第81回 2010年11月13日 その2 ファシリテーションはじめのい〜っぽin関西関西支部

 

第81回関西支部定例会報告(テーマ3)


日 時 2010年11月13日(土) 12:30 〜 17:00
場 所 兵庫県伊丹市 いたみホール
ファシリテーター トムトム、関西はじめの一歩チーム、
ライデン@東京、ぴよ@東京
テーマ
ファシリテーションはじめのい〜っぽin関西
 
 
開催概要

■きっかけ

ファシリテーションフォーラム2010で、はじめの一歩(以下 一歩)に 今回のMFが参加した際、東京支部の方から、関西でもやってみないかって 打診をもらいました♪

15回も開催されて実績のあるプログラムだし、体験して面白かったので快諾☆

特にそのコンセプトに共感。

一歩は、
参加者に初めてファシリテーター(以下 F)を体験してもらう場、
本やセミナーで学んだことを活かせる場を提供するとともに、
企画チームスタッフも観察者として話し合いの流れを見ることができ、
共に成長できる、みんなが楽しいワークだと感じた。

■一歩ワークの概要

はじめの一歩は4人が1チームとなって島型の1テーブルを囲み、 1つのお題について結論を出していく。

各テーブルの4人の参加者はF役を時間で区切って交代しながら担当し、 全員が体験できるようになっている。

話し合いの進め方は、Fが交代しても、次のFはそのまま内容を引き継いで 話し合いを続けていくリレー方式。

1人がF役を終える際にはふりかえり。このふりかえりが一歩の重要なアクティビティ。

フィードバッカー(以下FB)と呼ばれるスタッフによる観察者がテーブルに1人付いており、 Fを担当した方の話し合いの進め方がどうであったか、FBは参加者に問いかけながら F役にフィードバック。

■今回の一歩の狙い

関西支部で一歩を実施するにあたって、関西支部の会員に一歩のコンセプトと そのワークをお披露目するとともに、関西支部らしい一歩を実現することを狙った。

らしさを実現する為に、まずFBとして関西らしいノリの良い方に多数参加してもらう。 また、一歩からヒントを得て関西支部のワークで行った、フィードバックの甘口辛口設定や、 参加者がFBにフィードバックしてほしいポイントの設定を導入。

 
内 容

■ワーク実施中の経過

参加者はベテランが半数いて、当初ワークの対象としていた初心者は各テーブルに 1人か2人といったところ。はじめはMFがキンチョーしていたこともあって、 固い場で始まった。

アイスブレイクを兼ねたの四つの質問で自己紹介するワークでもなかなか場がほぐれず、 そのまま話し合いに突入。一人目のFによる話し合いはわりとシーンとした、 静かな感じで始まっていった。うーん。カテェ↓

一人目のふりかえりに突入。ようやく笑いが出てきた感じ。 FBがベテラン参加者に突っ込まれていることで盛り上がってるテーブルも。 ベテランが結構いたことが面白い作用を起こした。

でも、逆に初心者の方とベテランの方との信頼感がうまく醸成されず話し合いが うまく進まなかったチームも。。。アイスブレイクがほぐすには十分でなかった影響か。。。 そのチームはテーブルについているFBが判断して、プログラムを再構成して対処。

二人目、三人目と回を重ねることによって徐々に柔らかい雰囲気に。 壁に貼った模造紙の前に立って議論する参加者も。 MFもそれで緊張が軽くなっていきました。

最後は各チームが結論にどのように至ったかのプロセスを共有、 F体験についての感想を共有して終了。

■狙いの達成度

関西支部のメンバーに一歩のコンセプトとワークをお披露目することはできたかな。

プロセスの共有も十分できたし。

参加者は概ね学んだことを実際に試せてたみたいだし、 FBも観察の中でファシリテーションのポイントを気づけたりベテラン参加者に突っ込まれたりと 楽しめていたように感じた。

関西らしさと言う点では、ノリは十分に発揮。FBもノリノリだったし、 ベテランも半数参加して濃ゆい雰囲気に。

フィードバック甘辛度とフィードバックしてほしいポイントの設定はうまく行った点とう改善が必要な点が半々と行ったところ。 うまく行った点は、FBからのフィードバックの甘辛度合いで参加者の意見の甘辛度合いも誘導することができること。 改善が必要な点は、FがFBからフィードバックしてほしい点と、その他のFBからのフィードバックのポイントとの分量をどうするか。 次回やるときへの課題だ。

■MFの感想

参加者も企画スタッフも概ね楽しめたようで、一歩のコンセプトを伝えられてよかった♪

僕はいつも新しいプログラムの作成には関わっていたが、 決まった型のプログラムを担当するのが初だったのでその効用を実感。

メリットとして、対処に余裕ができるのが大きい。

進行を間違えても本筋が分かってるから戻ってこれる。

余裕ができた分は参加者に対してより意識を向けられる。

今回プログラムにはなかったF体験の共有を最後にアドリブで入れることができたのも、 もとのプログラムがしっかりしていたからだと思う。

また一歩はフィードバッカーが中心の役割を担う、自律分散型ワークだってのを実感。

コンセプトとふりかえりの目的が共有されていれば、 後はMFが介入することなくテーブル毎に進んでいく。

次は僕もまたFBに回って参加したいと思える、面白〜いプログラムだと改めて実感した☆

最後に、 東京支部の一歩チームのみなさま、支部長の富士さん、 楽しいプログラムを関西で実施させていただいてありがとうございますっ☆