■日時: 7月3日(土)14:00〜17:00
■場所: 福岡市NPO・ボランティア交流センター「あすみん」
■テーマ: 「奥田一成さんの悩みをみんなで解決しよう!
〜行政にファシリテーションを導入する秘策を練る!」
■担当: 事例報告 奥田一成さん、ファシリテーター 平山 猛さん
■参加者: 25名
1.イントロダクション
・初参加者の自己紹介
・本日のファシリテーター平山さんから、ワークショップの狙い、
進行等の説明。
・アイスブレイク
(自分の誕生日に関するエピソードを各自披露。誕生日順に
グループ編成)
2.福岡市のDNA運動について(奥田さん)
福岡市役所で2000年から取り組まれている改革運動「DNA運動」の
紹介。
(参考:福岡市HP「DNA運動」)
http://www.city.fukuoka.jp/
(配付資料)
・DNA運動の歩み(一担当者の視点から)
・日経ビジネス記事抜き刷り「お役所のDNAをぶっ壊せ」
3.参加者からの質問
・市民からの評価は?
・市の上位の経営計画とどう繋がっているか?
・キーマンのネットワークづくりは進んでいるか?
・DNA運動がなくなったら市民は困るか?
・この取り組みを市民にもっと伝えるべきでは?
・成果をどのような方法で把握しているか?
・DNA運動はチームの活動か、個人の活動か?
・今なにに困っているのか?
・福岡市役所のリストラの状況は? 等々
4.グループ討議
「DNA運動を素材にして
行政にファシリテーションを導入するポイントを探る」
【第1グループ】
・DNA運動の目的は?抽象度が高い。目的が共有されているか。
・評価尺度は?何を以てOKとするのか。
・マネジメントへの落とし込みが足りない? 次々に手を繰り出す貪
欲さが必要。
・内向き。市民の力をもっと借りては。
・担当者のキャラ。組織を背負いすぎ? もっと顔が見えてこないと
い
けない。
・市長が替わった後はどうなる? 市長の本気をどう伝えていくか。
・やる気のある人にはDNA運動は良いことかもしれないが、組織
変革が進むにはアクション不足。ファシリテーション以前の話の
共有が必要。
【第2グループ】
・ゴール/目的がわかりにくい。DNAのキャッチフレーズ(でき
る・納得・遊び心)もやや軽い。
・経営者の動きが見えてこない。組織がでか過ぎか?
・賛同者を沢山つくる動きが必要(研修を沢山する?)
・誰が主役なのか見えにくい。モチベーションを喚起する評価基準
が見えない。
・DNA運動自体が目的化していないか。
・比較的若い組織であることが役所の良さだとしたら、その良さを
引き出す部課長の責任が大きい。
・全体としては、システム化・定着化させていくことが必要。
【第3グループ】
・感度のいい人同士のネットワークづくりが大事。
・動きをファシリテートできる人を育成、支援し、その人たちをつ
なげていく。
・DNA運動は業務改革の活動だが、それを支える人に着目した取
り組みが進むと動きも違ってくる。
・ファシリテートの成果を持ち寄る「パワーアップどんたく」を開
催しては。
※注:「どんたく」とはゴールデンウィークに開催されるもの博
多の祭りの名称で、市民が思い思いの芸を披露する。博多
ではイベントや
大会名称にこの「どんたく」をつけることが多い。
5.次回以降の研究テーマ検討