第73回:2010年5月8日テーマ2 『構造化を鍛えよう! FAJのビジョンを構造化する』九州支部

■開催日:平成22年5月8日(土)
■会場:サンライフ第3ビル5階貸会議室
■講師・ファシリテーター:平山 猛さん、田坂逸朗さん
■企画運営担当:田坂逸朗さん

■テーマ:構造化を鍛えよう! 〜FAJのビジョンを構造化する〜

■テーマ詳細:
2008年全国の支部サロンを縦断したビジョンキャラバン隊が各会場で紡いだことばを要約統合し、2012年までの中期ビジョンとして、現在協会のリーフレットにも記載されているビジョンが策定された。このビジョンづくりの過程を追体験しながら、「構造化」を極めることにトライする。要約、チャンク、マトリックス、構造の見つけ方を見つける、脳の腕力のワークショップ

 ■プログラム内容:
"13:30 テーマ1/テーマ2に分かれて定例会
? オリエンテーション〜趣旨の説明

? アイスブレイク1
・(自己評価)「構造化」に対する理解の自覚度(五段階自己評価)を指折り挙手で示し、自己評価が同じもので集合。思いを共有。
・(グループ分け)集合内で番号1〜5の番号を振り、番号ごとに集まり分けてもらうことでグループ分けとし、グループ内でかんたんな自己紹介を行った。

? 短いレクチャー
・4つのスキルの中の構造化〜空中戦を地上戦に
・中期ビジョン2012策定の経緯

? ワーク1(読み上げの書き取り)
・ビジョン第1文をゆっくり読み上げる。その短い分を書き取る演習。
・グループ内で、書いた感想、書き上がったもの、留意した点などを交換、共有。
・全体で、気づいたこと、思ったことを共有した。いくつかの観点が示された。箇条書きでもその重要単語に丸をつければよい。最初に構造っぽく書こうとしないで、ポイントを書いて途中で構造を見つける。要約し解釈を加える。

? ワーク2(スピーチの書き取り)
・ビジョン第2文をていねいに話者が説明する。そのスピーチを書き取る演習。
・グループ内で、書いた感想、書き上がったもの、留意した点などを交換、共有。
・全体で、気づいたこと、思ったことを共有した。着目するのは、例示かどうか、強調したかどうか、話は移り変わったか、並列や因果などの関係性、など。主語/述語を補ってみる、や、英訳してみる、などもあった。

? ワーク3(対話の書き取り)
・参加者でもあるおふたり、加留部貴行さんと徳田太郎さんに、ビジョンキャラバン策定の経緯と思い、ここまでのワークの感想をうかがった。
・ビジョン第3文についてふたりの話者が対話する。そのやりとりを書き取る演習。
・グループ内で、書いた感想、書き上がったもの、留意した点などを交換、共有。
・全体で、気づいたこと、思ったことを共有した。構造化はそのあとの使い方を考えることが重要、など。

? ワーク4(ディスカッションの書き取り)
・ビジョン第4文についてふたりの話者がディスカッションする。そのやりとりを書き取る演習。
・グループ内で、書いた感想、書き上がったもの、留意した点などを交換、共有。
・全体で、気づいたこと、思ったことを共有した。表情や声のトーンなどから立場や意見の揺れを感じ取ることも重要、など。

? テーマのふりかえり
・中期ビジョン2012について感じたこと、考えたことを発言しあった。「当事者」ということばが印象的だった、など。
・「構造化」について気づいたこと、わかったことなどを発言しあった。ファシリテーターは自分が理解するだけでなく、場が理解したことを表現することが重要。その表現が構造化である。場はどこに焦点を当てながら聞くべきか、を明示するものが構造化。話しあいの経緯など記録を(単純な議事録より)わかりやすく残すためのものが構造化。見える化とは、そこにいない人にも見える化、である。場数を踏むことが重要。