第46回関西支部定例会報告 その2
■日時: 2007年10月13日(土) 12時30分〜17時00分
■場所: 神戸市水道局たちばな職員研修センター研修室
■テーマ: ファシリテーションに必要なプレゼンテーションのテクニック−基本の基本−
■担当: チームSSA(繁村、笹山、鐙)
■参加者: 27名
■狙い: ファシリテータのプレゼンテーション基本技能をマスターする
■概要:
3つのワークショップを通してプレゼンテーションの基礎を学習しました。
1つ目のワークショップは、過去に体験したプレゼンテーションから、
よい印象が残ったプレゼンテーションのポイントをあげてもらいました。
そのポイントを踏まえたうえで、2つ目のワークショップ「伝えるワーク」を行いました。
3つ目のワークショップは、プレゼンテーションのポイントと"伝えること"をさらに
実践できるよう、"役割"と"場面設定"をしたプレゼンテーション「プレゼンテーション
実践ワーク」を体験し、話し方のコツを考えました。
1)アイスブレーク <担当 鐙>
1グループあたり6名ずつ着席していただ
き、全部で4つのグループに分かれました。
2)1グループ内に3つにグループ(2人1組)を作りました。
2人ペアのうち、一人が話し手となり、「最近あったこと」をテーマに2分間の
自己紹介を行いました。
3) 導入ワーク <担当 鐙>
グループごとに、体験した中で、とても印象に残った、あるいは、良かったプレ
ゼンテーションからそのポイントではないかと思われるところをピックアップし
てもらいました。
4) 伝えるワーク <担当 笹山>
話し手が聞き手に対し、短い時間内(3分間)で伝えたいことを、きちんと伝え
るワークです。
(ワークの内容)
・グループ内で再び二人一組のペアになります。話のテーマとして、
「最近はまっていること」
「気になっていること」
「趣味」
の3つのテーマから1つ選び、3分間程度で話す準備をします。
話し手は、「伝えたいこと」を事前にメモしておきます(聞き手に見せない)。
5)プレゼンテーション実践ワーク <担当 繁村>
あるシチュエーションに沿って、実際にプレゼンしてみよう!
聞き手の「聞きたいこと」を伝えることができて、その気にさせられるか
(ワークの内容)
3人一組になり
それぞれが1回ずつ、ワークの中で話し手になります。(ワークは3回行います)
ワークを行うにあたって、どのような立場、どのような役割で、誰に対してプレゼ
ンテーションを行うのかが記載されている「ライフカード」が事前に配られています。
内容は、
−メーカー営業が販売店に○○を取り扱ってもらうためのプレゼン
−販売店の企画マンが、上司に○○の許可を得るためのプレゼン
−販売店員がお客様に○○を買ってもらうためのプレゼン
※○○は、会場にある文房具など、自分で選ぶ。
・ワーク開始直後、話し手は、二人の聞き手に「ライフカード」のテーマを説明。
・聞き手は、そのテーマについて、「聞きたいこと」を紙に書いておく。
(話し手に見せない)
・話し手は3分間プレゼンテーションを行う。 聞き手は、「聞きたいこと」が話
されたら、チェックをする。
・全員のプレゼンテーションが終わったら、聞き手はそのプレゼンテーションを
受けて「その気になったか」をチェックしながら、3人で振り返りを行った。
・その後、6人で振り返り
6)まとめのパート<担当 笹山>
3つのワークを通して、うまく、伝えるためにはどうすればいいのか?3つのコツ
をグループで話し合ってまとめ、全体発表。
グループからの発表は、次のとおりでした。
☆(話しを料理にたとえ、)材料 ⇒ 調理 ⇒ 盛り付けの3つにまとめた。
☆相手のニーズをはずさない
伝える内容の構造を明確に
共感を呼び魅きつける
☆相手のニーズ
目標を明確にする
Pointを絞る
想い
☆心(熱意・想い)・頭(キーワード、シナリオ)・体(意外性・はったり、力技・・・)
ファシリテータの3大要素にも通じる。
最後に・・・
質問として、子供たちに対する「地球温暖化防止のためのプレゼンテーションにおい
て、相手のニーズをつかむにはどのようにしたらいいか」というものが出た。参加者の
中から、話すテーマが「地球温暖化の防止」のように、聞き手のニーズがない物は
プレゼンテーションテクニックのポイントとは違うポイントが必要になると解説があった。