対面同士では負荷が高く動きにくかったものの、明確な目的があるワーク(ワーク2)との違いを比較することで、「自分たちにとっての本当の目的は何か」に気づくきっかけになり、良い学びの材料となりました。 想定外の事態: ある参加者が個人的な学びの意図から「意図的に不機嫌に振る舞う」などの実験を行ってしまい、グループがそれに引きずられて本来の深い学びに到達しきれなかったというテーブルもありました。