第27回:2006年6月3日 Fで一番大切なもの九州支部

《6月定例会議事録》
■ 日時: 2006年6月3日(土)13:00〜17:30
■ 場所: オクターブビル 5F会議室
■ 参加者: 29名 (新入会員 1名、見学 3名)
■ 担当: 高見・杉山
■ テーマ: 『Fで一番大切なもの』

■ 目 標:
 ファシリテーションにおいて一番重要なことは何であるか?
スキルだけではなく、マインドを最大限に意識しながら、
ファシリテーションにおいて最も大切だと思われるものを
ワークを通し探り出す。


■全体の流れ
 13:00【オリエンテーション】(担当:吉田さん)
    ・担当者の紹介
    ・初回参加者および新規入会者紹介
    ・総会報告(田坂さん)
    
 13:15【導入】(担当:高見)
    ・テーマ解説
    ・アイスブレイク
    ・グループ分け
13:40【グループワーク?】
    ・ミニミニディスカッション(担当:高見)
     〜Fの魅力!そして威力〜
14:05【小休止】     
   
14:15(再開〜グループワーク?の続き〜)   
    ・Fの効果を最大限に引き出す
          ファシリテーターとメンバー像(担当:杉山)
     
15:10 ・発表(グループ間シェア) (担当:杉山)

15:40【休 憩】 

15:50【グループワーク?】 (担当:高見)
    〜核心に触れよう!Fで一番大切なもの〜
     ・ワーク?で抽出された要素をもとに絞込みを行う
16:50 ・発表 (杉山)

17:30【プチ泡の会】


■概 要
【オリエンテーション】
●担当者の紹介
●初回参加者および新規入会者紹介
 今回より会員となった方、初オブザーブの方のご紹介とコメント
●総会報告(田坂さん)
●活用事例報告
    

【導入】
●テーマ解説
スキルだけではなく、マインドを意識しながら、ファシリテーションにおいて
もっとも重要なことをグループワークを通じ、認識する。

●アイスブレイク〜じゃんけん自己紹介〜
 ?ペアをつくる
 ?じゃんけんをする
 ?ひとこと自己紹介(勝ったほうから、”私はこんな人”と簡潔に紹介)
 ?自己紹介から受けたお互いのイメージを色に表す
 (1ペア約1分づつで実施。)

●グループ分け
それぞれのペアから告げられた色でグループ分けを行う。
寒色・暖色・無彩色・その他で4グループに分け、その後、
参加回数の偏りに応じて、若干名をトレードする。

【グループワーク?】
?ミニミニディスカッション
〜Fの魅力、そして威力〜
初回参加者の方々にファシリテーションのイメージを掴んで
いただくために、簡単なフリーディスカッションを実施。ファシリテーションの
活用例や効果について経験を交え、グループごとに自由に語る。

?Fの効果を最大限に引き出すファシリテーターとメンバー像
●グループワーク
どのような要素があれば、ファシリテーションの効果を最大限に
引き出すことができるのか?理想的なファシリテーターと
メンバーのイメージを各グループ毎に明確化する。

●発表
それぞれのグループでの見解を模造紙にまとめ、共有化する。


【グループワーク?】 
核心に触れてみよう!Fで一番大切なもの
●グループワーク
グループワーク?で膨らませた、Fの効果を最大限に引き出す、ファシリテーターと
メンバー像のイメージをベースに、ファシリテーションにおいて重要と思われる
要素を抽出(ただし10項目以内)

●発表
それぞれのグループでの見解を模造紙にまとめ、共有化する。

【プチ泡の会】
●泡と軽食で参加者同士の交流を深める。


◇全体レビュー(成果・特記事項)◇
日ごろは、どうしても”スキル”の習得に傾きがちな定例会で、
”マインド”にも意識を向けるというチャレンジをしました。
とらえどころが難しいテーマであるという点と、ファシリテーターが
2名とも定例会ファシリテーターデビューで、手探り状態である・・・
というこの2点から、参加者の方には多々”悩ませる”状態が
ありましたが、最終的にそれぞれの視点から、ファシリテーションにおいて、
一番重要なものを、おぼろげながら探り出していただけたのではないでしょうか?

以下、ワークやアンケート結果からの気づき
●ワークからの気づき
・「マインド」のとらえ方にみなさん苦労されており、もう少しこのことについての共有化を図る時間があれば各班でのワークがスムーズに進んだかもしれません。
 (ただ、定例会は「実験の場」であるなら、スムーズに進まないのもアリかとも思いました)
・各班ともそれぞれのプロセスで「産みの苦しみ」の場面があり、ファシリテーターとしてフォローの必要性を感じたものの、メンバーを信じ、各班に任せました。その結果、予定時間を超過しましたが、それぞれの班で全く異なったプロセスを経て「Fにとって一番大切なもの」がまとめられていたと思います。


●アンケートからの気づき
・ワークにあたってファシリテーターからは丸投げのような提示の方法が混乱を招いたものの、各班・各自で気づきがあったようです。ただし、定例会のような場だからこのようなファシリテーションで結果が導き出されたとも思うので、メンバーによってはもっと工夫が必要とも感じました。

 
<<最後に>>
つたないファシリテーターデビューにお付き合いくださり、参加者の皆様方
誠に有難うございました。ファシリテーターを務め、一層、ファシリテーションの
奥深さを体感し、更なる課題が舞い降りてきました(笑)定例会参加やその他
の場での実践を通じ、それらの課題の”謎解き”に精進したいと思います。
本当に有難うございました。(高見)

「超初心者」の私がファシリテーターを務めることが出来たのも、参加者の皆様のおかげであり、そこから「Fで一番大切なもの」は「メンバー」であるとの結論が私のなかで導き出されました。また、自分のファシリテーターとしてのスキルのなさを実感させられた定例会でしたが、「Fで一番大切なもの」がメンバーなら、「ファシリテーティブなメンバー」(「ファシリテーティー」でしたでしょうか?)から始め、「杉山スタイル」のファシリテーターを確立していけばいいんじゃないか、と思うに至りました。
たった4回の定例会参加でファシリテーターデビューは無謀な挑戦でしたが(笑)、とても大きな学びを得ることが出来ました。広い心で受け入れて下さった参加者の皆様、本当にありがとうございました。(杉山)