第62回 その2:2009年3月14日 チーム脳にスイッチを入れる「質問会議」ってなんだ?〜質問だけの会議で本当に成果があがるのか、みんなで体験してみよう。〜関西支部

 

第62回関西支部定例会報告 その2


日 時 2009年3月14日 (土)
場 所 大阪経済大学
ファシリテーター 清宮さん
荒金さん、空井さん、繁村さん、世良
内 容

日本ファシリテーション協会の定例会で、必ず見られるものは?

はい、その通り、ホワイトボード、ホワイトボードマーカー、プロッキー、模造紙、ポストイットなどなど、今回の定例会の会場では、これらのものが、机の上から消えていました。手元には、メモがあるけど、それは自分で使うもの。

 空中戦のようで、空中戦ではない、また、質問だけで会議をやってみるという質問会議を体験し、気づきを共有しました。

1.質問会議の説明

荒金さんより質問会議(アクションラーニング)の概要を説明、日本アクションラーニング協会の清宮普美代さんのお話し伺いました。

2.質問会議を体験

1時間ほどのセッションのなかで、

  • ファシリテーターは1名、課題を話す人1名、それ以外は質問者になる。
  • ファシリテーターは、与えられたシナリオを、時間を守って、展開する。
    ※ 時間がきたらファシリテータが介入し、次にステップへ進める。
  • 質問者の発言は質問のみ、課題を話す人は質問された内容にのみ回答する。

異質な会議という感じがするルールのもとセッションを2回おこないました。

☆ セッション1

普段、ついつい、意見をいったり、提案したりということになれているメンバー達、どうしても、最初はぎくしゃくしていました。また、ファシリテーターも「話の腰を折る」という慣れないことするのに四苦八苦しており、混乱のなかセッションが終了しました。

☆ セッション2

さっきは、苦戦していたメンバーも、さすがはFAJ会員!

しっかりと、質問会議を楽しんでいました。

いつのまにか、課題提示者の課題だったものが、ちょうど、参加者の真ん中にやってきていました。質問だけで、こんなことが出来るのか?と、ついつい驚く会議です。だれもが、その問題の当事者になり、しっかりと解決しようという態度で臨んでいる。そんな不思議な会議を体験しました。

参加された方には

  • なんだこれは?と、もやもや感を残した人、
  • こんなやり方があったのか!という人。
  • 問題解決にばかり意識を向けるのではなく、メンバーが当事者意識をもって、ことにあたっていこう!というチームのムードを醸成するということを認識した人。

  それぞれの気づきがありました。

今回は、あくまでも体験です、何事も奥が深い世界、その入り口を見せていただけました。