第48回 その1 :2007年12月8日 日常ノ仕組ミ関西支部

第48回関西支部定例会報告 その1

日時 2007128() 13:0017:00

■場所 :BBプラザ会議室2(神戸市

■参加者:8名(全て会員)

■担当 :宮田

■テーマ

「日常ノ仕組ミ」

■概要

  日常のやりとりの奥にあって、私たちを動かしている見えない仕組みを探ってみる。

  演劇的な視点から、意識・身体・言葉の繋がりと、それを捉えるための感覚を

  見つけていく。

■内容

◆ (いきなり)5分休憩

◆ ファシリテーター自己紹介

 ・趣味で演劇はしばしば見ている。

 ・演劇のワークショップにも参加。

 ・本格的に学んだことは全然ないが、ファシリテーションに

  つながるものは確かにあると思っている。

◆ キャッチボール

 ・輪になってビーチボールを投げ合う

  ・渡す相手の名を呼びながら

  ・何か一言(なんでもよい)を言いながら

  ・他の小さいボールを隣の人に手渡しながら、同時に

 * ある程度の負荷がかかると、楽しさが増すが、

   負荷がさらに増えると難しくなる。

   「意識の集中・分散」を意識してみる。

◆ 本日の概要説明

  ・今日は全員が全てのワークを等しくするわけではないが、

   量に差が出てもワークの上手さとは関係ない。

   (そもそも、上手になることを求めていない)

  ・直接「ファシリテーションを学ぶ」ワークとはならないが、

   ファシリテーションに携わる上での気づきにはなるはず。

◆ 一人で話す

  ・道順を話す

  ・家の間取りを話す

   ・何度かくりかえしてみる

   ・体を動かさずに話す

   ・他の人の話を話す

  * 意識と身体の関わりを感じる。

    今日は「どうですか?」という問いをたくさんするので、

    戸惑うかもしれないが、気付いたことをなんでも話してほしい。

◆ 噛み合わない会話をする

   ・4人ずつで、会話の体裁をとりながらしゃべる。

    ただし、互いの話が噛み合ってはだめ。

   ・相手への質問をするよう意識してやってみる。

  * 言葉の力の強さを感じる。質問の力は非常に強い。

◆ テキストに基づいた2人での会話

  ・テキストを見ながら

  ・テキストを見ずに

  ・テキストと関係のない動作をしながら

  * 意識の分散や集中と、「リアルさ」との関係を見つめる。

◆ 創作

  2グループに分かれ、短い即興劇をつくる。

  条件

   ・三一致(時間・空間・場所が変化しない)

   ・「オチ」がなくてかまわない。

  各グループの即興劇

   ・飲食店にきたカップルに、男性の後輩が加わるが、実は女性のモトカノ。

   ・先生、親、こどもが、いじめについて話し合いの場を持つ。

◆ ふりかえり

  ・人を動かすことで場が変わる

  ・「間」が怖くて言葉で埋めてしまうが、それが空気の醸成を損ねる

  ・意識を分散させるのは難しいが、しかし日常やっていることだと思う。

  ・楽しかった

  など

■ファシリテーター感想

 ファシリテーション・フォーラムの分科会プログラムをほぼそのまま

 踏襲しました。意識的に変えたところは、冒頭の5分休憩だけです。

 (定例会の連絡事項などでどうしてもざわつくので、参加者のみなさんや

 自分が、少し落ち着いて、「ファシリテーション」からいったん意識を

 離せるように)

 プログラムはほぼ同じでも、自分のその時の興味が反映されるのか、

 参加者の意識のありようの違いか、ふりかえりでのポイントが違ってきた

 のが面白かったです。

 定員通り15名だと、「見られる」意識が強くなってしまうので、今回

 くらいの人数がよいという声もいただきました。

 参加されたみなさん、楽しい空間を生み出してくださって、

 どうもありがとうございました!