第144回:2016年3月5日 プロジェクトが楽しくなるファシリテーション九州支部

2016年3月度定例会レポート

日時

2016年3月5日(土)13:00〜17:00

会場

クローバープラザ セミナールームAB

テーマ名

プロジェクトが楽しくなるファシリテーション

ファシリテーター

森平 也寸志(FAJ会員)

1名

企画運営担当

(亀井 直人(FAJ会員))

0名

参加者数(会員)

26名

一般・見学者数

5名

報告作成者

平山 猛

報告日

2016年5月9日

テーマ詳細

【プログラム】

1. はじめに(20分)

2. ケーススタディ(失敗事例)(30分)

  • ケースを読み、グループ内で問題を出し合う

3. 身近な事例を考える(30分)

  • グループ討議「チームが上手くいくには?」
  • グループ発表

4. あなたならどうする?(90分)

  • PM試験問題より3つのケースでグループ討議

5. こんなコツもありますよ(30分)

  • ファシリテーター(もりちゃん)の経験からプロジェクトに重要なこと

6. ふりかえり(30分)

【参加者コメント】

グループワークの中でのケースを通して、プロジェクトで意識しておくといいことが理解できた。もりちゃんの経験談の中で、「ファシリテーション」と「マネジメント」と「リーダーシップ」を立場や状況によって使い分けることが重要というポイントはとても腑に落ちた。

一方でプロジェクトマネージャ試験のケース(例題)では、グループごとに結論は大きく違っており、正解を聞いても納得できないといった参加者も多かった。ケース上の問題点を「ファシリテーション」の問題か、「マネジメント」の問題か、「リーダーシップ」の問題かという捉え方によって解決策が変わってくるため、正解を見せられても納得度が低かったのではないだろうか。

【ファシリテーター振り返り】

専門分野であるプロジェクトについて、話題提供できたことは良かった
反省点は以下の2つです。
1. 盛りだくさんになりすぎてしまった
2. PMの試験問題を出したが、納得感とかで疑問が残る方が多かった
もう少し誰でも理解出来る問題にすれば良かったかなぁ
→議論がいろいろと出るようにあえて分かりにくい問題を選んだのではあるが

【担当者振り返り】

プロジェクトマネージャ試験のケース(例題)ではグループごとの結論の違いと、正解が説明された後にも議論が続いていたのが非常に興味深かった。試験という性質上、ひとつの答えを導き出す必要があると思うが、逆に言うとPM試験を受験する人達が、このようなケースはこう解決するという安易な思考でプロジェクトに対処することになる危険性を感じた。

プロジェクトマネジメントもファシリテーションも正解は一つではなく、重要なことは経験からどう学ぶかであり、その意味でも、色々な人との対話が必要であることをあらためて感じることができた。