第51回:2008年7月5日〜6日(合宿) 現場に向かって、よーいドン!九州支部

☆☆ FAJ九州支部恒例・第4回夏合宿 ☆☆
テーマ:『現場に向かって、よーいドン!』
〜あなたはその人の心をじわ〜っとひらくことができますか〜


◆担 当:加留部さん
◆日 時
  1日目 2008年7月5日(土) 13:00〜17:00
       17:00よりプチ泡
       19:00より本泡
  2日目 2008年7月6日(日)  9:00〜12:00
       12:30よりオプショナルタイム
◆参加人数 42名
◆会 場
  【1日目】13:00〜18:00
  ■現場(旅先)会場:
    九州大学六本松キャンパス
     福岡市中央区六本松四丁目2番1号 
     http://www.kyushu-u.ac.jp/access/index.php#04
     (マップ中の「六本松地区」が六本松キャンパスです。)    
  【1日目】19:00〜宿泊 【2日目】 9:00〜12:00
  ■ホーム会場:
    福岡大学セミナーハウス
     福岡市中央区六本松三丁目4番20号 
     http://www.adm.fukuoka-u.ac.jp/fu811/home1/seminar/index.html
◆プログラム
7月5日(土)       
 13:00〜14:30  心の準備体操〜アイスブレイク  
 14:30〜17:00  現場でのストレッチタイム(ワールド・カフェ)
              九州大学でのクロス・ディスカッションに参加
 17:00〜18:00  交流会・ポスターセッション(プチ泡)
 18:00〜19:00  福大セミナーハウスへ移動・チェックイン  
 19:00〜       クールダウン懇親会(本泡の会)
7月6日(日)
 9:00〜12:00   ゆったり振り返り&自己診断
 12:30〜       ゆる〜いオプショナルタイム
【内容解説】
 FAJの2008年度のテーマは「現場をつくろう」です。
 「現場って大変!」「でも、現場って何?」「では、現場をつくってみよう!」と言
ってもなかなか実現できないのも現実。
 そこで、今回の合宿では現場に実際に乗り込んでみて、そこで体感したことを通じて
たっぷりとゆったりと議論し、自分自身の「現場力」への振り返りを行うことが目的で
した。
 今回の舞台は九州大学キャンパス。
 今年度末には移転のために閉鎖される九州大学六本松キャンパスにて実際に行われる
クロス・ディスカッションに参加し、「ワールド・カフェ」を敢行しました。専門家や
学生が集う現場で何が織りなされるのかを体感しつつ、自身の力を少しストレッチして
みて、現場とのギャップやミスマッチを大いに楽しんでみました。


【1日目:7月5日(土)】
・合宿全体の流れ説明、九州支部2008年度運営委員会紹介(平山さん)
 2日間の流れ、新しくなった九州支部2008年度運営委員会の説明、簡単な自己紹介。
  皆の緊張をほぐすような感じでした。新しい役員の方の一言をいただきました。
・全国フォーラムのふりかえり
 簡単なふりかえり、うまくいった話などを聞きました。
・九大のクロスディスカッションの説明(加留部さん)
 「ゆるーくやります!」 フォーラムで皆疲れています、
 今回の定例会はゆるーくやりましょうという感じでいい雰囲気になりました。
 今回のプログラムはいつもと違って、九大USIとJST(科学技術振興機構)との
 連携をしていること。そういった状況を楽しもう。
 定例会参加者は一般人として、Facilitatorとして、いずれも選ぶことができます。
 など、現場に向けての気持ちの話を聞きました。
・九大のクロスディスカッション開始まで、雑談20分程度
 ゆるーくやるので何を話せとかも決めません。リアル雑談してください。
 と雑談時間が設けられました。
・会場へ移動
・九大の食堂で開催
 表題は『つどう・かたる・つなぐ』〜科学と社会の新しい関係づくり〜
 一般にはサイエンスカフェとして公開されていました。
 クロスディスカッションの主旨は大学関係の科学者・研究者50名と一般参加者50名
 (うち40名はFAJ定例会の参加者)が一堂に会して、科学と社会の「いま」を語り
 あおうというもの。
・設営
・机と椅子を移動して約15の島を作った。1島で5〜6人。大きな紙とマジックを用意。
・ワールドカフェス スタート
 発問『なぜ、科学者は浮世離れしているといわれるのか?』
 司会者(加留部さん)の説明から始まり、各島に、バランスよく科学者と一般人を
 配置。宿主を一人決めて、話し合いスタート!
・席替え2回
 20分でシャッフル、宿主は残り、他の人は他の島へと渡っていく。渡った先で、
 前の島で話したことを、そこの皆に紹介する。宿主の人は話したことを新しい人に
 紹介し、新しい人の話を聞く。
・新しいメンバーで再度話し合い(20分)、そこでまた新しい意見や気付きの発見
 をした。20分後元の島に戻り、別の島で話したことを共有しました。
・新たに20分の枠を設けて、話しあい。
・もとの島に戻る
 付箋が配られ、今思っていることを漢字一文字で表す。それを島内でシェアしました。
・まとめ
 加留部さんがまとめを行い。ワールドカフェの終了。
 JSTの方、小田垣先生が軽くまとめを話しました。
・プチ泡
 机を並び替えてのプチ泡。科学者と一般人が触れ合う。
 科学者側は一般人が仲が良いので不思議に思ったよう(FAJのこと)、
 一時間くらい楽しい一時を過ごしました。
・最後は博多手一本で締め
・移動to福大セミナーハウス
 簡単な片づけをして、FAJのメンバーはセミナーハウスへ移動。
 徒歩、バス、原付と様々。各自無事に付いた後セミナールームへ。
・本泡開始
 夕飯+飲み+雑談=泡会
 平山さんの挨拶の後、乾杯。皆さんワールドカフェの感想や日常のことで話に
 華を咲かす。気が付けばいくつかの島が出来ており、各々真剣に話し合う島、
 笑い声の聞こえる島など色々。制限時間ぎりぎりまで楽しんだ後、片付け。
・風呂+飲み
 泡会がまだまだ続くことを予感しつつ風呂へ、風呂でも熱い話が続く。
 今回のテーマの良し悪しetc。 風呂も早々に引き上げ311号室で泡泡会。
 たくさん話しすぎてすべては思えていないが、落ちない話しや、マッコウクジラの話
 もちろんファシリテーションについても多くのことを話し、皆さん楽しい様子でした
 (解散は3時)


【2日目:7月6日(日)】
・朝食
 眠い目を擦りつつ朝食へ、洋食を頼み忘れた人多数。昨日とは打って変わって静かな
 皆さん。朝食後は部屋の片付け、身支度をしてセミナールームへ。
・ふりかえり
 各自ふりかえりたいテーマを書き出す
 似たテーマごとに島を作って分かれた。(その他の島もあり) 
 大きな紙を使ってふりかえりをしていく。
・他チームの確認
・しばらくした後、他の島のふりかえりを見学。
 いろいろと質問したりして、意見を交換する。
・続いて加留部さんが、今回の振り返りとして4つのテーマを掲げる。
 1.誰にとって、誰が主体の『現場』なのか? 九大?JST?FAJ?
 2.存在する『意図』をどう整理するのか?
 3.そこで私達はどのように『振舞う』のか?
 4.『定例会』ってどうよ?
・上記4つのテーマで話合い。皆さん様々なことを思っていた様子。
 いろんな意見がでました。
・チェックアウト
 最後に参加者全員で輪になって感想を述べる。色んな人の色んな意見が聞けた。
・片付け
 セミナールームをきれいに。
・解散

◆全体の感想 マッコウ鈴木
今回、初めて定例会に参加させていただいて非常に多くの経験をさせていただきました。
初めてのワールドカフェ、こんな変わった話合いが出来るとは想像もしませんでした。
ファシリテーションとは何ぞや?と思い、飛び込んだFAJでしたが、まるっきりイメー
ジと違いました。
『スキルは本で学べる、ここではマインドを学びなさい』 そういったことを教わり、
衝撃でした。FAJの人達はとんでもなく個性的な方々ばかりで良い刺激になりました。
そういった中から何を学ぶかは自分次第なんだなと自分なりに納得をしました。そして
まだまだ学ぶことは多くあると痛感しました。
本当にありがとうございました。