2019年7月6日(土)13:00~17:00
リファレンス駅東ビル V-2会議室
「システム思考」がなぜ有用か? ~小さく始めて、大きく変えるコツ~
野口 和裕(FAJ会員)
30名
7名
野口 和裕、柿原 寿人、河野 梢子
2019年7月19日
「システム思考」という難しいテーマでしたが、とても丁寧で分かりやすいプログラムでした。
1. 導入(30分)
「システム思考とは」についての説明
2. 因果関係を考える(40分)
演習1:「成長感」の因果関係を個人で考え、グループ(4人)で共有した
3. 因果ループ図作成
演習2:テーマ「大人の成長」の全体像を因果ループ図グループでつくった。演習は以下の3つのパートで行った。
・対話タイム(20分)
・作成タイム(50分)
・振り返り(10分)
4.振り返り(20分)
プロセスの振り返り(定例会内容・ファシリテーターへのフィードバック)を全体で行った。
・体験的に学ぶことができたので、システム思考が理解しやすかったし、活用場面もかなりありそうだと感じました。
・今後自分で身の回りで起きたことをループ図にしてみる。
・ループ図が傾聴に使えるという発見があったのが非常に良かった
・チームの納得度を得るためにMTG等で実践してみたいです。
・システム思考は難しいですが、ワークで解りにくいことはありませんでした。
・カズさんが奥さんを事例で話されて硬い感じがなくなった。
・実際に自分で因果ループ図を作ると「変数」にすること矢印でつないでいくところが難しかったです。
・どのような問題がシステム思考に向いているのかも詳しく知りたかったです。
・ファシリテーションとシステム思考がどうつながるのかが少しわかりにくかったです。
・テーマ(成長感)が漠然としていて、ワークに深みがでなかった。
参加者に共通のテーマとして、成長感をとりあげたが、言葉の定義に違いがあり、因果ループ図作成のときに、そのあたりの前提の共有不足がでてきてしまった。次回からは前提の共有に時間をとりたいと感じた。
参加者からのフィードバックにもあったが、ファシリテーションとシステム思考の関連性がつながらない人もいたのが、次回の課題です。
今回は待ちに待った「システム思考」九州上陸!でした。参加者もとても多く、福岡県外からも多くの方が来られました。それだけ「システム思考」への関心が高いものだと感じました。定例会後のアンケートでも参加者の満足度は高く、今回の場が持てたことをとてもうれしく思います。
難しい課題への取り組みでしたが、カズさんのご家族の話で場が和んだように感じました。また、カズさんが話をするのが苦手というのには驚きましたが、そのような方が前に立っているというのは参加者の学びに可能性を感じさせるし、安心感を与えるように感じました。
無茶振りも楽しませていただきました。みなさま、ありがとうございました。