第55回 その1:2008年7月12日 これがファシリテーショングラフィックだ!〜明日からやりたいファシリテーショングラフィック〜関西支部

第55回関西支部定例会報告 その1

日時 :2008年7月12日(土) 12:30〜17:00

■場所 :兵庫県中央労働センター 401号室

■参加者:26名

■担当 :中井、豊嶋、鈴木

■テーマ:『これがファシリテーショングラフィックだ!〜明日からやりたい

ファシリテーショングラフィック〜』

■目的

話し合いを活性化するファシリテーション・グラフィックの働きに着目し、

ワークを通じて記録や板書とは違うファシグラの特徴をつかむ

■ゴール

自分たちなりのよりよいファシグラの原則を見つけ、明日からファシグラを

実践するためのきっかけとする。

■内容

1)本日の目的とゴール、プログラムの概要について説明

2)場を温める(手を動かす、描くのに慣れる)

 ・2人1組のペアになり、互いにインタビュー。似顔絵と相手の紹介

  をA4用紙に描く。別のペアと一緒になり、4人で相手を紹介し合う。

  →その4人をグループとする

3)模擬討論で描いてみる

 ・グラフィッカーを1人選出。3人が話し、グラフィッカーが話の内容を

  描き留める(①と②でグラフィッカーが交代。以下、全員が1回は

  グラフィッカーを経験できるように交代する)

  ①3人が模造紙に背を向け、3人に模造紙が見えないようにして描く

   話し合いのテーマ:100万円あったらみんなで何をするか。

  ②扇型に座り、模造紙を囲んで模造紙を見ながら描く

   話し合いのテーマ:無人島に一週間、一つだけ何を持っていくか。

4)グループディスカッション

  ①と②はどのように違っていたのか?どちらのどこがよかったか?

  (描いた立場で、話した立場で)

5)全体発表

  ・イメージを共有しやすい?

  ・話が脱線しにくい②

  ・声が聞き取りにくい①

  ・話し手のイメージと書き手のイメージにへだたりがあった①

  ・お互いに質問や確認の発言が多かった①

  ・話に広がりが出ていた① など

6)堀さん・加藤さん著「ファシリテーショングラフィック」より解説

  ファシリテーショングラフィックのメリットとは?

  ・話し合いのプロセスを共有する

  ・対等な参加を促進する

 〜 休憩 〜

7)実践&観察

  どんな描き方が効果的なのかをさぐる

 ・グラフィッカー希望者5名、模擬討論希望者4名を募り、

  模擬討論をし、描いてもらう(残りの人は観察)

  テーマ:夏バテしないようにするにはどうしたらよいか

8)描かれた5つのグラフィックを比較。どのグラフィックのどの部分がよいか、

  4人グループに戻りディスカッション

9)よいファシグラの条件とは?

 ・8)での議論を踏まえ、明日から使えるよいファシグラの条件を考える

  「ファシリテーショングラフィック」(堀・加藤著)より、

  描き方のポイントその1・・レイアウト

  描き方のポイントその2・・ポイント同士の関係

  描き方のポイントその3・・文字の書き方と色使い

  等を参考に、自分なりに考えてみる

10)よいファシグラの条件は有効なのか試してみる

 ・4人グループで話し合い&グラフィック(3人が話し、一人がグラフィック)

  テーマ:電車の中の携帯電話のマナー違反を撲滅するには?

  9)で考えたよいファシグラの条件を意識しながら実践

11)グループで振り返り&全体発表