第132回:2015年3月7日 九州支部イベント ファシリテーション☆いろはの “い” 〜 みんなでつくる!アイスブレイクin南九州 〜九州支部

2015年3月 支部イベントレポート

日時

2015年3月7日(土)11:00〜17:00

会場

かごしま県民交流センター 東棟4F 大研修室

テーマ名

ファシリテーション☆いろはの “い” 〜 みんなでつくる!アイスブレイクin南九州 〜

ファシリテーター

古賀 弘徳(FAJ会員)

1名

参加者数(会員)

7名

参加者数(一般)

20名

報告作成者

小長光 信

報告日

2015年7月12日

テーマ詳細

【概要】

 2013年10月に⿅児島初上陸イベントにて、南九州地域のファシリテーションのつながりが芽吹いて1年半、九州⽀部イベント実⾏委員会では再び⿅児島の地で“つぼみから花ひらく”地元に根ざしたイベントを開催した。

「ファシリテーション? 自分にはちょっとムズカシィ?」という方、「何をどう初めて良いやら…」と思っている方に、より身近に、より気軽に、より気楽に、ファシリテーションを一緒に体感してもらい、“ファシリテーションで⼈と関わり合うって楽しいね︕ステキだね︕”、その可能性をぜひ肌で感じていただき、「自分も人も社会も変わる」第一歩をみんなで踏みだしていただくために、ファシリテーションの基本スキルを使ったプロセスで、オリジナルのアイスブレイクをつくるワークショップを行った。

なお、アイスブレイクは、
「公民館に老若男女20名の住民が集まって、まちづくりに関する話し合いをする。世代間には温度差があり、初対面の人もいる」
という設定で、5分程度のものを作ってもらうようお願いした。
 

【プログラム】

11:00〜11:45 ウェルカム・ファシリテーション

■ファシリテーション 基本の“き”
■アイスブレイクやってみよう

11:45〜12:45 ステップ1「プロセスづくり」
 アイスブレイク作りの「流れ・時間設定・手法・ツール・役割・ルール」をチームで話し合って決める。

 

12:45〜13:30 ランチタイム

 

13:30〜15:00 ステップ2「つくろう アイスブレイク」

 ステップ1で決めたやり方になるべく沿って、オリジナルアイスブレイクを作りあげる。

15:00〜16:00 発表「やってみよう アイスブレイク」

 

  • 『えとでぎゅっとね』by まなもりピンキーズ

    参加者それぞれの名札に「名前」と「干支」を書き込んでもらいます。
    みんなで会場内をウロウロと歩きながら、「干支が同じ人」を探してペアを作ります。(同じ干支で見つからない場合は、何かしら共通点がある人とペアになりましょう)

    ペアになった人と、向かい合わせに座り、右手を握り合います。
    それぞれが頭の中で「1・2・3」の数字のうちどれかを思い浮かべます。
    「せーの!」で、自分が思い浮かべた数の回だけ手を「ギュッ!」と握ります。
    「ギュッ!」とした回数が相手と一致したら成功です。
    成功するまで何回でもトライしてみましょう。

     
  • 『ほぐサークル』by おとこ組

    女性が内側、男性が外側で二重の輪を作って並びます。(男女が人数が同じでない場合は、少ない方に数人が移動して双方の数が一致するよう調整します)
    内側の人は、椅子に座ります。
    外側の人は、音楽に合わせて手を叩きながら反時計回りに歩きます。

    音楽が止まると、外側の人は歩くのを止めます。
    内側の人と外側の人が一対一になるよう向き合い、ジャンケンをします。
    ジャンケンに勝った人が内側の輪、負けた人が外側の輪に入り、勝った人の方を負けた人が揉みます。

    ひとしきり肩を揉んだら、再び音楽が流れて外側の人は手を叩きながら反時計回りに歩きます。
    音楽が止まると、外側の人は歩くのを止めます。
    内側の人と外側の人が一対一になるよう向き合い、ジャンケンをします。
    ジャンケンに勝った人が内側の輪、負けた人が外側の輪に入り、勝った人の方を負けた人が揉みます。

    決めた時間内で、「音楽→ジャンケン→肩もみ」を繰り返します。
     
     
  • 『このクツだぁれだ』by TeamSmile

    あらかじめ、入り口で参加者の右足の靴を預かっておきます。
    会場内で、預かった右の靴を参加者に1つづつ配ります。
    全員が「左足にだけ靴を履き、知らない誰かの片方だけの靴を持っている」状態でスタートします。

    まず最初に進行役(仮にAさんとします)が自己紹介をして、自分が預かっている靴を皆に見せながら「このクツ、だぁーれだ?」と言います。
    その靴の持ち主(仮にBさんとします)は「はーい」と手を挙げて前に出て行き、
    「Aさんにクツを持ってもらっていた、Bです」
    と自己紹介をします。

    続けて、Bさんは預かっている靴を皆に見せながら「このクツ、だぁーれだ?」と言います。

    上記を全員に靴が戻るまで続けます。

     
  • 『ほっこり自己紹介』by ピンクキャンディーズ

    参加者全員が輪になります。
    それぞれ左側を向き、自分の左右の掌をこすり合わせて温かくします。
    温かくなった両掌を前の人の背中にそっと乗せ、そのままの状態で深呼吸を三回します。

    再び、自分の左右の掌をこすり合わせて温かくします。
    今度は右側を向き、温かくなった両掌を前の人の背中にそっと乗せ、そのままの状態で深呼吸を三回します。
    ここまで終わったら、両隣の人と「ありがとう」とお礼を言い合います。

    ほっこりした状態で、時計回り順にリズムに乗せて下記の自己紹介を行います。
    Aさん「○○が好きな、Aです!」
    全員「A! A!」
    Bさん「□□が好きな、Bです!」
    全員「B! B!」

    自己紹介が一周したら、全員で拍手をします。
     
  •  『しりとりお茶ウェーブ』by その場限りーず

    参加者全員が手にお茶を持っている状態でスタートします。

    アイスブレイクの「ク」から、全員参加でしりとりをします。
    次の言葉を思いついた人は手を挙げ、進行役に指されたらその言葉を答えます。
    答えた人から順に会場の中央に集まり、輪を作っていきます。

    全員がしりとりに答えて一つの輪になったら、最後に答えた人が、手にしているお茶を飲みます。右隣の人が一口飲んだら自分もお茶を飲み始める要領で、お茶のみのウェーブを作ります。
    ウェーブがグルリと回って完成です。
     
16:00〜17:00 ふりかえり&クロージング

「ステップ1で決めたプロセスと、ステップ2で実際に行った進めかたとの違い」や、「みんなで話し合った感想」「今日体験したことを今後にどう活かすか」を話し合った。


【参加者の感想(アンケートより)】
  •  話し合いの構成を考えることの大切さ、準備の大切さをこれからも勉強したい。
  • 実践形式で達成感がありました。
  • みんなの意見が集約し進化していく過程が楽しかった。
  • 定期的に学べる機会があればいいなと思いました。
  • 共通理解・アジェンダの重要性を改めて感じました。人と人とのつながり、ひとりひとりの考え方の違いを大切にして、積極的にお仕事を進めていきたいなと思います。