第26回:2006年5月13日 『成功するファシリテーション』を見てファシリテーションを成功九州支部
●2006年5月定例会議事録
■ 日時: 2006年5月13日(土)13:00〜17:00
■ 場所: 深見ビル 1F(D会議室)
■ 参加者: 26名 (新入会員 2名、見学 5名)
■ 担当: 伊東 田坂 平山 吉田(記)
■ テーマ: 『成功するファシリテーション』を見てファシリテーションを成功
させよう!
■ 目 標:
ファシリテーションって何?という人,ファシリテーションを組織の中で実際に使っている人,ファシリテーションを組織に拡げたいと思っている人,それぞれの立場で,様々な視点からビデオ『成功するファシリテーション』を見て,会社・組織の中でファシリテーションを成功させるポイントを考え,抽出すること
■全体の流れ
13:00【オリエンテーション】(担当:吉田)
・担当者の紹介
・テーマ解説
・アイスブレイク?
・参加回数の少ない参加者の自己紹介
・活用事例報告
・アイスブレイク?&グループ分け
13:40【ビデオ視聴?】(担当:伊東)
〜ケースドラマ「実りのない会議」〜
13:50【グループワーク】前半 (担当:伊東)
・ビデオを見てどう思ったか?(問題点抽出)
・進行役がどのようにしたらこの会議はうまくいったのか?(対策)
14:55【休 憩】
15:05【グループワーク】後半 (担当:伊東)
・発表
15:35【ビデオ視聴?】(担当:田坂)
〜4つのスキル〜
16:05【グループ振り返り】(担当:田坂)
・話し合いを振り返る
16:30【全体振り返り】(担当:田坂)
・定例会全体を全員で振り返る
17:00【プチ泡の会】(担当:平山)
17:45 終了
■概要
【オリエンテーション】
●担当者の紹介
●テーマ解説
●アイスブレイク?
ポストイットにニックネームと今日の気分を書いて、名札に貼って貰う。
(1)担当者がニックネームと今日の気分とその理由を全員に紹介する。
(2)参加者がグループ毎にニックネームと今日の気分とその理由を紹
介し合う。
(注)事前に各自自由に着座してもらい、グループを作った。
●参加回数の少ない参加者の自己紹介
初めてと2回目の参加者(見学者含む)に自己紹介してもらいました。
●活用事例報告
一人の方からファシリテーションを社内で活用した報告がありました。
(発表された方大変ありがとうございました。)
●アイスブレイク?&グループ分け
下記の物のうち好きな者同士でグループにわかれてもらう。
各グループ毎にそれが好きな理由をお互いに紹介し合う。
(1)ラーメン/うどん/そば
(2)春夏秋冬
春夏秋冬毎にグループワークのグループに分ける。
(実際には秋に人が集中したため、秋のグループから足りない季節の誕生日の人に足りない季節のグループへ移ってもらう。)
【ビデオ視聴?】
●堀公俊監修、日本ファシリテーション協会企画協力のファシリテーションを学ぶビデオ『成功するファシリテーション』のケースドラマ「実りのない会議」の部分までを視聴する。
・ビデオ視聴しながら、この会議の問題点を各自で探しておいてもらう。
【グループワーク】前半
●ビデオを見てどう思ったか?(問題点抽出)
・最初に個人ワーク、次にグループワークという形で進める。
・ビデオで見た
・模造紙、ポストイットなどは自由に使ってよい。
●進行役がどのようにしたらこの会議はうまくいったのか?(対策)
・最初に個人ワーク、次にグループワークという形で進める。
・模造紙、ポストイットなどは自由に使ってよい。
【休 憩】
【グループワーク】後半
●発表
・グループワークの結果を各グループ発表する。
【ビデオ視聴?】 〜4つのスキル〜
●ビデオ『成功するファシリテーション』のケースドラマ「実りのない会
議」の解決編(4つのスキルの解説)までを視聴する。
●ビデオの内容
・なぜ話し合いがうまくいかないのか?
・ファシリテーションが協働を促進する
・ファシリテーターの役割と4つのスキル
・4つのスキル(1)〜場のデザインのスキル
・成功例:メンバーの意識をひとつにまとめる
・4つのスキル(2)〜対人関係のスキル
・成功例:意見を引き出し活発な場をつくる
・4つのスキル(3)〜構造化のスキル
・成功例:議論を整理して論点をかみ合わせる
・4つのスキル(4)〜合意形成のスキル
・成功例:対立から創造的な合意を生み出す
【グループ振り返り】
●各グループ内で振り返りを発表し合いながら、振り返りを深める。
・振り返りシートを配布(使用するかどうかは自由)
【全体振り返り】
●各自あるいは各グループの振り返りを自由に発表する。
●定例会全体に関する意見交換を実施する。
・アンケートの記入
【プチ泡の会】
●泡と軽食で参加者同士の交流を深める。
以下、アンケート結果などを参考に振り返ってみると
ファシリテーションのポイントについて、各自が各自のレベルで持ち帰りがあったようですので定例会の最低限の目標は達成できたのではないでしょうか。
<<ワークより>>
参加者が挙げられた会議がうまくいくポイントとして
・事前準備
・環境設定
・プロセスデザイン
・目的の共有化
・メンバーの意識
・結論の共有化
・進行役(ファシリテーター)
などがありました。
<<個人の気付きについて>> (注)以下・のコメントの多くはアンケートから
ビデオを通しての気付きでは
・ビデオの中のファシリテーターに求められる“4つのスキル”
・コミュニケーション信頼関係の築き方について普段からの人としての在り方が大事だと思いました。 再認識しました。
・今後の会社の会議で意識していこうと思うものがいくつかありました。
・自分と他人の間を埋めること(共有化)の大変さを知った。
また、ワークを通しての気づきでは
・最初に進め方と時間配分を決め、合意形成をとるべきだった。 限られた時間で、仕切っていくこと。 ファシリテータとタイムキーパーの連携の必要性。
・他のグループで使った?時間軸?等を基にしたまとめ
・不完全な個人が複数集まって、それぞれ出し合うと補完しあって最終的には欠けたる所のない満たされたものができるということがわかった。
また、こんな嬉しいコメントがありました。
・ファシリテーションを知っている人と知らない人(初心者)の考え方の違いに気づきました。 だんだんファシリテーションが分かってきました。
などがありました。
<<このビデオについて>>
初心者を中心に多くの方からこのビデオは良かったとの感想がありました。
・2回目の参加でしたが、ビデオが初心者としてはすごくわかりやすいものでした。 会議の進め方をビデオでも確認できました。 自分の目的を再確認できました。
・こんなビデオがあったとは!! このビデオ頂き!!
・ビデオを使うのはいいですね。 わかりやすい。
・ビデオから感じるものが多く、今後に役立ちそうだった。 Ex.) 提供す
る相手のニーズ、レベルに合う物
また、ビデオとワークを組み合わせたのが効果的だったのではないかと思っています。
・ビデオ鑑賞を最初に一気に見せず、区切って途中にワークを入れたのは良かったと感じました。
一方、経験者は会議の進め方の細かい所を見ていて、多くのツッコミがありました。
・実際どう使えるかという事ではビデオはわかりにくかった。
・人の発言に対するビデオのような無理矢理の制止の仕方はないだろう。
・上司や人事に購入を勧めようと思っていましたが、ビデオを見て迷ってしまいました。(対面のティーチングで教えられそうな内容が多い。)
・共感できない所がある。
このビデオは見せる対象と見せ方をよく考えて使った方がいいかもしれませんね。
<<定例会に対する要望として>>
・もうちょっと“エンターテーメント性”があれば嬉しいです。
・ワーク中心なのですね。 実際の成功事例や失敗事例についてシェアできたら良いと思います。
・たまには「イヤ」なワークも必要かなと思います。
などがありました。
九州支部では事例報告の時間を取っていますので、参加者の皆さんから簡単で良いのでご報告があれば嬉しいです。
<<最後に>>
今回初めてファシリテーションのビデオを利用した定例会でしたが、初心者を中心に良かったとの意見が多数あり、やってよかったと担当一同嬉しく思いました。
私はオリエンテーション担当でしたが、アンケートに最初のグループ分けがスムースで良かったとのお言葉があり、非常に嬉しく思いました。
先月から始めたプチ泡の会は大変好評です。 これからも継続していく予定ですので、皆さんお楽しみに!
最後に、定例会が盛会であったのは、ひとえに参加者のみなさんの積極的な参加のおかげです。 本当にありがとうございました。m(__)m
担当:吉田 尚人