2015年11月度定例会レポート
日時
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2015年11月7日(土)13:00〜17:00
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会場
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福岡市健康づくりサポートセンター あいれふ8階 視聴覚室A・B
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テーマ名
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ファシリテーション『はじめのい〜〜っぽ in 九州』 〜安心・安全の場で模擬会議のファシリテーターを体験してみよう〜
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ファシリテーター
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松木 治子(FAJ会員)
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1名
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企画運営担当
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小長光 信、亀井 直人、久保 隆、寺崎 正信、 野鶴 智美、堀 公俊、森平 也寸志(以上FAJ会員)
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7名
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参加者数(会員)
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10名
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一般・見学者数
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6名
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報告作成者
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松木 治子
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報告日
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2015年12月4日
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テーマ詳細
【概要】
ある課題解決に向けた参加者4人の「模擬会議」を開催し、参加者全員に17分/人のファシリテーターの体験をしてもらう。体験後、会議参加者やファシリテーター経験のあるスタッフと一緒に振り返る。更に、他のテーブルの模擬会議のプロセスを共有し、再度グループに戻り、模擬会議でのプロセスの違いなど気づきを深める。
【ゴール】
ファシリテーターの経験を通じて、「もっとやってみたい」「もっと勉強してみたい」という気持ちになっている。
【グラウンドルール】
「失敗したって良いんだよ、話そう、聴こう、楽しもう」
【プログラム】
- オープニング
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- アイスブレイク1
- アイデンティティクライシス
- アイスブレイク2
- バブルマップに目標を記入。グループ内自己紹介。
- 模擬会議の進め方の説明
- 4回の議論で結論を出す。ファシリテーターはたすきリレー。
- 作戦タイム1
- 全体のプロセス設計とファシリテーターの順番を決める。
- 模擬会議1、2
- (議論17分+振り返り10分)×2セット
- 作戦タイム2
- 後半プロセスの立て直しを行う。
- 模擬会議3、4
- (議論17分+振り返り10分)×2セット
- 成果物作成
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- 発表&共有
- 1人を残し他グループの発表を聞き、自グループでシェア
- 振り返り
- 内省→バブルマップに記入→グループ共有
- 全体共有
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- クロージング
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【アンケート結果】(15名回答、4段階評価)
Q1.「アイスブレイク」は参加者同士打ち解けたり、緊張を和らげるのに役立ちましたか?
4点:11人、3点:4人(平均:3.7)
- セミナー等の自己紹介の時に活用したいと思いました。
- 全く覚えられないのがショックだった。
- 参加者の特徴とかを知ってはあくできるものならよりよかったです。
Q2. 模擬会議のテーマ『回覧板に変わるコミュニケーションツールを考えよう』は取り組み易かったですか?
4点:7人、3点:7人、2.5点:1人(平均:3.4)
- 理解するのに少し時間がかかりました。
- テーマとしてはよいと思います。迷走したので3にしました。
- 町内会のテーマは身近ではあったが、ツール作成以外の最終(根本)の目標、目的を出すまでは、少し進め方に迷いがあった。
- テーマ自体は取り掛かりやすかったです。個々人に属性と背景・事情などが設定されていたら、より現実的だったと思います。
Q3.模擬会議を、テーブルの参加者・フィードバッカーと共に振り返ることで気づきがありましたか?
4点:13人、3点:2人(平均:3.9)
Q4.結果の発表や全体振り返り等、他テーブルの方々との対話・振り返りから気づきがありましたか?
4点:11人、3点:2人、2点:2人(平均:3.6)
- もっと時間が欲しかった。内容よりもプロセスを中心に。
- 観念、見方が違うとゴールも違ってくる(当然ですが)と思いました。
Q5.ファシリテーターをもっとやってみたい、勉強してみたいと思いましたか?
4点:11人、2点:3人、2.5点:1人(平均:3.7)
- やれたらいいが、混沌の時間がツライ・・・です。私はこの役ではない?!
- リベンジしたいので
- ワークの目標設定を明確にする
Q6. 開催時間(約4時間)、プログラム内の時間配分など、時間の長さや配分等は如何でした?
4点:8人、2点:3人、2.5点:1人、2点:3人(平均:3.3)
- もう少し休憩をほしかった。たった5分でいいので
- 準備時間がもっとあった方がいいのかな?!
- ちょっと慌ただしい感ありでした
Q7.全体の進行で、インストラクションは、聞き取り易く、わかり易かったですか?
4点:11人、2点:3人、無回答:1人(平均:3.8)
- 楽しかったです。ありがとうございました。
- とても声が聞きやすかったです。
- もう少しゆっくりの方が聞き取りやすかったです。
『はじめのいっぽ』の企画をより良くしていくためのご意見・ご感想を自由にご記入ください
- 10分ほどのプロセス解説またはアドバイスがあると良かったです。
- ファシリテーターはこんな役割ですと少し説明があると学びが深まるような気がしました。
- 楽しく学ぶことができました。ありがとうございました。
【ファシリテーター振り返り】
九州支部で初めての「はじめのいっぽ」ワークの開催でした。模擬会議が始まると、参加者の皆さんが真剣に、かつ楽しそうに議論をしている姿が印象的でした。
4時間はかなりきつめで、慌ただしさは否めません。インストラクションの工夫はしたものの、作戦タイムの使い方や、振り返りでコンテンツでなくプロセスに着目するようにする点など、改善の余地がまだまだありました。
今回、フィードバッカー(振り返りのファシリテーター)は、九州の運営メンバーが初体験でしたが、また開催したいという声があがり、やって良かったと思いました。
【担当者振り返り】
九州支部では初めて実施するプログラムということで、フィードバッカーの人員確保が一番の課題でしたが、関西の2人のベテランさんの助けも借りて、どうにか記念すべき一歩を踏み出すことができました。
FAJの定例会に初めて参加された方々も意欲的に取り組んでくださって、とても熱気のあるワークでした。 タイトルから、初心者だけが対象のプログラムのように思われるかもしれませんが、実は会議の進行役の経験をある程度お持ちの方も参加してみると自分の癖を自覚できる良い内容ではないかなと思いました。
僕自身もフィードバッカーとして関わりましたが、事前のやりとりやミーティングも含めて、学びの多い経験ができました。
今後も九州支部で継続して開催できるようにしていきたいねと、今回関わったスタッフで話しています。次回の開催をお楽しみに!
(おさみつ)