第31回:2006年11月4日 場のしつらえ 〜五感に響く場の雰囲気づくり〜九州支部

●FAJ九州支部 2006年11月定例会議事録〜in熊本〜

テーマ:「場のしつらえ 〜五感に響く場の雰囲気づくり〜」
    〜話し合いの雰囲気はこんなことで影響されてしまうのね〜
実施日:平成18年11月4日(土曜日)午後1時より
場所:熊本市国際交流会館
参加者:29名(?)

3つの違うしつらえを体験し、どのような環境であればコミュニケーションがうまくいくのかを感じていただくことを目的に実施しました。

●お出迎え
受付時に、赤・黄色・青・茶色・黒の中から1枚、今の気持ちを表している色を選んでもらいネームプレートにしました。さらに、5段階評価でドキドキ度を書き加えていただきました。


●WORK1 10分「会話が成立しにく場」時間がない、テーマの理解があまりされていない、リーダーがいない、会話が通らない―という条件のもと会場設定をした。場面は、「社運をかけた商品のネーミングをし,30分後には役員決済をもらわないといけない」という差し迫った状況の会議。参加者は各部門の責任者。ネーミングをしなさいという投げかけだけが行われた。机の配置は、正面にホワイトボードを置き、向かい合うように長テーブルを2本ずつ並べた。演出オプションで、室内の照明を落とし重苦しい雰囲気をつくった。


●WORK2 10分「会話がはずむ場」この場面で初めてファシリテーターが登場。机を中央に寄せ、そのまわりに会議メンバーが座る。照明を明るくし、BGM(モーツワルト)とオレンジウォーターの香りを流した。


●WORK3 10分「新しい会話の場」これまでとは違う会議の場づくりを試みた。ホワイトボードとバランスボールを使いラフな雰囲気を演出した。

参加者の感想として、「改めて、本などに載っているやってはいけない机の配置は、会話が成立しないことがわかった」「BGMは音量を考えないといけない。思考の邪魔になることもある」「モールワルトは明るい曲はいい」「会議を進行する人が入ると、話が進むのを実感した」「バランスボールはリラックスしすぎるので、アイデア出しの時には有効かもしれない」「じっくり結論を出したいときには机といすがほしい」「ホワイトボードの置く場所によって、参加者が集中したりしなかったりする」などがあがった。