第200回: 2021年3月6日 (土) 九州支部3月定例会 『オンライン元年を振り返る ~この一年、オンラインの場で起こった「あるある」を 持ち寄ろう!対話しよう!より良くする「ヒント」を見つけよう!~』九州支部

2021年3月 定例会レポート

日時

2021年3月6日(土)13:00~17:00

会場

オンライン

テーマ

オンライン元年を振り返る
~この一年、オンラインの場で起こった「あるある」を持ち寄ろう!対話しよう!より良くする「ヒント」を見つけよう!~

ファシリテーター、企画チーム

【ファシリテーター】藤井剛志(FAJ会員)

【企画チーム】藤井剛志、加留部貴行、鮫島宗哉、鈴木智惠子、牧田一秀、長尾郁子、井上真一、荒武勢津子 (全員FAJ会員)

参加者数(会員)

9名

参加者数(一般)

3名

報告作成者

藤井剛志

報告日

2021年3月11日

テーマ詳細

プログラム概要

<プログラム>

① オリエンテーション(13:0013:3030分)
  MF自己紹介・目的・目標・概要・グランドルール
  自己紹介(今日呼ばれたい名前/どこから参加/オンライン経験)

② オンライン「あるある」を持ち寄ろう!(13:3014:1040分)+休憩(15分)
  説明(5分)+BOR15分)+シェア(20分)
  自己紹介+オンライン「あるある」(失敗談)
  シェアの時間

③ オンライン「あるある」で対話しよう!(14:2515:2055分)+休憩(15分)
  説明(5分)+BOR30分)+シェア(20分)
  問い:「オンラインで、どんなことをやってみたいか?」

④ 明日からできる「ヒント」を見つけよう!(15:3516:35:60分)
  説明(5分)+BOR30分)+シェア(25分)

⑤ 振り返り(16:3517:1035分)
  「これからやりたいこと」をチャットに記入してシェア。
  「チェックアウト」で全員から一言ずつ。

参加者コメント

「これからやりたいこと」
・現状にあるものと新しいもののイノベーションや使い分けを常に考える!
・より品質を上げられるファシリテーションワークショップの準備を行う。
・まだ、これからオンラインに参加しようとしている人に、失敗の経験から学んだことを伝える、手解きする。
・ 受講者にオーバーリアクションをしてほしい。
・「現場に行かなくても出来ることはある」、オンラインの良さをどう積極的に使っていくか。
・ファシリテーションに必要なオンラインツールでのワザを獲得したい。
・オンラインでのアイスブレイクについて知りたい。
・オンラインでは空気感を読み取る工夫が大事。でもその場でのファシも大事!
・ 話がし易い「場づくり」
・オンライン会議でもアイスブレイクを忘れずに!
・グラフィックをするとき、ついつい自分の言葉に置き換えているので、最後に、話し手にこれでいいと確認することが大事だなと思いました。
・リアルで使えるスキルがあってこその、オンラインファシリテーション、と思いました。
・コロナ禍が収まるまでは、リアルでも使える知識と技術をオンライン・ワークショップで学べる場を提供したい。
・会議の振り返りを打ち込んでもらう。
WEB会議のファシリテーターをしたい。
・コロナ後のオンラインを考えたい。
・仲間内の勉強会を開催して体験の場を提供したい。
・熟練。つながる。

ファシリテーターふりかえり

プレゼン及び進行表を作成し企画チーム内で模擬実施し、その結果を元にプレゼン及び進行表を修正して本番に臨んだ。結果、スムーズに進行することができた。事前準備の重要性を改めて実感した。
一方、「振り返り」では当初予定していなかった、「全員から一言ずつ」を実施した。言語化して「見える化」することも大事であるが、「今ここ」で「感じたこと」を音声・表情でシェアすることも大事と感じたからである。結果として10分程度、時間超過したが、やってよかったと振り返る。
オンラインには空間を隔てて多様な人と「つながる」ことができるメリットがある。このメリットを活かすためには、更なる努力が必要であることを改めて感じた。

担当者ふりかえり

・「ふりかえり」を目的とした定例会は参加者が伸びにくいが、対話を満足できるにはよい人数であったと思う。対話の内容の記録については、ワールドカフェやOSTなどの際に本当に必要なのか、サブⒻの負担や個人的な情報をどこまで書くかなど、事前検討が必要かもしれない(何となく記録を取る現状で良いのか?)。Ⓕは不意に起きたことにも落ち着いて対応できていた。参加者のルーム選択時の要望(どんなオンラインをしたいのか?)に応じて対応できた。(ちこ)

・進行表・プログラム作成に関わり、会を重ねるごとにより良いものになっていく過程を体験できることができた。チャレンジは、誰でも前向きに実行するが、なかなか振り返りは義務感を感じるが、今回楽しく振り返りを体験することができた。(なっちゃん)

・チームワークの力が発揮できたと思います。何度も打合せを行う中で、特にシミュレーションを試み、全員で気付いたことを柔軟に取入れ改善したプロセスに価値を感じました。また参加者のお悩みの共通項として、リアルの感覚に最大限近づく為に、オンライン機能をどう活用すれば良いか?が多かったように見受けられましたが、参加者それぞれが情報を提供することで救われた参加者もいたはずです。
とても有意義な定例会でした。(マッキー)

・コロナ禍で必要に迫られ、試行錯誤しながら活用してきたオンラインツールであったが、対話を通して参加者それぞれの"オンライン元年"を振り返ることで、当初の不安や戸惑い、オンライン活用の留意点など、改めて再認識することができた。参加者のオンライン活用の程度や、オンラインについての関心事など、企画会議の中で可能な限りを想定し、緻密に多角的に検討を重ねながら内容を詰めたことで、当日の柔軟な進行につなげることができたのだと感じている。(いのっち)

・準備段階から本番当日午前中まで、ほぼ毎週2,3時間の企画会議を延べ5回実施したが、スタッフ全員が毎回欠席者なく参加して、抜群のチームワークを味わえたこと。本番当日は、別件で参加できないメンバーも直前まで献身的に参加した。
・当日の役割分担もスムーズに決まり、各人の連携もうまく運ぶことができた。
zoomによる定例会の運営のポイント、例えば、ブレイクアウトルームの運営方法、人員や時間配分、ツール類の使い分けなど、確実に、ノウハウを蓄積しつつあることを実感した。(samedi)

・当然だが、オンライン元年を振り返るテーマで、オンラインで打ち合わせをし、オンラインで実施。大人数のオンライン対話がとても容易になった。しかも自宅から。
準備と打合せは時と場所のハードルを下げた。そのため、MF一人の力量に頼らなくても良い。壁にぶち当たれば、チームで考えればよい。そうすることで皆が伸びていく。Fの力をアップさせるヒントがたくさん詰まっている。今後も参加し続けたい。
・グループワークは、半分はF、そして半分がメンバーの力で動くと随分前に教わった。Fは恣意的になりすぎてもいけないが、グループの対話の方向性を決める大きな力を持っている。準備しすぎない、でも準備しておく。これが大事だと実感した。(あら)

・当日の参加が叶わず準備段階のみの参画だったが、準備から既に今回の定例会テーマの"肝"があった。メインファシリテーターのつよしさんを中心に企画メンバーの"腹落ち感"を大切にしながら、この1年のオンライン経験をお互いにフル稼働して準備を進め、当日は必要な場面で準備してきたことを手放してその場に寄り添った進行であったことを伺い「用意周到・現場大胆」を地で行くものだったと感じた。この「振り返り」は定期的に行うことで次の学びのサイクルにつながる大切な場だ。今後もやり方はいろいろある中で年間を振り返る場を定例会の形で参加者とともに持つことを大切にしたい。(加留部)