2019年10月5日(土)13:00~17:00
福岡市NPO・ボランティア交流センター あすみん セミナールーム
ファシリテーションで審美眼を磨く!? ~絵を見れば2030年の世界が見えてくる~
福嶋 崇(FAJ会員)
24名
14名
箱崎 博信
2019年10月29日
ファシリテーションが絵画の「鑑賞」という行為にどう影響を与えているのかを対話を深めながら実践していきました。本プログラムは、昨年11月に大分で開催されたFAJ九州支部イベント分科会2の内容を一部アレンジして実施しました。また今回の開催には、国連ハビタット福岡本部さまのご協力をいただきました。
1.アイスブレイク(5分)
初対面の人と笑顔で挨拶
2.絵画の鑑賞とグループ分け(20分)
①インストラクション
②絵画鑑賞
③気になった絵画ごとにグループに分かれる
3.絵画鑑賞による対話Ⅰ(70分)
①インストラクション
「事実・経験」「感想・感情」「思考・考察」の3つのステップで対話を進めることを説明した。
②対話のデモンストレーション
5名の参加者により3つのステップによる対話を実演してもらい、その様子を他の参加者
がフィッシュボールの要領で見ることで進め方を確認した。
③各グループでの対話
各グループに戻り、「事実・経験」「感想・感情」「思考・考察」の3つのステップで対話を実施した。
4.絵画鑑賞による対話Ⅱ(60分)
①インストラクション
絵画およびSDGsについての説明をした。
②各グループでの対話
OSTを応用し、対話するグループを自由に変えながら進めた。
5.振り返り(40分)
①インストラクション
②グループ分け
③振り返りと共有
・事実→感想→考察の3段階を絵画を通してやると非常にわかりやすかった。
・「まぜるなキケン!」は他にも使えそう。
・今後の教育活動に幅広く生かしたい。
・1枚の絵画で1つのゴールでなく色んなゴールが描かれていると感じ、SDGsのゴールとつながっていると感じた。
・「感想」「考察」は分けるのが難しい。
・SDGsで浮き上がる話題をどのように解決していくのか、悶々としたまま終わった。
・ファシリテーターの方、話術がすばらしくたのしかったです。
・対話型鑑賞教育法によるSDGsの理解促進を図る企画でした。ファシリテーションへの理解が深くまた経験も豊富な参加者が多かったのか、きわめて円滑に各ファンクションが進んでいきました。さすがFAJの定例会です。
・フィッシュボールでのデモンストレーションへの参加者を募ったところすぐに志願していただけたのは、きっと日ごろの定例会から雰囲気がよいおかげだと思いました。助かりました。
・対話型鑑賞教育法に関心が高い参加者にとって満足度の高い企画になったようで安堵しています。一方で、SDGsの知識を高めることに重きをおいていた参加者には、もしかすると、切り口が大きすぎ、知識提供もほとんどなかったこともあり、不満が残ったかもしれません。これは反省点です。
・担当者の河のっちとハコさんの献身的なサポートにより、準備をつつがなく進めることができました。ありがとうございました。
・今回のプログラム実施にあたっては、国連ハビタット福岡本部様より昨年の九州支部イベントにひきつづき絵画をお借りして実施することができました。感謝を込めて付記しておきます。
【担当者振り返り】
・今年度最多の参加者となりました。また、お試し参加の方も9名といつもよりも人数の多い定例会となりました。絵画やSDGSなどに興味を持っていただけたのではないのかと思います。また、メインファシリテーターをしていただいた福ちゃんには多忙な中、大分から来ていただき、楽しい雰囲気でワークを進めていただきました。アンケート結果は「非常に満足」18名、「まあ満足」15名(アンケート回収33名)となり、参加者の満足度も高い定例会となりました。