第55回関西支部定例会報告 その1
■
■場所 :兵庫県中央労働センター 401号室
■参加者:26名
■担当 :中井、豊嶋、鈴木
■テーマ:『これがファシリテーショングラフィックだ!〜明日からやりたい
ファシリテーショングラフィック〜』
■目的
話し合いを活性化するファシリテーション・グラフィックの働きに着目し、
ワークを通じて記録や板書とは違うファシグラの特徴をつかむ
■ゴール
自分たちなりのよりよいファシグラの原則を見つけ、明日からファシグラを
実践するためのきっかけとする。
■内容
1)本日の目的とゴール、プログラムの概要について説明
2)場を温める(手を動かす、描くのに慣れる)
・2人1組のペアになり、互いにインタビュー。似顔絵と相手の紹介
をA4用紙に描く。別のペアと一緒になり、4人で相手を紹介し合う。
→その4人をグループとする
3)模擬討論で描いてみる
・グラフィッカーを1人選出。3人が話し、グラフィッカーが話の内容を
描き留める(①と②でグラフィッカーが交代。以下、全員が1回は
グラフィッカーを経験できるように交代する)
①3人が模造紙に背を向け、3人に模造紙が見えないようにして描く
話し合いのテーマ:100万円あったらみんなで何をするか。
②扇型に座り、模造紙を囲んで模造紙を見ながら描く
話し合いのテーマ:無人島に一週間、一つだけ何を持っていくか。
4)グループディスカッション
①と②はどのように違っていたのか?どちらのどこがよかったか?
(描いた立場で、話した立場で)
5)全体発表
・イメージを共有しやすい?
・話が脱線しにくい②
・声が聞き取りにくい①
・話し手のイメージと書き手のイメージにへだたりがあった①
・お互いに質問や確認の発言が多かった①
・話に広がりが出ていた① など
6)堀さん・加藤さん著「ファシリテーショングラフィック」より解説
ファシリテーショングラフィックのメリットとは?
・話し合いのプロセスを共有する
・対等な参加を促進する
〜 休憩 〜
7)実践&観察
どんな描き方が効果的なのかをさぐる
・グラフィッカー希望者5名、模擬討論希望者4名を募り、
模擬討論をし、描いてもらう(残りの人は観察)
テーマ:夏バテしないようにするにはどうしたらよいか
8)描かれた5つのグラフィックを比較。どのグラフィックのどの部分がよいか、
4人グループに戻りディスカッション
9)よいファシグラの条件とは?
・8)での議論を踏まえ、明日から使えるよいファシグラの条件を考える
「ファシリテーショングラフィック」(堀・加藤著)より、
描き方のポイントその1・・レイアウト
描き方のポイントその2・・ポイント同士の関係
描き方のポイントその3・・文字の書き方と色使い
等を参考に、自分なりに考えてみる
10)よいファシグラの条件は有効なのか試してみる
・4人グループで話し合い&グラフィック(3人が話し、一人がグラフィック)
テーマ:電車の中の携帯電話のマナー違反を撲滅するには?
9)で考えたよいファシグラの条件を意識しながら実践
11)グループで振り返り&全体発表