第12回:2005年3月5日 2005九州定例会ネタだしワークショップ〜ファシリテーションのこれからのツボを探る!九州支部

第12回九州地区研究会議事録

●05年3月度九州支部定例会(通算第12回)議事録

  □日時: 2005年3月5日(土)13:00〜17:00
  □場所: 九州心理カウンセリング学院
  □テーマ: 「2005九州定例会ネタだしワークショップ
           〜ファシリテーションのこれからのツボを探る!」
  □担当: ファシリテーター:加留部貴行+α
  □参加者: 14人

■研究会の流れ■

◇今回の狙い:
九州定例会がスタートして記念すべき1周年のタイミングで新年度の九
州定例会のネタだしをみんなで行い、年間のラインナップを決める。
ただし、ちょっとだけ「サプライズ企画」を準備。

◇サプライズ企画内容
開催日直前に参加予定者の中の数人(全てではない)に、加留部が所
用で会場到着が30分以上遅れる旨をメールにて連絡。加留部が到着
するまでの間に、5日の定例会の進め方をみんなで話し合ってもらうこ
とに。その進め方は全てお任せ。
17時までにネタが出るようなプロセスをみんなでデザインしていただき、
14時からそのプロセスに則って実際の話し合いを行い、そのファシリテ
ーターはメンバーから選任いただくようにお願いし、メールをお送りして
いないメンバーに対しては参加者のみなさんから趣旨をお伝えいただく。

◇仮説場面:
予定していたはずのファシリテーターが現れない時に、そこにいる人た
ちがどのようにして話し合いを進めていくのか。
実は、1月定例会「いきなりファシリテーター?!」の続編でもある。

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1.プロセスデザインの話し合い(13:00〜14:00)
     〔状況概観〕
       ・まずは「ロの字」になって話し合いスタート
       ・メンバーからファシリテーター決め
       ・メンバーが遅れて五月雨式にやってくる
       ・そのたびに趣旨と状況説明を行う
       ・ホワイトボードは使われないまま...
     ※宮崎のこがさんは加留部の企みに気づき状況を見守る。
     ※13時半過ぎに加留部到着
       ・状況を見守っていたこがさんが遂に満を持してホワイト
        ボードの横に立ち、プロセスデザインのファシリテー
        ション開始。
       ・おおよその方向性を見出し、休憩に入る

2.セッション「2005九州定例会ネタだしワークショップ」(14:00〜17:00)
       ・アイスブレーク
           意気込みを語っていただきながらの自己紹介
       ・メンバーを3グループに分ける
       ・ファシリテーターに鮫島さんをいきなり指名
       ・グループワークで出てきた「ネタ」を共有
       ・いくつかのグループに分けて全員で投票

3.「2005九州定例会のネタラインナップ」
    4月2日(土)「聴くということ〜対人関係のスキル」
             (担当:こがさん)
    5月7日(土)「場づくりを科学する」(仮題)
             (担当:水上さん、加留部)
    6月4日(土)「効果的な質問」(仮題)(担当:平山さん)
    7月2日(土)「ファシリテーショングラフィック三昧」(担当:加留部)
             ※これが「九州フォーラム」になるかも?!
    8月〜12月の間に以下のネタを行っていきます
      ・「アイスブレーク100連発!」(担当:加留部) 
        ※青木将幸ファシリテーション事務所との共同企画
      ・「ファシリテーションとコーチング」(担当:鮫島さん、山家さん)
      ・「困ったチャン対策〜九州編」(担当:今井さん)
      ・「メールファシリテーション」(担当:奥田さん)
      ・「言葉の共有化を考える」(担当:水上さん)
   【番外編】
    4月16日(土)「人間関係ワーク」(担当:片山さん、大河内さん)   
   

4.参加者感想×企画者所感
     〔サプライズ企画に関して〕
      ・参加者をいじめるつもりは毛頭なかったが、いわゆるファシリ
       テーターの「危機管理」とも言える場面設定を行ってみた。
      ・正直なところもっと早く結論が見出せるかと思ったが、状況や
       言葉の解釈を共有するのに時間がかかったり、メンバー同士
       の「小さな遠慮」も重なって、その場に対してかなり意識した人
       (=ファシリテーター)の存在意義を思い知らされた。
      ・誰かをあてにすることなく議論していくことに戸惑ったが、この
       ような状況が私たちの会議の日常風景に近く、どのような状況
       でも話し合いが進められるように心がけたい。
      ・「+α」は参加者自身を表していました。
     〔ネタだしワークショップに関して〕
      ・日頃の思いや悩みがたくさん出てきた。
      ・番外編も含めて、大いに楽しみたい。
      ・九州らしい多様なテーマに取り組みたい。

※後日、運営委員のメンバーで「この1年を九州のプレゼンスを
高める活動にしよう!」という声が上がってきました。