【今日のめあて】
「自分や他者に対する思い込みを見直し、自分の枠に気づく」
片山さんが思う「目的別ファシリテーション分布」について、を
ビジネスファシリテーションと人間関係ファシリテーションの目
的の違いなどを、図(添付)を使って説明。その中で今回行うの
は体験学習型の人間関係ファシリテーションであることを説明。
2.エクササイズ「第一印象」
参加者 5人(井口さん、伊東さん、片岡さん、北川さん、
熊野さん)
観察者 3人(合原さん、平山さん、水上さん)
見学者 2人(奥田さん、加留部さん)
□実習
ねらい:「自分や他者に対する思い込みを見直し、自分の枠
に気付く」
進め方:
参加者それぞれが他の参加者に対して持った第一印象を
3つの質問に答える形で、シートに記入。
【3つの質問】
?イメージカラーは何色?
?血液型は?
?好きな季節は?
記入後、一人ずつお互いに発表してもらった。(体験)
□ふりかえり
振り返りシートを配り、自分自身や参加者の発表の間に自分
の 中で起こっていた感情や、他の人の気になった言動から
思ったことについて書き出してもらった。(指摘)
【設問】
?今の実習「第一印象」の中で、あなたにとって印象に残
った人について書いてください
?今の実習での自分の思考、発想、嗜好、欲求感情の動き
などについてどうであったかを書いてください
?その他気づいたこと、感じたこと、学んだことを自由に
書いてください
その後は、ファシリテーターと観察者も一緒に輪に入って、
5人の参加者が書いたことを発表してもらいながら、参加者
の思いの内容を少し詳しく聞いてみたり、意見を言い合った
りした。
観察者からも、参加者の言動が客観的にどう映っていたかの
意見が出された。(分析)
最後に、「今の話し合いから気づいたことや、今後はどうす
るかなど」を書いてもらって、発表してもらった。(仮説化)
3.ミニ講義
「人間関係ファシリテーションで扱うもの」についての講義。
■人間関係ファシリテーションで扱うのは、なかなか言葉に
しない“感情”の部分である
■人はみんな自分の枠を持ち、「自己概念」、「価値観」、
感情」という切り口を持つ
■違いがある中で、「自己開示」することが大切
■そのようなプロセスを学ぶには「体験学習」が有効
■振り返りの重要性
→「体験学習の循環過程」
自分に起こったプロセスを素直に出すことが大事
「体験」 ←「仮説化」
(発表しあう) (今日の気づき)
↓ ↑
「指摘」 →「分析」
(振り返りシート) (フィードバック)
→「CPSI理論」
社会的相互関係の循環過程
■今ここでの関係から学ぶ「自己発見」と「他者理解」