第122回:2014年5月10日 テーマ1 あなたの私の当たり前が覆る瞬間 〜21世紀型授業体験@FAJ博多駅前小学校〜九州支部

2014年5月度定例会レポート

日時

2014年5月10日(土)14:05〜18:00

会場

オクターブビル 4階

テーマ名

「あなたの私の当たり前が覆る瞬間〜21世紀型授業体験@FAJ博多駅前小学校〜」

ファシリテーター

上井 靖(FAJ会員)

1名

参加者数(会員)

16名

一般・見学者数

5名

報告作成者

松木 治子

報告日

2014年5月27日

テーマ詳細

【概要】

あの白熱授業が博多にやって来た!?

本ワークは「小学理科」「小学算数」「トランプゲームでの特別活動」等の体験を通して、自分と他者の当たり前がどう変化したのかを振り返り、お互いの理解と学び合いのために大切なことは何なのかを探ります。これまでの自分の当たり前が覆る、驚きの瞬間を皆で体感します!

お互いが分かり合うために必要なことは何なのか?
それぞれの「当たり前」から生まれるコミュニケーションのとり方や思い込みに気付き、どう合意していけばよいのかを探るのがこのワークの目的です。

【プログラム】

14:08〜 ゴール・進行・心得の説明
◆心得(グランドルール)
  • あきらめない
  • わかったふりをしない、させない
  • 協力しあおう
14:30〜 一時限目 学活
  • バースデー・ラインナップ(言葉を使わない、ジェスチャーOK)でチーム分け
  • チーム内自己紹介
14:40〜 二時限目 理科
2つの生物のお絵かきを通じて、グループの合意形成を体験する
ルール:ネットで検索を禁止
  • まずは個人でやってみる
  • グループで共通の回答を作る
  • ネットで調べる
  • 理科の振り返り
15:20〜 休憩
15:30〜 三時限目:算数
掛け算と割り算を通して、グループの全員が納得する答えを見つける ・心得を強調。更に、「一人も見捨てない」を追加する ・グループの全員が納得したか? ・算数の振り返り
16:04〜 四時限目:特活
  • グループ内で好きなトランプゲームを話す
  • 3つのトランプゲームを体験する
    最後のゲームは、多数派と少数派のコミュニケーション体験
  • 特活の振り返り
    「どんなことが起きてたか?」
    「どんな目にあったか、合わせたか?」
15:27〜 休憩
17:37〜 五時限目:道徳
  • 振り返り
    「アクティビティの狙いは?」
    「この気づきをどう活かすか?」
  • グループで話した後に、全体シェア
  • 最後に
    同化ではなく共生
    「どうにかする力」が必要

【参加者振り返り】

  • 参加者は、コンテンツにどっぷり嵌った上で、普段自分がやってることに気づき、考えさせる。告知文の通り、奥深いワークでした。
  • 「安心安全ではない」状況を体験するのですが、全体はホールドされている感があり、飽きることがなく、楽しみながら参加できるワークでした。

【担当者振り返り】

  • FAJの定例会で、何度も実施していますが、とことんコンテンツにのめり込んだ満足感を味わう中で、なんども振り返る場で、参加者の方の大きな気付きや発見が見られました。このワークを皆さんにもどんどん広げていっていただけたらと思いました。