第186回: 2020年1月11日 (土) 九州支部1月定例会 テーマ1『絵本「もりのなか」からファシリテーターとして大切なことを発見しよう』九州支部

2020年1月 定例会レポート

日時

2020年1月11日(土)13:00~17:00

会場

ももちパレス(福岡県立ももち文化センター)

テーマ

絵本「もりのなか」からファシリテーターとして大切なことを発見しよう

ファシリテーター

藤井剛志(FAJ会員)

企画チーム

藤井剛志(FAJ会員)、繁田絹子(FAJ会員)、野鶴智美(FAJ会員)、加藤圭示(FAJ会員)

参加者数(会員)

20名

参加者数(一般)

7名

報告作成者

藤井剛志

報告日

2020年3月11日

テーマ詳細

プログラム概要 

1.オープニング(15分)
話題担当者自己紹介と「こんな方にお勧め」に対して挙手してもらい確認を行う。

2.アイスブレイク(10分)
各人「小中学生の書いた新聞投書を貼ったカード」を一枚選択し、グループで感想を話してもらう。

3.絵本鑑賞①(15分)
参加者に目を瞑って頂き、絵本を話題提供者が朗読する。二人一組で「感想」を話してもらう。

4.絵本鑑賞②(55分)
絵本全体を「せりふ」に着目し対話しながら鑑賞してもらう。(模造紙に表現)

5.休憩(10分)
他のグループの模造紙を自由に見て回ってもらう。

6.絵本鑑賞③(55分)
特定の登場人物(動物)の気持ちになって深耕していく。(模造紙に表現)

7.共有(12分)

8.振り返り(43分)
参加者全員に「事実、きづき、これから」の3点スピーチをしてもらう。

参加者コメント

・ぼく、うさぎとなって冒険して帰ってくる。皆が感じてくれた。
・他人の視点を借りるグループワークができた。
・絵本を使う右脳を使って楽しかった。
・プログラムに拘り過ぎ、窮屈だった。
・絵本をファシリテーションに使える。
・絵本でやるのは難しいな。
・視覚優位で音が入ってこない。対策が必要かな。
・どうしたらいいかわからない時間があった。誰がファシリテーターなのか決める必要がある。
・意見を出してもらいたいけど、出せないという体験ができてよかった。
・小説も読もうと思う。

ファシリテーターふりかえり

・私自身初のワークショップMFで無事終えることができて何よりでした。ほっとしています。
・5グループあって、全てのグループに特徴がありました。黙々と個人作業を進めるグループ、対話で盛り上がり進行が遅いグループ、ファシリテーター不在で止まった時間のあったグループ等ありました。MFとして夫々に応じた「介入のスキル」が必要なのですが、対応が難しかったです。
・企画ミーティングだけでなく、九州支部運営委員会でも多数のご意見を頂き、形にすることが出来て感謝しています。
・「一回やってから本当のプログラムデザイン」という言葉もありますので、いつかどこかで今回の学びを活かして、二回目を実施したいと考えています。

企画チームふりかえり

・振り返りで参加者の皆様の「事実、きづき、これから」の発表から、私の気づいていない新たな「きづき」を、「これから」に今日の定例会がきっかけになったことを教えて頂き、とても嬉しかったです。
・絵本からファシリテーターとして大切な事を考えるワークができてよかったです。
・参加者には部屋に入った瞬間から絵本の世界に入るイメージで「場づくり」をしたかったのですが、会場の下見などを行う必要がありました。
・突発的なこともおこりましたがチームで対応できました。
・振り返りは貴重な時間でした。
・今回のワークは、企画チームの4人で何回も議論を重ねて準備をしました。「3時間(振り返りの時間を除く)という限られた時間で絵本を深く味わってもらうためには、どうしたらよいか」が議論の最大のポイントでした。その際に、「参加者が自由に考えられること」と、「話し合いの効率をあげるために論点を絞ること」とのバランスが難しかったです。今回の定例会での状況を踏まえて、今後もバランスについて考え続けたいと思います。