第119回:2014年2月1日 テーマ2 ファシリテーション入門『たんぽぽワークショップ』九州支部

2014年2月度定例会レポート

日時

2014年2月1日(土)13:00〜17:00

会場

北九州市立八幡西生涯学習総合センター 205会議室

テーマ名

「ファシリテーション入門『たんぽぽワークショップ』
〜みんな主役、体感しようファシリテーションのちから〜」

ファシリテーター

箱嶋 亮一、松木 治子(以上FAJ会員)

2名

参加者数(会員)

3名

一般・見学者数

1名

報告作成者

松木 治子

報告日

2014年3月13日

テーマ詳細

【概要】

「ファシリテーションってどんなもの??」という初心者対象に、体験と解説を通して、 なんとなくよさそう、使えそうという「話し合いを進めるためのヒント」 を見つけるワークショップです。

【目標(ゴール)】

参加者のみなさんが
ファシリテーションって良さそう、おもしろそう、もっと知りたくなる!
自分の現場に使えるヒントを得て、○○は使えそう、使ってみよう!
という気持ちになっている

【プログラム】MF:箱嶋 亮一

13:35〜 オープニング
13:10〜 MF自己紹介
13:15〜 たんぽぽとは?
  • たんぽぽとは?
  • OARR(目標・進行・グランドルール・役割)の説明
13:20〜 プロッキーの持ち方練習
13:35〜 他己紹介
  • A4にお名前/誕生月日/お仕事(普段の活動)を書いて相手に渡す
  • ペアインタビュー(3分/1人)後、グループ内で他己紹介(1分/1人)
お題:普段の活動でどんな話し合いの場があるか?/うまくいった話し合い、残念な話し合い
13:49〜 「たんぽぽの種シート」(振り返りシート)記入
  • 起こったこと/気づいたこと/感じたことの記入
  • グループでシェア
13:55〜 レクチャー
  • ファシリテーションとは?
  • ファシリテーションターとは?
  • 話し合いにおける「内容」と「過程」の違い
  • 話し合いの流れ(4つの段階)
14:05〜 模擬会議のOARRの説明
14:08〜 話し合い1
狙い:広げる発散を体験する。ゴール:たくさんでている
お題:ふだんの話し合いの場でどんなことが起きていますか?”あるある”をたくさん出す
  • 1人で記入
  • グループでシェア
14:17〜 「たんぽぽの種シート」(振り返りシート)記入
  • 起こったこと/気づいたこと/感じたことの記入
14:30〜 休憩
14:40〜 話し合い2
狙い:深める発散を体験する。ゴール:問題の背景や原因を話し深まっている。
お題:どうしてそういうことが起きているのでしょうか?/その背景は?理由は?
  • テーマを絞る
  • グループで話す
    FGを1番目と2番目の人が担当。途中の合図で交代。
15:00〜 話し合い3
狙い:深める発散を体験する。ゴール:問題の解決策が出ている。
(背景や理由を考えた後で解決策を出すことで、表面的ではないアイデアがでることを狙う)
お題:どうしたら解決するのかたくさん解決案を出しましょう。
  • グループ内で席替え
  • グループで話す
    FGを3番目と4番目の人が担当。途中の合図で交代。
15:13〜 「たんぽぽの種シート」(振り返りシート)記入
  • 起こったこと/気づいたこと/感じたことの記入
15:25〜 意図開き
  • アイスブレイク
  • 話し合いの方向付け
    もやしのお約束(目的、役割、進行、約束)を決める
  • 見える化
  • 場づくり
15:37〜 アンケート記入

 

15:42〜 休憩

休憩中に椅子のみのサークル型にレイアウトを変更

【振り返りプログラム】MF:松木 治子

15:55〜 振り返りのインストラクション
  • MF自己紹介
  • この時間のもやしのお約束(目標・進行・グランドルール・役割)
16:10〜 質疑応答・振り返り
16:50 終了

 

【参加者の声】(アンケートより抜粋)

■ファシリテーションっておもしろそう、使ってみたいと思えましたか?
  • はい。ぜひ現場で使っていきたい
  • とても思ってます
  • おもしろいです。使っています。
  • 会社の会議ではなかなか難しいけれど、NPOや地域の活動において少しずつ実践したい。
■ご自身の仕事や活動に活かせそうなことはありましたか?
1.かなりあった 2.少しあった 3.あまりなかった 4.ほとんどなかった
3 1 0 0
■その理由や内容
  • 重要な個所があって、それも経験した後に説明があるので理解しやすかった。
  • 会議での司会をすることがあるのでその時に活かしたいです。
  • プロッキーの持ち方を教わるだけで、字がずいぶんましになりました。
  • 話し合いの人数をどうするか、プロセスに介入するというのを忘れないようにします。
  • まずはファシリテーションの基本的なスキルを身につけて話し合いの場で活かしていきたい。
■わかりにくかった点、気になった点はどこでしたか?
  • 説明の紙の縁の色は何か意味があって分けていますか?
  • 特にありませんでした
  • 話し合いの議題に使った「議題があいまい」というのがテーマとして難しかったです
■この次に進むとしたら、どんなことが知りたいですか?
  • 記録の取り方
  • 意見の促し方、修正の方法
  • 4つのプロセスの後半
  • 聴いたことを書くコツ!
  • 意見のグループ分けの仕方のコツ!

【担当者振り返り】

参加者が4人で、最初は参加者の緊張が伝わってきたが、進めるに従って緊張が溶けていくのを感じた。
最後の振り返りは、参加者人数と残りの時間を考え、用意したプログラムを捨て、6人の車座で主に質疑応答の時間に切り替えたことが、よい時間になったと思う。 とはいえ、たんぽぽのプログラムとしては、最低8名、2グループが望ましいと考える。