第88回:2011年8月6日 市民ビジョン・カフェ〜テーマ別25年後の福岡市九州支部

 開催日

2011年8月6日(土)

会場

チクモクビル5階大ホール(福岡市中央区天神3丁目10−27)

ファシリテーター

佐藤 衛さん、峰 雅紀さん、辻 桂子さん、小長光 信さん、すぎやまあきこさん(すべて会員)

企画担当

田坂逸朗さん、池田祐輔さん(会員)

参加者数

29名

一般・見学者数

9名

プログラム

テーマ4つが並ぶカフェストリート

ビジョン・カフェオリジナルのテーマ「25年後に福岡がすばらしいまちになっているとしたら、そこでは何が実現しているでしょうか?」を4人のカフェホストがそれぞれにアレンジし、趣向をこらし、カフェに名前をつけ、招待状を発行した。

[mamoこと佐藤 衛さんのカフェ]

【"Wishes from the Heart" Café】
○あなたの心のそこからの願いはなんですか? 心の底から願う本当に住みたい町とは?

[峰 雅紀さんのカフェ]

【"Asian Business & Happiness" Café】
○25年後に福岡がアジアにおけるすばらしいまちになっているとしたら、そこではどんなビジネスが実現しているでしょう

[辻さんのカフェ]

【Café 風の民】
○25年後の福岡市・他所者ビジョン

[小長光 信さんのカフェ]

【「隣人のよしみ」カフェ】
○福岡都市圏が「地元」ではない方々だからこそ語り合える「隣人として素敵な25年後の福岡市」とは?

13:05

◆オリエンテーション(20分)

13:25

◆カフェの紹介とカフェ選びタイム(20分)

13:45

◆同時ビジョン・カフェ(160分)

【"Wishes from the Heart" Café】

「楽しかったね」だけで終わらない行動に結びつくワークショップを目指し、トーキングアイテムや瞑想や車座になっての話しあいを取り入れ、深い対話ができるよう工夫した。特にハーベストセッションに力を入れ、カフェ参加者がインタラクションを行えるようファシリテーションを行った。

【"Asian Business & Happiness" Café】

冒頭でブレーンストーミング(ゴードンメソッド)を行った。仕事と幸せのための発想を広げるワールド・カフェを目指し、できるだけ広範囲に発言の量を増やし、何かに気づくきっかけの多いプログラムを目指した。

【Café 風の民】

冒頭で「対話ってなんだろう」という体感ワークと対話を行った。また少人数であることを活かして、ハーベストで全員対話を行った。カフェホストが積極的にテーブルに着きながら、問いをそのテーブルごとに合わせて段階的に投げ込んでいった。

【「隣人のよしみ」カフェ】

冒頭のアイスブレイクは「博多弁講座」。そのあと、初心者が多かったこともあり(非会員が集中したこともあり)、しっかりと「ワールド・カフェとは」というレクチャーを行ってから、ワールド・カフェのパートにはいった。

16:15

◆カフェ終了と、休憩(全体ネットワーキング)(15分)

カフェを終了させ、またストリートを歩く長めの休憩を取った。お互いのカフェのようすを尋ね合うゆるやかな時間となった。

16:30

◆全体セッション

  • 全体セッションのためのオリエンテーション(10分)
  • ペアによるシェア(10分)
  • グループでの共創(20分)
  • 発表(10分)
  • グループごとに、「共創的ビジョンフレーズ」を発表した。
  • 沈黙の時間とふりかえり(10分)
  • 沈黙の時間を過ごしたあと、定例会全体をふりかえっての感想でしめくくった。

17:30 終了

感想

  • いい空気感が流れていた。今までのビジョン・カフェより「深める」ということにチャレンジできてよかった。
  • 「自分たちはこういうことがやりたいんだ」ということに気づけた、実りの多いワールド・カフェだった。
  • 全体会は人の発言が活発で、エネルギーの柱が立っているようだった。いい場ほど、予定どおりに進めることがむずかしい。
  • 自分ではぜんぜん想像もつかないような感じ方とか考え方をシェアさせていただいてすごく学びになった。
  • 運営する側は、コンテントとして最後に出てきたものをどう感じているのか、にとても興味がある。ほかの方がこの4時間をどう感じられたかにも関心がある。
  • カフェで出すことができた「幸せを感じるシーン」200、「すばらしいまちとは?」のアイディア150、これが、つぶさに見ていくべきビジョンのタネで、きっと福岡市のビジョンとは、こういうタネの集大成として濃密なものがつまったものになるんだろうなあ、と思った。